「虎ノ門ヒルズ」第4のタワー開業セレモニー 小池都知事「世界から選ばれる東京の象徴に」

 10月6日に一般開業する大型複合施設「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー オープニングセレモニー」が3日、同タワー46~47階の「TOKYO NODE HALL」にて行われた。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー オープニングセレモニー」に登壇した東京都の小池百合子都知事

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は森タワー、ビジネスタワー、レジデンシャルタワーに続く「虎ノ門ヒルズ」第4のタワー。環状2号線や虎ノ門ヒルズ駅などの交通インフラと合わせて整備された「虎ノ門ヒルズ」は、「ステーションタワー」の開業で国際新都心「グローバルビジネスセンター」として新たなスタートを切る。

 森ビル株式会社の辻󠄀慎吾社長は「2014年の虎ノ門ヒルズ 森タワーの開業式典で “ここから皆様と共に国際新都心づくりの大きなうねりを生み出していきたい” とお話しさせていただいた。それからわずか9年でビジネスタワー、レジデンシャルタワー、ステーションタワーができ、虎ノ門ヒルズ駅が誕生した。いずれも2013年に創設された国家戦略特区に指定いただいたことで非常に短い時間で実現させることができた」とこれまでの歩みを振り返った。

 さらに「この虎ノ門ヒルズは2つの未来の意味で東京の未来を開くものだと考えている」という辻󠄀社長はその理由を「都市再生の未来と東京の国際競争力強化」としたうえで

「森タワーでは東京都との再開発事業で道路と建物の一体整備に挑戦し、未完だった環状2号線を開通させ、羽田空港から虎ノ門まで車で20分弱でアクセスできるようになった。ステーションタワーではURや東京メトロなどと共に駅と街の一体開発に取り組み、これまで日本にはなかった広大な駅前公園を備えた虎ノ門ヒルズ駅を実現した。

 また、虎ノ門ヒルズは国際新都心『グローバルビジネスセンター』をコンセプトに、国際水準のオフィスやスタートアップ拠点、カンファレンス、情報発信拠点『TOKYO NODE』のほか、住宅や2つのホテル、文化施設、商業施設、緑地など多彩な機能をコンパクトに複合させることでさまざまなものがシームレスにつながっていく」などとアピールした。

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