山下実優が4度目のプリプリ王座戴冠に意欲「瑞希が持ってるベルトだからこそ挑戦したい」【東京女子プロレス】

 東京女子プロレスの“エース”山下実優が4度目のプリンセス・オブ・プリンセス王座戴冠を目指す。真夏のシングル最強決定トーナメント「第10回東京プリンセスカップ」で初制覇を果たした山下はビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS IV」(10月9日、東京たま未来メッセ=八王子市)で、プリプリ王者の瑞希に挑戦する。決戦を控えた山下に現在の胸中を聞いた。

4度目のプリプリ王座戴冠を目指す山下実優

 3・18有明コロシアムで瑞希選手がチャンピオンになって、その防衛ロードを見て挑戦したいと思ったんですか?
「いえ。瑞希が有明で獲った瞬間から挑戦したいというのはずっとありました。ただ獲った時点では、瑞希の前に立つ資格がないなって思って。トーナメントとかで挑戦権を獲って、瑞希の前に立つべきだと思いました。タイミングが大事だとは思ってました」

 その直後の3月下旬から3カ月間、海外を拠点に活動されましたが、その気持ちは変わらなかったですか?
「変わらずですね。米国からも配信で東京女子の試合を見てましたし、逆に気持ちが高まったくらいで。やっぱり瑞希のチャンピオン姿は面白いなと。瑞希にしか見せられないものがすごいなと思いました」

 帰国されて、ほどなくしてトーナメントが始まりました。抽選の結果、瑞希選手と1回戦で戦うことになったときはどう思いましたか?
「ビックリしました。まさか1回戦で当たるとは思わなかったけど、それはそれで、このタイミングで戦うのも運命かなって」

 1回戦で戦ってみて、過去の瑞希選手との変化は感じましたか?
「ベルトを持ってるからこその責任感とか、そういうところで強くなってる部分があった。テクニック的な強さは分かってるんで。ベルトを持ったからこそ、もっと頑張らなきゃいけないというところの責任感が試合を通じて感じて。瑞希のなかで、自分が思い描いてるチャンピオン像になれてるんだろうなって思いましたね」

 トーナメントで優勝して、想像していたような気持ちになりましたか?
「達成感がすごいなって。空手をやっていた小さい頃から、トーナメントはやってきたんですが、トーナメントって1回1回積み重ねて、勝たないと優勝に行きつかない。だから達成感がすごい。ベルトを獲ったり、防衛したりしたときとは違う達成感がありました。一山、一山超えて、いっぱい山を越えた上で優勝に行きつくうえでは、タイトルマッチとは別の達成感ありました」

 優勝して、瑞希選手に挑戦表明されました。単純にこのベルトに挑戦したいというより、瑞希選手が持ってるからこそ挑戦したかった?
「そうです。プリプリのベルトというより、瑞希が持ってるベルトだからこそ挑戦したいなって。ベルトも持ちたいなって思いました」

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