松倉信太郎が王者ハッサン・トイに挑戦「勝ち以外生き残る道はないのかなと思っている」と背水の陣【K-1】

王者ハッサン・トイに挑戦する松倉信太郎

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が10月11日、都内で開催された。この日は3つのタイトル戦とスーパーファイト1試合が発表された。

 K-1 WORLD GPミドル級タイトルマッチでは王者ハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)が松倉信太郎(team VASILEUS)を相手に初防衛戦に臨む。2人は6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、この時はトイが1RでKO勝ちを収めている。ともにそれ以来の試合となる。

 トイは2016 WFCA -68kg ヨーロッパ王者、2015 WFL武林風 -65kg級王者でK-1では初参戦時に野杁正明と対戦し判定負け。しかし野杁が試合後に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と語り、再来日が望まれていた選手。トーナメントには階級を上げての参戦だったが、ダニロ・ザノリニ、リー・ホイ、松倉を相手に盤石の強さを見せ王座を獲得した。

 松倉は2009年のK-1甲子園-70kg王者で2014年の新生K-1の旗揚げ戦にも参戦。2017年にK-1を離れ、さまざまな団体を渡り歩く中、WPMF世界スーパーミドル級王座、KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得。昨年4月の「K’FESTA.5」からK-1に復帰した。

 松倉は「ダイレクトリマッチでタイトル戦というのはK-1ではなかなかない状況。僕は2年前の大阪大会の時はKNOCK OUTに参戦させていただいていたが、見に行って“やっぱり戻りたい。最後にこのベルトを獲りたい”と思って、昨年4月から戻ってきて、そこから試合をしてきた。1試合1試合、体がぶっ壊れてきているというか、毎試合“俺、死ぬのかな?”というような試合が続いている。僕はもともとは倒れなかったが、この前も倒れてた。自分のそういうところも感じている。16歳くらいからデビューしていろいろな所に出ているが自分の格闘家人生をしっかり完結させたいなという思いがある。ハッサン選手が強いのは分かっているが覚悟を見せたいと思っている」と語る。

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