桃井かおりが「今までの悪事、汚点、失敗を反省」も「ここで話せるような悪事だったら、それは悪事じゃない」
スピーチする桃井かおり
女優の桃井かおりが10月20日、都内で行われた「第6回 種田山頭火賞 授賞式」に出席した。
同賞は種田山頭火の全集や書籍を多く刊行してきた株式会社春陽堂書店が2018年に創業140年の記念事業として創設。漂泊の俳人と呼ばれた山頭火のごとく「信念をもって自分の道を歩み、周囲に大きな感動を与えた」文化人や表現者に贈られるもので今回、桃井が受章した。
現在、桃井はロサンゼルスに拠点を移し、女優はもちろん映画監督、エッセイスト、歌手、デザイナーと幅広い分野で活動中。9月には「桃井的ことば」という書籍も発売予定なのだが、受賞の挨拶では「うまくいけば本のキャンペーンになるかな?ということで軽薄に来ております(笑)」などとうそぶく場面も。
授賞式後の会見では「コロナの時期に桃井かおりは今までの悪事、汚点、失敗、すべてをものすごく反省した。これくらいの生き方をしていると、ホントはね、ものすごく、ひどい末路迎えていなければいけないはずなんです。だけど、そこそこ幸せに、そこそこやってきてしまって、まだ生きているんでなんか申し訳ないような気持ちもひそかにしていたんですよ」などとコロナ禍での心境の変化を口にした。