篠塚辰樹が森坂陸に判定勝ちで初の王座獲得「ぶん投げようかと思ったけど、初のベルトはうれしい」【Krush】
新王者となった篠塚辰樹(撮影・須山杏)
「Krush.154」(10月21日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合で行われた「Krushフェザー級タイトルマッチ」で挑戦者の篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)が2-0の判定で王者・森坂陸(エスジム)を破り、K-1グループ参戦から2年7カ月にしてついに王座を獲得した。
篠塚は2021年12月に当時王者だった新美貴士に挑戦するもKO負け。しかしその後、2連続KO勝ちを収め、今回の挑戦を実現させた。森坂は今年3月に玖村修平を破り王座を獲得。今回が初防衛戦だった。
1R、センターを取った篠塚が左ジャブ。森坂は左ミドル、右ローで対抗。篠塚は切れのいい左ジャブからワンツー、左ボディーを的確に当てていく。森坂は蹴りから右ストレートもにやりと笑った篠塚はパンチの連打。森坂はガードし、ロー、ミドル。そしてバックスピンキックを放っていく。しかし篠塚は左ジャブからのワンツー、ヒザで森坂を追い込んでいく。森坂の蹴りがローブローとなり中断。再開後も左ジャブが冴える篠塚。森坂は左の蹴りを連打。篠塚はボディーをもらっても、ノーガードで“打って来い”と挑発。