夜の新宿御苑で提灯片手に紅葉狩り NAKEDとコラボで紅葉をアートにライトアップ

プラタナス並木のライトアップ「秋風」

 新宿御苑とネイキッドがコラボした紅葉ライトアップイベント「NAKED 紅葉の新宿御苑 2023」が12月3日まで開催中だ。

 新宿御苑の象徴のひとつでもある全長200メートルのプラタナス並木、モミジ山、池への反射が美しい中の池など、紅葉とネイキッドのアートが融合した紅葉を楽しませてくれる。

 公園を囲むオフィスビルの光が照らす中、大木戸門を入ると、夜の紅葉狩りの始まり。夜風を感じながら案内に従って進み、カラフルなアート提灯「NAKED ディスタンス」を受け取って、プラタナス並木方面へ向かう。他の参加者が前後にいないタイミングで歩き出すと少し心細さも感じるぐらいの暗さだが、プラタナス並木までは道なりに灯りが灯っているのでそれに従ったり、先を行くグループのアート提灯を追って歩いていけば迷うことはほぼない。

 プラタナス並木までは徒歩5分といったところ。連なるプラタナスが黄金色にライトアップされたり、消えたりついたり、色が変化したりと動きのある演出で楽しめる。

モミジ山のライトアップ「彩モミジ」。昼間の赤や青のモミジのトンネルとはまた違った雰囲気

 モミジ山は、東京都心髄一のもみじスポット。青モミジが赤くなっていく様子を魅せる光の演出に足を止めることは必至。ひらひらと舞うモミジを表現したレーザーライトの光の粒も見事だ。自然と視線を上に固定したまま歩く人も少なくなさそうだが、足元には気をつけて。

 池への反射が美しい中の池では、紅葉のプロジェクションマッピング「秋の色」が行われている。新宿のビルの光、プロジェクションマッピングやライトアップが水面に反射する。広がりのあるスペースなこともあって多くの人が長い時間足を止めていた。

 

中の池の紅葉プロジェクションマッピング「秋色の光」湖面に移るライトアップを収めようとカラフルな提灯が連なる

 足元の灯りがガイドする順路に従っていくと、プラタナス並木の前の飲食ブースに戻る。ネイキッドのフード&ビバレッジチームがプロデュースする日本の秋を味わうことができて、サステナブルなヴィーガン、プラントベースのメニューを展開するキッチンカーでは、食べるモミジが浮かぶ、抹茶投入ラテやほうじ茶チャイなど、ホットスイーツドリンクなどを販売している。寒さで冷えた体を温めつつ、今度は少し離れたところからライトアップされたプラタナス並木を眺めるのもよさそうだ。

 所要時間は女性の足で写真やムービーを撮影しながら回って1時間弱。フードなどを楽しみたいのならそれにプラスアルファといったところだ。

NAKED ディスタンス提灯は、モミジ、イチョウ、プラタナスの柄がある。それぞれ4色。1グループにつきひとつ無料で借りられる。

 都心ならではのアートな夜の紅葉狩り「NAKED 紅葉の新宿御苑 2023」は12月3日まで楽しめる。18~22時。参加にはチケットが必要。30日までは一般が2200円、学生(高校生以上)が2000円、小人(中学生以下)1600円、65歳以上が2000円。12月1~3日はそれぞれ400円増。

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