高尾&翔太が元王者の石井&入江を退け、KO-Dタッグ王座V3「次はDDTからか? 誰でも相手になってやる」【ガンプロ】
ガンバレ☆プロレスが12月27日、東京・後楽園ホールで年内最終戦「BAD COMMUNICATION 2023」を開催した。KO-Dタッグ王者組のロマンス・ドーン(高尾蒼馬&翔太)が、元王者組の石井慧介&入江茂弘を退け3度目の防衛に成功した。
ロマンス・ドーンは連係技で攻めていくも、入江のパワーで跳ね返される。一進一退の攻防が続くなか、石井が雪崩式両腕極め式ドライバーを決めるも翔太は耐える。石井はニールキック、ミドルキック連打。ダブルアーム式DDTから、さらに2発目を狙うも、切り返した翔太が雁之助クラッチで丸め込んで3カウントを奪取。難敵を返り討ちにして、王者組としての年越しが決まった。
高尾は「石井・入江は若いときからタッグのベルト巻いて、その2人にこのチームで勝つことがすごい意味があるんじゃないですか」、翔太は「昨日の記者会見で、追いついたから次は追い越すという言葉を使いましたが、追い越したとは思ってません。4人がまだまだライバルで、キャリア15年、16年くらいの選手たちがインディー界、プロレス界で台風の目に、中心に躍り出たい。次、誰が獲りに来るんだ? 次はDDTからか? いつでもウエルカムだ。誰でも相手になってやる」と胸を張った。
ベルト獲りならなかった入江は「石井慧介とタッグ組めるのは、あとどれくらいできるか分からへんけど、石井と過ごした時間はかけがえのないものやから。入江茂弘、石井慧介、もう1回だけでいいから、この2人で輝きたい」、石井は「入江君がそう言ってくれるなら、自分だってもちろん。タッグでも、個人でも輝きたい。またこの2人でチャンスが来ると信じてやる」とコメントした。
◆第一試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉○翔太&高尾蒼馬(10分0秒、雁之助クラッチ)石井慧介●&入江茂弘〈挑戦者組〉
※第80代王者組が3度目の防衛に成功。
◆第二試合 30分一本勝負
真琴&○HARUKAZE&バニー及川(11分59秒、片エビ固め)夏すみれ&YuuRI&リアラ●
※炎のスピア
◆第三試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○長谷川美子(6分50秒、エビ固め)遠藤有栖●
※ダイビング・ダブルニーアタック
◆第四試合 30分一本勝負
○宮本裕向(10分2秒、片エビ固め)中村宗達●
※ムーンサルト・プレス
◆第五試合 ガンプロvsGLEAT全面対抗戦~ガンプロ名物イリミネーション10人タッグマッチ 時間無制限勝負
〈GLEAT軍〉カズ・ハヤシ&田中稔&伊藤貴則&チェック島谷&頓所隼(4-5)今成夢人&和田拓也&渡瀬瑞基&冨永真一郎&前口太尊〈ガンプロ軍〉
【退場順】
①○ハヤシ(5分17秒、片エビ固め)冨永●
※ファイナルカット
②●頓所(10分0秒、片エビ固め)渡瀬○
※ヴェネチアン
③○伊藤(11分55秒、オーバー・ザ・トップロープ)前口●
④●伊藤(12分9秒、オーバー・ザ・トップロープ)今成○/渡瀬○
⑤○稔(15分37秒、HEATクラッチ)渡瀬●
⑥▲稔(17分25秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)和田▲
⑦●島谷(19分36秒、体固め)今成○
※ルー・テーズプレス
⑧●ハヤシ(20分13秒、片エビ固め)今成○
※ラリアット。1人残りでガンプロ軍が勝利。
◆セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○大家健(14分3秒、片エビ固め)羆嵐●
※新・炎のスピアー
◆メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●木髙イサミ(19分47秒、片エビ固め)勝村周一朗○〈挑戦者〉
※ムーンサルト・プレス。イサミが5度目の防衛に失敗、勝村が第6代王者となる。