帝劇クロージング ラインナップに堂本光一の『Endless SHOCK』や古川雄大、京本大我の『モーツァルト!』
2025年に建て替えのための休館を発表している現・帝国劇場のクロージング ラインナップが決定。堂本光一主演の『Endless SHOCK』や古川雄大、京本大我ら出演の『モーツァルト!』の上演が新たに発表された。
2024年元日から開幕した新作『Act ONE』から休館する2025年2月まで、上映されるクロージング ラインナップは、1966年の開場以来、数々の感動を生み続けた現・帝劇の一区切りを飾るのにふさわしい作品ばかり。
2月は松下優也と有澤樟太郎、宮野真守らが出演する『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』。荒木飛呂彦氏の大人気コミックシリーズ初のミュージカル化として早くから話題を呼んでいる、現・帝劇最後の新作オリジナル・ミュージカル。
3月は橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子主演の舞台『千と千尋の神隠し』。
4・5月と11月は、堂本光一主演作『Endless SHOCK』。2000年の初演以来、帝劇で上演を重ねてきた堂本光一の『SHOCK』が今年、前人未踏の単独主演記録2000回を迎える。
8・9月は“音楽の天才”モーツァルトの生涯を描く『モーツァルト!』。日本でも2002年初演以来、名立たる俳優が演じてきた名作ミュージカルに古川雄大、京本大我が挑む。
10月は時代時代に最旬のアーティストが演じ継いだ、少年たちの挑戦と友情を描いたオリジナル作品『DREAM BOYS』。
12月から2025年2月までは1987年の日本初演以来愛され続けるミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』。初演以来、全キャストがオーディションを経て舞台に立っている作品だけに今回のキャスティングの行方にも注目だ。
2月は現・帝国劇場の最終公演となるCONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』。帝劇の歴史の一幕を飾るにふさわしい、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートとなるとのこと。
また『モーツァルト!』で主人公ヴォルフガング・モーツァルトをダブルキャストで演じる古川雄大と京本大我も、今回の発表に合わせ意気込みのコメントを寄せた。
今年で3シーズン目となる古川は「この役は僕のミュージカル人生において今もなおひときわ大きく立ちはだかっている壁」と難しい役どころであると語りつつ「皆様に集大成をお見せすることができたら」と意欲満々。また、ミュージカル『エリザベート』(2015~2016年)などでも共演した京本は「同志のような存在」と言い「大我くんとダブルキャストを務めることは自分としても大きな刺激をもらえる」と期待を寄せた。
ヴォルフガング役に初挑戦する京本は、2002年日本初演以来、井上芳雄、中川晃教、山崎育三郎、古川雄の4人しか演じたことがない大役に日本人5人目として臨むことに「ヴォルフガングは僕にとって憧れそのもの」と明かし「僕が大尊敬する先輩方が繋いできたこの大役を担うこと、本当にプレッシャーですが、今は不安や恐怖よりも、遂にこの役を演じさせて頂けるという喜びが大きいです」と語り、古川との共演にも「僕にとってお兄ちゃんのような存在ですが、僕の大人になった姿も雄大さんに少しでも感じて頂けたらと思ってます(笑)」。
さらに、現・帝劇のクロージングという記念的公演に「振り返れば初めて帝劇に立たせて頂いたのは中学一年生頃だったと思います。おこがましい話ですが、いつかこの劇場で主演というのを、夢の一つとして、いつからか胸に秘めていました」と明かし「帝国劇場へのこれまでの感謝も込めて、ステージに立ちたいです」と意気込みのコメントを寄せた。