原田曜平氏がGW旅行のトレンドを「等身大風自己ブランディング」と予測。「旅行にも“映え”は大きな要素」
芝浦工業大学教授でマーケティングアナリストの原田曜平氏が4月4日、今年のゴールデンウィーク(GW)の旅行のトレンドを「等身大風自己ブランディング」と予測した。
原田氏はこの日、都内で行われた「『GW旅行トレンド予測発表会』by Booking.com」にゲストとして出席した。
発表会の冒頭ではブッキング・ドットコム西日本地区エリアマネージャーの高木浩子氏が同社の調査結果をまじえながら今年のGWのトレンド予測を紹介。
高木氏は世界中の33カ国のユーザーを対象とした調査から導き出されたキーワードとして「Travel is LIFE」を掲げ「今まで旅をすることは非日常を求めるものだったが、今年のトレンドは最高の自分の生き方を見つけるという形で『旅することは、生きること』ということがキーワードとして見えてきた」と解説。
そのうえでこの「Travel is LIFE」を「もう1人の自分・主人公の私を楽しむ旅」「水を通じて、生きている実感に触れる旅」「偶然に導かれる、発見に満ちた旅」「五感で味わい、風土を想う食体験」「よりよい明日へとつながる旅」「憧れのひとときを、アラカルトラグジュアリーで叶える旅」「デザイン美+マインドフルネスで、美意識をアップデートする旅」といった7つの項目で分析した。
その中でもGWの旅行のキートレンドを2つ掘り下げて紹介。一つ目の「五感の刺激を研ぎ澄ます旅」については「温泉やSpaを楽しみ、緑に溶け込む旅」ということで草津、熱海、別府、箱根、日光、軽井沢、宮古島といった人気の地域を挙げた。こういった旅の際に人気のある宿泊施設タイプはヴィラ、旅館、一棟貸、キャンプといったところ。二つ目に挙げた「趣味追求の熱狂旅」については「テーマ・パークを体験する旅」ということでその開催地である仙台、那覇、横浜、神戸、千葉といった地域を挙げた。こちらの人気の宿泊施設タイプはシティホテル、アパートメントホテルなど。