創立初のアミューズボーイズオーディション グランプリは国際色豊かな20歳・黄 兆銘さん

フォトグラファー:古屋呂敏

 アミューズによるタレントオーディション「NO MORE FILTER」の最終選考会が6日、都内にて行われ、東京都出身の20歳、黄 兆銘(こう よしあき)さんがグランプリとTHE KISS賞をダブル受賞した。

 これまで野村周平、吉沢亮、清原果耶、堀田真由、金子大地、茅島みずきといったさまざまな才能を排出してきたアミューズが、約6年ぶりに開催した大規模オーディション。今回は創立以来初となるボーイズオーディションとして、役者・モデル・ミュージシャンなどのジャンル区分をあえて設けない形で開催。約8000人の応募の中から、1次写真・動画審査、2次WEB面談審査、3次合宿審査を経て選ばれた8人がファイナリストとして最終審査に臨んだ。

〈アピールタイム〉では詩の朗読や早着替え、弾き語りなどそれぞれが個性を生かしたパフォーマンスを披露。〈トークタイム〉では前半・後半4名ずつに分かれてトークで自分らしさを表現しつつ、互いに仲良くなったファイナリストたち。

 最終審査の結果、グランプリに選ばれたのは父にマレーシア人、母にロシア人を持つ、東京都出身の20歳・黄 兆銘さん。アピールタイムでは「ルパン三世のテーマ」をトランペットで披露し会場を沸かせつつ、審査会の最後で行われたスピーチでは緊張しながらも「誰かの憧れの存在になりたい。」と力強く話した。

 準グランプリはアピールタイムでリフティングと手品を披露した兵庫県出身西浦 心乃助(にしうら しんのすけ)さん(14歳)。審査員特別賞は、爆風スランプの「Runner」をBGMにトレーニングを披露した鈴木 太士(すずき たいし)さん(18歳)、またTHE KISS賞は黄 兆銘さんがグランプリとのダブル受賞を果たした。

 THE KISS賞とグランプリをW受賞した黄さんは「このような素敵な賞をいただけて、心の底から夢を叶えたいと思いました」と喜びを語り、リラックスして自分の素の一面を伝えられたことが受賞につながったと振り返った。人生で一番感動したのは、留学から帰ってきたときに母親の“かための”ハンバーグだと語っていた黄さん。司会から「会場に応援に来ていたお母さんに今日のお夕飯は何を作ってもらいたいですか」と聞かれると「かためのハンバーグをお願いします!」と答え、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

 この日の審査会には、鈴木仁、細田佳央太、新原泰佑、本島純政というアミューズの人気タレントも登壇し、新しいアミューズの後輩にエールを送っていた。

鈴木仁、細田佳央太、新原泰佑、本島純政、先輩たちも受賞者にエール

 

グランプリとTHE KISS賞をダブル受賞した黄 兆銘さん

 

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