KADOKAWA DREAMSとDYM MESSENGERSがCS進出! 〈Dリーグ 23-24シーズン 最終ラウンド〉

KADOKAWA DREAMS(c)D.LEAGUE 23-24

 日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 23-24 」(以下、Dリーグ)レギュラーシーズンの最終ラウンドとなるROUND.14が5月19日、江東区・東京ガーデンシアターで行われ、KADOKAWA DREAMS(以下、KD)とDYM MESSENGERS(以下、MESSENGERS)がチャンピオンシップ(CS)への進出を決めた。

 シーズン最終ラウンドとなった19日、東京ガーデンシアターは緊張感とハッピー感が混じる独特な雰囲気に包まれた。すでに、シーズンチャンピオン2連覇となったCyberAgent Legit(以下、Legit) 、Valuence INFINITIES(以下、INFINITIES)、KOSÉ 8ROCKS(以下、8ROCKS)、FULLCAST RAISERZ(以下、RAISERS)はCS進出が確定。残る2つのシートを、昨シーズンの王者であるKD、今シーズンから新規参入したMESSENGERS、そして強豪チームのavex ROYALBRATS(以下、aRB)が争う展開で、そのほかのチームは有終の美を飾ろうと渾身の作品を持ち寄った。

 CS進出を争うチームの出場マッチはラウンドの後半に集中した。

DYM MESSENGERS(c)D.LEAGUE 23-24

 MESSENGERSは、ハーフタイムを挟んで、4th Matchに登場し、8ROCKと対戦。先行の8ROCKSはトップロック、フットワーク、パワームーブからなる最終ラウンドにふさわしいショーケースで魅せたのに対して、MESSENGERSは「KAI-HO」というテーマのもとメンバーそれぞれが自身を解放したアグレッシブなパフォーマンスで勝負。結果は3-3のドローだったが、チャンピオンシップポイント1を獲得して、CS進出圏内に滑り込んだ。

 aRBは5th Matchに登場。対戦相手はRAISERZで、RAISERZはワインレッドのような赤系、aRBは青で色が違いハットも着用と一緒とは言わずとも類似した衣装で、ROUND.12のパジャマ対決を想起させる、”ジャケット”対決となった。RAISERZは「LAST PIECE」のテーマのもとジャケットに意味を持たせたエモーショナルでメッセージのある作品でオーディエンスを圧倒。

 一方、aRBは「Straight」のテーマで得意とする王道のコレオグラフ作品。途中マイケル・ジャクソンを思わせるポーズや振付を組みこみながらジャケットとチームカラーの青をチラチラさせて観客の心を躍らせるポップで楽しいショーケースで対抗。結果は4-2で勝利するも、CSの出場権内には届かなかった。リーダーのJUMPEIは勝ちを喜びながらも「僕たちのCSはなくなりました。正直超悔しい」。さらに「今シーズンはすごい苦しめられた。自分たちの何が足りて何が足りなかったのか、すごい模索したシーズンでした。応援してくださるファンのみんなにはCSに行っていいところを見せて勝利したい気持ちでいっぱいでしたが、今シーズンは見る側となってしまいました。来シーズンもあります。必ず帰ってきます」と力強くコメントした。

KADOKAWA DREAMS(c)D.LEAGUE 23-24

 KDはこの日のラストマッチで、勢いが止まらないINFINITIESと対戦。ヒップホップ対決となったこのマッチを制したのは昨シーズンの王者であるKD。原点に立ち戻りつつさらに進化し、エネルギッシュかつ風格を感じさせる作品で勝利して、シーズン2位でCS進出を決めた。結果を受け、MINAMIは「自分たちのヒップホップは技だけではなく、遊びとか抜きだったりテクニックもカッコいい部分を見せて行けたらと思った」と話し、「今までで一番格好良くて楽しいヒップホップができたと思う。大好きな皆と踊れて、みんなを信じてこれてよかったと思う。このままチャンピオンシップ行くぞ!」と続けた。

  MVD(Most Valuable Dancer)は、LegitのBBOY SHOSEIだった。 

 本ラウンドの様子は、D.LEAGUEの公式YouTubeチャンネルなどでアーカイブ配信している。

 CSは6月9日開催。

 以下、CS進出を決めた2チームに本ラウンド勝利チームを加えた6チームのコメント。

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