山田裕貴、赤ちゃん怪獣育てるウルトラマン役で「これが父性か、と」

撮影・三田春樹

 アニメーション映画『Ultraman: Rising』の配信開始記念イベントが16日、都内にて行われ、声優を務めた山田裕貴、小日向文世、早見あかり、来日したシャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督が登壇。“怪獣の赤ちゃんを育てるウルトラマン”を演じた山田が父性の目覚めを明かした。

 1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続ける「ウルトラマン」を『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を手がけたシャノン・ティンドルがCGアニメーション映画化。

 主人公サトウ・ケン/ウルトラマン役の山田は、野球界のスター選手にして、実は地球を守るヒーロー、ウルトラマンでもあるという役どころに「父が野球選手なので、どんな感じかは何となく家で体感してきたのでそこはリンクしてきた」と振り返り「自分も父もすごくシャイな方だったので…」と劇中の父子像に「学ばせてもらいました」。

 本作のテーマにちなみ「大切にしている調和」を聞かれると山田は「自分の心と他者、みたいな。無理に侵食せず距離も取らず、ちゃんと自分も人も大切にする」。今年3月には西野七瀬と結婚した山田。「僕も家族ができたので、そういうことを考えるようになりましたね」と語った。

 物語では「宿敵」の子である“赤ちゃん怪獣”を育てることになるが「脱走してしまって東京タワーに登って、麻酔を打たれるシーンで、声を入れながら本当に腹立っちゃって。これが父性かと初めて気づかされた」と山田が“父性の目覚め”を明かす一幕も。

 この日は、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督もアメリカから来日。山田は「海外のクリエイターさんが、日本を舞台にすごく細やかに描いてくれた。それこそ六甲おろしや日本の野球選手の名前が出てきたり、すごく愛情を感じました」と感嘆し、父の日に合わせ、作品の“父”である2人に花束を贈った。

 Netflix映画『Ultraman: Rising』はNetflixにて配信中。

 

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