UFCデビュー戦の鶴屋怜のセコンドにWWEの中邑真輔。出るか勝利の「イヤァオ!」【UFC 303】
「UFC 303:ペレイラ vs. プロハースカ2」(6月30日、アメリカ・ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ)に出場する鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)の試合を前にしたコメントが大会を配信するU-NEXTを通じて届いた。鶴屋は昨年から今年2月にかけて行われた「ROAD TO UFC シーズン2」でトーナメント優勝を果たしUFCとの契約を勝ち取り、今回がデビュー戦。プレリム第2試合でカルロス・ヘルナンデス(アメリカ)と対戦する。この大会の模様は日本時間30日午前7時から見放題ライブ配信される。
2月のROAD TO UFCシーズン2フライ級トーナメント優勝を経て、遂にUFCデビュー戦を今週末に迎えます。そんな現在の心境を教えてください。
「昨年から出場していた「ROAD TO UFC(RTU)シーズン2」を含めて、海外で試合する中で今回は一番緊張してなくて、普通にいい感じで(ファイトウィークに)入れてるなって感じがしています。RTUでの3戦はUFCとの契約が“決まるか、決まらないか”がかかっている試合だったので、やっぱり自分はUFCに出場できなければ意味がないと思っていたなかで、ここで負けたらまた1年かけての挑戦(に逆戻り)になってしまうと思っていたし、多分そういうこともあったので緊張というか、そこは結構、精神的に……何て言うのですかね、自分の中でRTUに臨む1年間、気持ちを作ってきたので。思えば多分、どこかに不安のような気持ちも少しあったのかな……っていう気もします。だからUFC本戦での初戦になったら意外と緊張しないなって。心境としては、いつも日本とやるみたいな感じで、すごくいい感じです!」
UFCとの契約にサインをしてから、選手として練習での取り組みを含めて変わったことなどはありますか?
「特に、UFCに向けてだからといって変えたりしたことはありませんが、試合が決まってからは普通に出稽古も増やして、1日しっかり二部練をやるということを徹底して、試合前1カ月間はやってきました」
初戦の対戦相手、カルロス・ヘルナンデス選手の印象は?
「最初は打撃の印象がすごかったですけど、見てみたら意外と組みの展開も多く、自分から結構テイクダウンすることも多いのですが、その点で自分にはレスリング(のバックボーン)があるので、そもそもあんまりタックルに入られることはないですし、逆にまあ“入ってくれればありがたいな”という感じでいます。打撃のほうも、めちゃくちゃいい強烈な一発があるとか、そういうわけではなさそうなので、そんなにめちゃくちゃ何か警戒してるってわけじゃないですけれど、ヒザだったりを絶対に狙ってくると思うので、それをしっかり頭の中に入れとけば大丈夫かなって感じですね。いつもあんまりたくさん相手の試合を見たりしないのですが、やっぱり今回もそんなに見てなくて、相手の対策を練ってきているというよりは、普通に自分がやることを磨いてきただけって感じです」
どんな試合をしたいと思っていますか?
「1Rで終われれば……、いや1Rで終わらせたいです。もし1Rで決められなかったとしても、必ずフィニッシュをします」