カヌースラローム・公開練習【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:森田直樹 「2024年6月14日 カヌースラローム 日本代表公開練習」
パリ五輪に向け各競技、記者会見や公開練習が多く行われている。
普段は見ることの出来ない練習中の選手たちを撮影できる貴重な機会だ。
この日はカヌースラロームの公開練習。
東京五輪で使用された会場での練習は迫力満点だ。
激しい流れの中でバランスを取りながら進み、時には流れに逆らい下流から上流に戻る。
かなりのエネルギーを使用していることが表情から見て取れる。
そのエネルギーが写真から伝わるように夢中でシャッターを切った。
本番と変わらない真剣な表情での練習。
練習の撮影をして、改めて練習あってこその大会の本番だと気づいた。
選手たちの日々の努力が大会本番につながる。
そのことを肝に銘じてこれからの大会の撮影に挑まなければいけない。
改めてそう思えた貴重な撮影経験になった。
■森田直樹プロフィル
1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。
スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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