「Perfumeがインストールされて仲間が増えていってる」Perfume 結成25周年で展覧会

 

 音楽ユニットのPerfumeが8月8日、体験型展覧会『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と軌跡』(虎ノ門・TOKYO NODE、8月9日~10月14日)で記者発表会を行った。

 結成25周年およびメジャーデビュー20周年のを記念した展覧会で、3人は「25年続けられるとは思っていなかった」と口を揃え、かしゆかは「皆さんと一緒に時間を過ごして、25年をこうやってたくさんの方とお祝いできることが本当にうれしいです」と微笑んだ。

「ものすごい数字のところまで来てしまったなぁという気持ち」というのは、のっち。「10年前にも皆さんに集まっていただいて10周年・15周年の会見をさせていただいたんですけど、そこからまた10年経つなんて本当に思ってなくて。周りの人に支えられて、周りの人たちの方がPerfumeに期待して、こんなことやったらいいんじゃない?とか、Perfumeにこんなことしてもらったら面白いかもなって思ってもらえたもらえてるおかげで今こうして3人楽しく一緒に活動できているので本当に感謝の限りです」と話した。

 展覧会のほか、前後篇のコンセプトアルバムのリリースやアリーナツアーも控える。展覧会のテーマソング「IMA IMA IMA」も収録されるアルバム『ネビュラロマンス 前篇』は9月20日にデジタル配信の予定。

 かしゆかによれば、アルバムは「今まで近未来だったりテクノとかスペースシーなイメージとかがあったんですけど、新しい私たちの世界観とかが発信できるかなと思っています。レコーディングも順調に進んでいまして、作品撮りも徐々に始まっています。本当にたくさんの情報がどんどん出ていくと思うんですけど、面白い企画になっているのでぜひ注目してもらいたいです」と、アピールした。


 イベントの最後には3人で改めてあいさつ。そのなかで、あ~ちゃんは、
小学生の時からPerfumeを応援しているという女の子とのエピソードをシェア。この展覧会を開催するにあたって、Perfumeを支えてきた演出振付家のMIKIKO先生がライブの演出でビビッドなものを10点挙げるとしたら何かとたずねたら、MIKIKO先生自身が選んだものとほぼ一緒だったのだそう。

「それはもうMIKIKOじゃん、MIKIKOってことはPerfumeじゃんとんって」と、あ~ちゃん。「なんか身を分けてるというか、細胞を分けてるというか。Perfumeというものが遺伝子みたいにインストールされて、いっぱい仲間が増えていってるんだなあって。長く続けてきてここまでやってきたからこその出会い……いろいろなところでつながれていくことは、長くやってきたご褒美だなと思っています」と話していた。

 展覧会はPerfumeの表現への挑戦とステージの数々を再現するとともに、Perfumeの25年を振り返るもの。Perfumeがこれまで行ってきたライブの演出などを体験できる。テーマはPerfumeのステージを支えてきた、3人の身体性と、舞台をさせるクリエイターたちのテクノロジーの“奇跡の同期(シンクロ)”。

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