ノンストップ・サスペンスエンタテインメントって何!? 観ればわかる、どエンタメムービー『ラストマイル』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
久しぶりの舞台だった三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.16.5 実験演劇 「GEMINIでございま〜す!」が16日に無事、幕を閉じました。アーカイブ配信ではまだ見られますので、よければぜひ。
次は12月くらいになんかやりますので、ご期待ください。
では今週も始めましょう。
『アンナチュラル』や『MIU404』で、タッグを組んでいた監督と脚本家が、次に仕掛けてきた、筆者個人の感想ですが“大悪ふざけ”『ラストマイル』を観てきました。
ストーリーは、これまた「面白ポイント」なのですが、2024年問題やドライバー不足で話題になっている「流通業界」が舞台。
ざっくりいうと「宅配便で爆弾が届く」という、事件に立ち向かう人々の群像劇なんですが、主演の満島ひかりさん、岡田将生さんを始めとしてキャストが超豪華な上に『アンナチュラル』『MIU404』から、ギャンギャンにゲストキャラが登場します。
制作側主導で「シェアード・ユニバース・ムービー」と、ジャンルづけされているのですが、「マーベル・シネマティック・ユニバース」とか、手塚治虫先生の「スターシステム」の流れを汲んだ新しいエンタメの形が、始まった気がしました。
もう一人、大事な出演者がいて、それが安心の“例のアパート”。
爆弾魔の話なので、爆発シーンから始まるのですが、最初に爆破されるのが“例のアパート”。
2時間ドラマとかサスペンスドラマとかが好きな人はわかると思うのですが、必ず「2階の右端の部屋が爆発するアパート」が、あるんですよ。
その後も、色んなところで色んな爆発が起こるのですが、飽きないのが凄い。
「“爆破”って、こんなに表現のパターンがあるんだ」という、謎の感動がありました。
そして、ここからが本題。群像劇と紹介しましたが「きちんと全員が活躍して終わる」
涙が止まりませんでした。
皆様、ドライバーには優しくしてあげて下さい。そして、めっちゃ楽しいから、是非この映画を劇場でご覧下さい。