プロダンスチームのSEPTENI RAPTURESが豊島区の小学生とダンス! シグネチャームーブで一緒に「バァーン!」
日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」のSEPTENI RAPTURES(セプテーニ・ラプチャーズ。以下、ラプチャーズ)が10月19日、豊島区の朋有小学校でダンスライブとダンス体験会を実施した。イベントには48名の小学生が参加し、選手の指導で、チームテーマ曲『Insane“BLUE”』の振り付けの一部であるシグネチャームーブをマスターし、一緒にキメ顔を作った。
メンバーのITTONがマイクを持ってコミュニケーションを取りながら進行。「まずは踊ってみるからね!」とチームのシグネチャームーブを披露すると、児童たちは「かっこいい」「すごい!」と大興奮。その勢いのまま選手たちが児童たちの中に入ってレッスンに突入。ステージ上のITTONの「イチ!ニ!サン!」というカウントに合わせて、見たばかりのラプチャーズのシグネチャームーブをマスター。両手を顔の前でクロスし腰を落として体を左右に揺らすパートでは「重要だから」と強調してレクチャー。「左手を出したら……シャーー!」の指導に児童たちも「シャー!」と大きな声を出して手を伸ばし、ラストはみんなで「ダッダッダッ、バァーン!」の掛け声を口に出してフィニッシュ。楽しいうえに分かりやすいレッスンに保護者たちも大喜び。児童たちの元気で笑顔いっぱいのパフォーマンスに選手たちからも「プロのダンサーもびっくりだ!」と笑みがこぼれた。
ラプチャーズのメンバーは、個々のダンスの強みを生かしたパフォーマンスも披露。Harutoがステージを降りてアクロバティックな技を派手にキメた。
イベント終了後に児童たちに感想を聞くと「楽しかった」「難しくてできないところもあった」としながらも満足そうな表情。Dリーグで活躍するダンサーたちと一緒に踊ることを楽しんだようだった。
ラプチャーズは豊島区北大塚のスタジオを拠点に活動している。今回の試みは、豊島区をよりよくしていく目的で作られた豊島区産官学連携コンソーシアム「チームとしま」に参加しているラプチャーズの「チームとしま」の一員として「地元の小学校の子どもたちへダンスの楽しさを伝えたい」という想いと、学校側の「子どもたちが大好きなダンスで“プロ”のダンサーに触れられる機会を作りたい」という想いが合致して実現したもの。豊島区教育委員会が推進する、学校と保護者や地域、企業が協力して「地域とともにある学校づくり」を進めるコミュニティ・スクール事業の一環として行われた。
ラプチャーズはすでに9月から区内の10の保育園で約400名を対象に順次体験会を実施しており、小学校での開催は朋有小学校が初めてとなった。
体験会を終えて、ITTONは「子どもたちが元気がよくて、ダンスに前のめりで、やりやすくて楽しかったです。これからも豊島区の子どもたちに、ダンスの楽しさだったり、ダンスは他のスポーツであるとか身体能力の向上という意味でもいいと思うので、保護者の方に理解を深めてもらうという意味でも、ダンスってこんな楽しくて、いいものなんだよっていうことを伝えていければ」と、今後の展開にも前向き。
豊島区に聞くと、今後の小学校での開催予定については未定だが、子どもたちを対象とした体験会などについてチームと話し合いながら進めていきたいと話していた。
この日、ラプチャーズからは、ITTONのほか、MiYU、TORA、AYUMI、Haruto、NENEが参加した。