舞台『丸裸刑事』開幕! 劇団EXILEの小澤雄太と八木将康のプロジェクト

 

 劇団EXILEの小澤雄太と八木将康が出演する舞台『丸裸刑事』が11月12日に恵比寿のエコー劇場で開幕、同日、初日公演を控えて、最終稽古が公開された。

 小澤演じる強い正義感を持ち仁義を大切にする刑事のジョー、八木演じる冷静沈着頭脳明晰な刑事のリッキーがバディを組み、凸凹コンビとして大捜査を繰り広げる物語。国際犯罪の捜査に奮闘していたが⼤失態をおかしてしまったジョーとリッキーは、特殊詐欺に関わっている被疑者を追うために沖縄へ向かい、張り込みのために⽤意されたボロアパートで共同⽣活を始めるが、次第に張り込みどころでは無くなっていき……。

 

 稽古後、小澤と八木、そして谷沢龍馬、初日公演のゲスト・東ブクロ(さらば青春の光)、演出の⽯橋寛仁らが取材に対応。

 八木は「適度なプレッシャーを自分に与えながら今日の初日を迎えた」と心境を述べ、小澤は「また『丸裸刑事』をできると言ううれしさと、パワーアップしなきゃいけないというプレッシャーがあった。豪華なゲストも迎え、もうやるだけだなという感じなので、稽古でやってきた芯の部分、軸の部分を忘れずにお客さんを巻き込んで、お祭りみたいなエンターテイメントにしたい」と意気込んだ。

 特殊詐欺に手を染めてしまった若者を演じた谷沢は、「久しぶりの舞台で稽古はめちゃくちゃ楽しかった。ぜひお客さんにも楽しんで欲しい。」と意欲を示し、明日以降同役でWキャストを務める早坂は「舞台本番を迎えるのは6年ぶりで、舞台ならではの声や体の使い方に苦戦した。始まってからはあっという間だと思うので、楽しんでやれたら」と稽古を振り返った。

 

 本公演には、日替わりでゲストが登場し、アパートに住みつく幽霊役を演じる。初日に登場する東ブクロは、「僕は今日やり逃げするだけ」と笑い、「3時間だけの稽古で挑んでる分、(演出の)石橋さんに何も考えずにやってくれと言われた」と話し、笑いを誘った。

 今後は、新田恵海、SWAY(劇団EXILE/DOBERMAN INFINITY)、世界(EXILE/FANTASTICS)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、野本ほたる、田中尚輝、青柳尊哉が日替わりで登場する。

 演出の石橋寛仁は、「前回は取調室というワンシチュエーションだったが、今回はところ狭しとステージを暴れる姿が見られる。みなさんとともに最後まで無事に終えたい」とコメントした。

  最後に小澤は、「前回は素舞台でしたが、今回は張り込みをテーマに舞台のセットも作って豪華になったので、何度も足を運んでいただくことでいろんな発見ができると思います。”丸裸”ということでネタバレも関係なくみんなで楽しんでいけるような作品に仕上がりました。バディが戻ってきた感を見せながら、キャストのみなさんと17日まで駆け抜けるので、百聞は一見にしかずということで、ぜひ見にきていただけたら」とアピールしていた。

 舞台は、小澤と八木によるプロジェクト“OZAYASU” 企画の第2弾。同プロジェクトは、それぞれのこれまでの経験や個性を生かし、芝居を軸に舞台から映像まで企画・プロデュースと色々なエンタテインメントに幅広く挑戦していくもの。

■観客が捜査に協力する撮影タイム『TikTok大作戦』

 劇中では、観客が捜査に協力するという名目の撮影タイム『TikTok大作戦』も。八木は「自由に撮ってもらって、編集とかもしてくれたらうれしい。いろんな角度からの『丸裸刑事』を皆さんがSNSで流してくれれば一緒に盛り上がるんじゃないかな」。小澤は「舞台というのはアンダーグラウンドな世界。見る人が限られるからこそ、舞台の良さを皆さんにも広めてほしいなと思う。『丸裸刑事』を見終わった後も余韻として楽しんだり、ファン同士でも撮った素材を共有して貰ったりしたら、さらに面白いコンテンツとして未知数に広がるんじゃないかな」と期待を寄せた。

 17⽇まで同所で。全10公演。

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