三代目JSBが最新ドームツアースタート ØMI「個々の強さ、築いてきた歴史を伝えられるステージ」
三代目 J SOUL BROTHERSが11月16日、みずほPayPayドーム福岡で、全国ドームツアー『三代目J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 “ECHOES OF DUALITY”』をスタートした。最新アルバム『ECHOES of DUALITY』を携えて全国4都市9公演で4大ドームを巡るツアーで、初は3万5000人を動員した。
ライブタイトルの「ECHOES of DUALITY」は、美しさや優雅さを象徴した“花びら”、困難や挑戦などを象徴した“棘”からなるグループの2024年のコンセプト“PETALÞ“(花びらと棘)を昇華させたもの。ツアーも三代目 J SOUL BROTHERSの持つ”音楽の二面性”を体感できるライブになっている。
ライブは凛々しさを感じさせる衣装を纏った7人が壮大な物語の世界へと導く印象的なオープニング映像で開幕。ステージに吊られたゴンドラに乗って巨大なLEDモニターの中央に現れた7人の姿に会場からは大歓声が上がった。1曲目から最新アルバムのリード曲「DEVELOP」を披露し、圧巻の特効演出とパフォーマンスに会場の熱気は急上昇。
怒涛の展開で進む前半戦、代表曲「R.Y.U.S.E.I.」では、しっとりとした曲調で始まるイントロから、次第にアップテンポな展開へと移り変わる構成で、日本中に親しまれるヒット曲の新たな一面を見せた。
ストリングスのイントロが印象的な新曲「LIT IT UP」では、映し出される壮大な滝の映像を背景に、サポートダンサー74人と大迫力のパフォーマンスを披露。同じく新曲の「Make up」ではボーカル2人がまるでメイクアップのオーダーを交わすような雰囲気でスタイリッシュに歌い上げた。
中盤では熱気に満ちたライブから一変、バラード曲でグループのもう一つの表情を見せた。切なさあふれるミディアムバラードの「Baby don’t cry」を披露した後、今回のライブでは会場ごとに特別な1曲をバラードで届ける構成に。福岡公演では、秋にぴったりの名曲「C.O.S.M.O.S. 〜秋桜〜」が披露され、哀愁漂うメロディで会場全体を包み込んだ。
パフォーマーコーナーを挟んだ後半戦では、ライブの定番楽曲を中心に構成されたメドレーを披露。会場が「銀河鉄道999」や「O.R.I.O.N.」でひとつになると、ØMIが「楽しんでくれましたかー!」と会場に問いかける場面もあった。
終盤では全身赤い衣装に身を包み「BLAZE」を披露。闘志と熱い想いを歌詞に落とし込んだ楽曲で、ラストまで疾走感のあるパフォーマンスを魅せつけた圧巻のステージでだった。最後は、メンバーが登場した時と同じく一列に並んだかと思えば、全員ステージから仰向けに落ちるという衝撃的な演出で幕を閉じた。
ツアーは12月22日の大阪・京セラドームのファイナルまで続く。