久保優太「K-1出身者として“K-1って強いんだぞ”というところを見せたい」大晦日で王座挑戦につながる大一番【RIZIN】
今年で10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)がラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)と対戦する。目標とするRIZINフェザー級王座に向けての大一番となるこの試合を控えた久保に話を聞いた。
このカードは11月17日に名古屋で行われた「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」で発表。久保は今年3月に元修斗環太平洋フェザー級王者でONE Championshipにも参戦していた高橋遼伍に判定勝ち、7月には初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕にKO勝ちを収め、シェイドゥラエフは今年6月にRIZINに初参戦を果たすと武田光司に一本勝ち、9月には元RIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタにも一本勝ちを収めている。
久保は20日に都内で行われた会見に出席し、試合についてコメントした。
会見では「寝たら“死”」と言っていました。戦い方としてはグラウンドに持ち込ませないのがマストだと思うのですが、具体的にはどういった戦法を考えていますか?
「立ち技の時からなんですが、僕はディフェンスにおいては段階的に考えています。ディフェンスの技術を使う順序を分けているということです。みんなはどの距離でもガードが一辺倒になってしまったり、本来ならよけてノーダメージであるところもブロッキングしちゃうということがあります。僕の場合はまずは事前の所作としては触れさせないこと。次はタックルを切る。それがダメなら立つというふうにフェーズが変わる。そう考えると触れさせないというのが一番の理想ですよね」
ということは自分の距離で一方的に当てていくということを考えている?
「自分は相手との距離感はすぐにつかめると思っているので、それで開始15秒くらいでぱぱっと決めちゃうというのが一番いいパターンなんじゃないでしょうか。相手が距離の取り方が上手くて触られそうになったらタックルに来れないように、というように段階的に、リスクの順に作戦を変えていくということになります」
久保選手は前戦で初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)をじわじわと追い詰めたうえでKO勝ちを収めました。あの試合については周囲からも高い評価をされているのでは?
「ありがとうございます。詰め将棋の部分でしっかり王手を取ることは大事ですし、しっかりとKO決着したということで“面白い試合だった”というふうに評価していただいています」