米倉涼子、西田敏行さんが亡くなる9日前に書いていた直筆メッセージに涙「でももうファイナルだよ」
公開中の映画『劇場版ドクターX』の舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演の米倉涼子と共演の岸部一徳が登壇。サプライズで駆け付けた内田有紀が「ドクターX」チームからの寄せ書きアルバムを米倉にプレゼント。西田敏行さんが生前に記していたメッセージに米倉が涙をあふれさせた。
12月6日に公開され、21日の時点で観客動員数130万人、興行収入は17億円を突破する大ヒット。
2012年のシリーズ開始から12年にわたり主人公・大門未知子を演じ続けた米倉涼子と神原晶役・岸部一徳も反響に大感激。全国各地をめぐる舞台挨拶ツアーを行った2人が「12年間のお礼参りができてよかった」を語っていると、そこに城之内博美役の内田有紀が花束を持ってサプライズ登場。
米倉が「有紀ちゃん、1回も(地方での舞台挨拶に)来てくれないよねって言ってたの」とぼやくと内田は「必死に隠してました(笑)」。
内田は「ドクターX」チームからの直筆メッセージがつづられたアルバムを米倉にプレゼント。内田が「これからは失敗も楽しんで自分のペースで歩いてね」と労う言葉を、岸部は「昌さ~ん、と呼ぶ声が今も聞こえるようです」と感謝の言葉を読み上げ、米倉も涙が止まらず。
さらに、蛭間重勝役の西田敏行さんが10月17日に急逝する9日前、10月8日に行われた完成報告会見に出席した際に記していたという直筆メッセージを司会が代読。「貴女のおかげで人生の素晴らしさを教えて頂きました」という感謝の言葉に、米倉も驚きつつ感無量の面持ち。
内田が「皆で書こうとなったとき、西田さん、すぐに書いてくださったの。だから私たちも読んで…」と涙声。米倉が嗚咽しながら「ありがとう。でももうファイナルだよ」と言うと内田が優しく「そうだよ。だからみんなが米ちゃんにありがとうって言ってるんだよ」。
米倉は「でも私がこのメンバーに会えたこと、この人たちに支えられてきたことが本当に感謝なんです。私ひとりじゃ一匹狼できないし」と涙をあふれさせながらチームに感謝を返していた。