『聖☆おにいさん』劇中使用の仏像当選に観客困惑 松山ケンイチ「バッグとかかけられます」
公開中の映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』の舞台挨拶が25日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチ、染谷将太と福田雄一監督が登壇。クリスマスらしくプレゼント抽選会を実施したものの、劇中にも登場する金色の仏像が当たった観客が困惑した。
<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く、中村光による同名大ヒットコミックの実写映画化。
この日はイエス・キリストの生誕を祝う日として古くから親しまれるクリスマス。福田監督から「染谷家はあれやるの? ツリーの下にプレゼントとか置いて次の日の朝に“あれ!?”ってやつやるの?」と聞かれると、妻で俳優の菊地凛子と2児を子育て中の染谷は「しゅくしゅくと。飲み物とクッキーとみかんを置いて。次の日の朝に無くなっていて、プレゼントが置いてある」。
一方、妻で俳優の小雪と3児を子育て中の松山が「うちは疑い始めてるから、信じてる人の前にしか来ないよって言うと、メッチャ信じてるよ!って言う」と苦笑すると、染谷も「うちもそう。分かります」。そこに福田監督が「うちはギリギリまで小芝居をやりましたよ」と言うと、染谷が「大丈夫ですか、今日小さいお子さんも…」と言い、松山が「信じない人には来ませんからね!」と呼びかけ観客も大笑い。
この日はクリスマス企画ということで観客参加の福引抽選会を実施。松山の「イエス賞」は「マジ神」Tシャツ、染谷の「ブッダ賞」は「みんな好き」Tシャツと、2人の直筆Tシャツに当選者も大喜び。ところが福田監督の「特賞」はなんと実際に撮影で使用した、イエスとブッダの部屋にある2メートル近い金色の仏像。自力で持ち帰るか、どうしても不要なら豪華映画グッズと引き換えという悪魔の選択に、当選者も「ちょっと考えます」と困惑しきり。
松山は「バッグとか帽子をかけられますよ。もし持ち帰られたら、どこに置いたのかあとで写真を送ってほしい」とねだり笑いを誘っていた。