卓球の五輪メダリスト平野早矢香さん「栗山監督の下で卓球をやってみたかった」
MCにうながされ客席からステージに上がって質問する平野早矢香さん
ロンドン五輪 卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香さんが1月15日、野球の「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」の優勝監督で現在、北海道日本ハムファイターズのCBOを務める栗山英樹氏のトークイベントに飛び入り参加した。平野さんは栗山氏の言葉に思わず「栗山監督の下で卓球をやってみたかった」などと語る場面もあった。
この日のイベントは栗山氏の著書「栗山英樹の思考」と「監督の財産」の出版を記念したもので、来場者からの質問コーナーの際にMCにうながされ、客席にいた平野さんがステージに上がり質問することに。
ここで平野さんは「大谷翔平選手は日本のトップアスリート。誰もが注目する素晴らしい選手。大谷選手は実績がある、プラスアルファとして人柄、生き方、言動を含めて応援される方が多いと思う。私も現役生活26年間、日本を代表して戦ってきたが、勝つことを目指してやってきた。そこを目指してトップアスリートは勝ち進んでいくが、その一方で生き方とか人間性といったものもスポーツを通して学ぶべきと私は現役を通しても、引退してからも感じている。栗山監督にお聞きしたいのは、指導されている中で勝つことにフォーカスして進まれていると思うが、それにプラスして選手たちに人としてこうなってほしいといったことはどのようにお考えかということと、どのようなアプローチを選手にしていたかということをうかがいたい」と質問。
これに栗山氏は「まずは平野さんから大谷翔平はどのように見えるんですか?」と逆質問。平野さんが「野球少年という感じ。野球をするべくして生まれてきたみたいな一面と、それにフォーカスして突き進む。なので、あまり周りのことは気にせずに、思うがままに、自分の能力を高めるために進んでいるというイメージを持っています」と答えると栗山氏はなおも「トップアスリートでも長所と短所はある。なかなか短所を見つけるのは難しいタイプに見えるんですが、その辺はトップアスリートとして翔平はどのように見えてます?」と質問。