RIZINでMMAデビューの大雅がスーパーフェザー級王座を返上。61.5kgトーナメントも出場せず【RISE】
大雅についてコメントする伊藤隆代表
RISEが1月21日、都内で会見を開き、スーパーフェザー級王者の大雅(TRY HARD GYM)の王座返上を発表した。
RISEでは3月29日に東京・両国国技館で開催される「RISE WORLD SERIES 2025」から61.5kgのワールドトーナメントを開催予定で、もちろん大雅も出場予定だった。しかし大雅は昨年大晦日の「RIZIN.49」でMMAに初挑戦。RIZINでの会見などでトーナメント出場については明言せず、さらに「MMAに専念したい」といった内容のコメントも口にしていた。
会見でRISEの伊藤隆代表は「スーパーフェザー級王者の大雅についていろいろと憶測やニュースが流れているが、昨年、トーナメント参戦でジムからは了承を得ていた。今年に入り、やり取りをさせていただき、MMAに挑戦したいとなったので、今日付けでスーパーフェザー級のタイトルを返上してもらうこととなった。私自身、RISEとしても結構長いやり取りをさせていただいた。選手とジムサイドとの相違などいろいろなことがあったが、今年に入って急展開があった。そこに関してはトーナメントに参戦せずにMMAに集中という形となった」と大雅の王座返上とトーナメントへの不参加を発表した。
そして「我々としてもタイトルを持っている人間には防衛義務があったり、トーナメントに参戦してもらえるということを了承を得ていた部分もあったが、TRY HARD GYMとはしっかり選手を管理していただくことも話をさせていただいた。本人については陰ながら応援したいと思う」などと続けた。
大雅の王座返上に伴う王座決定戦については「61.5のトーナメントをやっているというトップ選手が不在の状況なので、良きタイミングで行いたい。年内には決めたい」などと語るにとどめた。