三重・松阪市とLDHが地域課題解決へ向け連携 橘ケンチ「松阪市からも〈日本を元気に〉していけたら」
三重県松阪市と株式会社LDH JAPANは1月24日、松坂市内で、地域課題解決へ向けた連携を始動することを意図し、松坂市の竹上真人市長とLDH JAPANでSocial Innovation Officerを務める橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)が出席しキックオフ宣言となる記者発表を行った。教育やスポーツの領域からプロジェクトをスタートし、今後は商業や観光、文化から食といった分野でも協力関係を強化させた上で将来的な連携協定締結も視野に向き合っていくという。
2025年度は『スポーツのチカラプロジェクト推進事業』における新たな取組〈ダンスドリームプロジェクト〜松阪市のミライを担う君たちへダンスを通じて伝えたいメッセージ〜〉として、EXILE TETSUYA監修のDVD教材『中学校の現代的なリズムのダンス授業』(文部科学省選定/2文科初第450号)を市内公立中学校全校に今春導入の予定。『みえ松阪マラソン2025』(2025年12月21日開催)では公式イメージソングの制作をLDH JAPANが担当することが決まっている。今後は、観光や文化から食、シティプロモーションまで全方位で地域課題の解決へ向けて研究及び検討を実施、連携や協力を強めながら未来へ向けた共生事業を加速させるという。
橘は、福井・福井市や北海道・苫小牧市、静岡・磐田市、福岡・北九州市、熊本・熊本市といった、LDH JAPANがこれまで取組を行ってきた全国の自治体に触れると、「松阪市さんへも昨年末に訪問させていただいて職員や事業者の方々と対話をさせていただく機会を得ました。そこで感じたのは過去に足を運んだ各エリア同様、松阪市には歴史や文化、食といった多様で充実したコンテンツが存在しているということでした」とし、「様々な分野におけるコラボレーションを実現することで、今後この街の魅力をより広く発信していきたいと考えています。そして、ここ松阪市からも〈日本を元気に〉していけたらと思っています」とコメントした。
この取組は、2023年11月にスポーツ庁主催で行われた『スポまち!長官表彰』に竹上市長が出席し、同表彰式内でEXILE HIROも出演したトークセッションでLDH JAPANの地域との積極的な取組を市サイドが知ったことを契機に松阪市の市制20周年記念事業での施策について協議を開始したという。