大人の学習意欲を “見える化” キャラが進化も コクヨの新IoT文具「大人のやる気ペン」

 文房具や事務用品、オフィス家具を製造・販売するコクヨが1月29日、都内でIoT文具「大人のやる気ペン」の新商品発表会を行った。

コクヨが2025年春に一般発売を予定する新IoT文具「大人のやる気ペン」

「大人のやる気ペン」とは努力を見える化することで、大人の学びをサポートする新たなIoT文具。同社では2019年に市販の鉛筆にアタッチメントを取り付け、スマートフォンアプリと連動させることで、子どもたちの勉強へのやる気を見える化した「しゅくだいやる気ペン」を発売。約8割の親子が “自然に勉強する習慣が身についた” と効果を実感しており、販売台数が約5万台を突破するヒット商品となった。

 同社イノベーションセンターやる気ペングループ長の中井信彦さんは、開発について「しゅくだいやる気ペンは独自の学習習慣化ツールとして支持されているが、最近はネット上にどうも大人が使っているのではないかと思われる声が出始めた」といい、実際に大人ユーザーを分析すると「約7割の方が、資格試験の学習や自己学習などかなり真剣に学習に取り組んでいた。一般の方を調査してみると4人に1人の大人が資格取得に取り組み、その7割以上が途中で諦めてしまうことや8割が紙に書いて勉強していること、学習モチベーションの維持に課題を感じていることなどが分かってきた」と語る。

コクヨイノベーションセンターやる気ペングループ長の中井信彦さん(左)とイノベーションセンター長の野底土南二・一さん
1 2 3 4>>>