中条あやみがフォトエッセイ「おばあちゃんになるまで応援してるよって言われたい」

 

 モデルで俳優の中条あやみがフォトエッセイ『明日へのことば』(幻冬舎)を発売、2月8日、都内で刊行記念イベントを行った。

 自身初となる書籍を発売したことについて、中条は「いつか写真集を出すのかな出さないのかなとかって思ってたんですけど、自分の中でそういうムードにならなくて、14年になりました。担当の方がフォトエッセイという形で出してみませんか?って言ってくださって、写真集よりも納得がいったというか。言葉を大事にしたもの、思いを伝えるもの、届けるものを出したいなって思いました」。

 お気に入りの写真たちと、これまで集めてきた言葉で構成。写真は、自身の希望で、熊本、阿蘇で撮影した。

「どこで撮影しようかと言っていただいた時、すぐに思い浮かんだのが阿蘇でした。CMやテレビで見た時に、何のよどみもなく純潔な画は何だろう、この場所は何だろう?って。そういう清らかな場所っていうイメージがすごくありました。(この本は)言葉をテーマにしているので、阿蘇の巨大な自然のパワーに言葉が乗っかったらすっと清らかに入ってくるんじゃないかなって思いました」

 

 お気に入りの写真は、鍋ヶ滝で撮ったもの。

「撮影がちょうど梅雨の時期だったので曇ってる時が多かったんですが、鍋ヶ滝に行った時 、光がバーッと差してきて、滝の水しぶきと太陽の光とで光のカーテンみたいな感じになったんです。すごく神秘的で、神聖な場所みたいな感じになって、奇跡というか。パワーをもらった瞬間で熊本に歓迎してもらってるんだなって思いました」

 言葉については、「この本を作ることになって、過去の日記だったりメモに残した言葉をもう一回見返したり、どういう言葉を自分が伝えたいかなって考えたりしました。誰かから言っていただいた言葉もあるし、自分が普段生活しててすごく素敵だなって思った言葉だったり、誰かがインタビューで答えてる言葉だったりとか……そういういろんな人の言葉が自分のなかに入ってきています。言葉の持つ力は私の中でも大きな存在だなと感じました」

 

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