“大井の帝王” 的場文男騎手が引退を発表!地方競馬通算7424勝、51年5カ月の騎手生活に幕

 東京シティ競馬(TCK)は2月14日、“大井の帝王” として知られる的場文男騎手が3月31日付で引退することを発表した。

3月31日付で現役を引退することを発表した的場文男騎手

“大井の帝王” が、51年5カ月に渡る騎手生活に幕を下ろし、第二の人生を歩む。的場騎手は1956年9月7日、福岡県生まれ。1973年10月16日にデビュー、同年11月6日に初勝利。2023年3月には前人未到の地方競馬通算7400勝を達成した。近年は地方競馬の最年長騎手として、騎乗する度に地方競馬の最年長騎乗記録と最多騎乗数記録を更新。通算騎乗数4万3497戦、地方競馬通算勝利数は7424勝となった。

 的場騎手はファンに向け「皆様、長い間応援していただき、本当にありがとうございました。正直なところ、まだまだ乗りたい気持ちはありますが、昨年2月に膝を怪我し、一度騎乗を再開しましたが、膝の影響もあってか思うような騎乗ができず、体力的にも限界を感じるようになり、騎手としてのキャリアに終止符を打つ決断をいたしました。

 最後の騎乗を皆様にお見せすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、これまで多くの素晴らしい馬たちと共に走り、多くの思い出を作ることができました。皆様の温かい応援が、私の力となり、支えとなりました。

 これからは新たな道を歩むことになりますが、皆様の応援を胸に、次のステージでも頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」とコメント。

 2月17日午後に報道陣を前に引退会見を行う予定。

1 2 3>>>