ニコール・キッドマンが、止まらない!映画『ベイビーガール』が、めちゃくちゃえっちだった件!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
先日、公演が終わったと思ったらもう5月の舞台が迫ってきました。5月9日から三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.19「ハイパー刑事のアルティメット捜査線」を上演します。脚本はとりあえず脱稿いたしました。
そして3月28日から三栄町LIVEで始まる「劇単松尾旗揚げ解散公演」に脚本提供という形で関わらせていただいていますので、なんか気になった方はぜひ。
では今週も始めましょう。

良い子が読まないように、先に言っておきますが、この映画はとてつもなくエッチな内容で、これから「どうしてえっちだったのか」を、書いていきます。
PG12だそうなので、12歳未満の人は、大人の人に先に読んでもらってから続きを読んでいいか確認して下さい。
筆者的にはR25です。
歪むよ!あんまり若いうちに、この映画観たらえっちすぎて歪むよ!
一言しか語られませんが、主人公も幼少期の経験で、性癖が歪んだ理由が描かれています。
大人の人! 12才未満に、相談されたら絶対に読ませないで、観るのは大人になるまで我慢させて下さい! でも、とってもいい映画なので「観ちゃダメ」とは、言わないで下さい!
さて、どんな映画かというと、名優ニコール・キッドマンさん主演の、とってもスリリングな、エロティックエンターテイメント(公式もこうジャンル分けしてる)です。
会社のトップに立つ女性が、インターンの若者にマゾ性を見抜かれ、そこからはただひたすら堕ちていく、みたいな。
ざっくりいうとこんな感じになっちゃいますが、本質的には濃厚な人間ドラマだと思います。しかし、なんせその「人間の人間の部分」が、SMチックなエロスを通して全編描かれていくので「まぁ、男も女も、本当はこうだよなぁ」という、影響されたら社会に戻れなくなりかねない描写が続きます。
そして、SMチックと書きましたが、縄で縛ったり、ムチで叩いたり、ろうそくを垂らしたりはしません。四つん這いにさせて、お皿に入れたミルクを舐めさせたりします、インターンが社長に! 2時間ずっと、精神的SMなんですよ!
その上で、そういう行為を前戯に、きちんとセックスシーンも、とても美しく描かれるので、なんかもう観ている側が「ほ〜ら、こういうことしてからのえっちはめちゃめちゃ気持ちいいよ」と、調教されている気分。「帰ったら、してみようかな」が、頭によぎらない人はいないのでは、ないでしょうか。
音楽も、吐息のような音をサンプリングして使っていて、五感全部にエロスを流し込んできます。個人的には、ここが一番良かった。
コンプライアンスとか、ジェンダーとか、メンタルヘルスの話題も出てくるのですが、そこもとてもバランスが良かったと、思います。
1周回って、パートナーが居る人は一緒に見て、話し合ったほうがいい映画だと思いました。気まずくなっても、沼にハマっても責任はとりませんが…
本当に、パワーのある映画だったので、覚悟が出来た方は、是非劇場へ!