『HELLSING』と『ドリフターズ』の世界に引き込まれる！ 池袋で平野耕太の大規模展覧会開幕

 　人気漫画家の平野耕太の展覧会『平野耕太★大博覧會』が3月27日、豊島区のサンシャインシティの展示ホールAで開幕する。平野による大迫力の原画200点超を展示する大規模な展覧会で、その規模はこれまで行われてきたもののなかで最大級だという。

　展示しているのは、反キリストの化け物を葬るために組織された特務機関「HELLSING」の闘いを描くバトルアクション『HELLSING』と、異世界に迷い込んだ異なる時代の歴史上の英雄たちが叡智を競う戦いを繰り広げるバトルアクションファンタジー作品『ドリフターズ』の貴重な原画だ。

『HELLSING』の世界から『ドリフターズ』の世界へと移っていく構成で、それぞれの作品の物語の進行に沿って、キャラクターたちをパワフルな原画、復唱したくなるようなセリフ、パネルでわかりやすくかつ臨場感たっぷりに紹介している。

　名シーンを再現した造形物や音声、映像とともに展示しており、見るほどに作品に引き込まれるような内容だ。また、時代を追うほどに、原画の描かれ方が変化していくのがわかるのも興味深い。

　フォトスポットも豊富で、なかには作品の一部になれるかのようなものも。会期中は多くのファンを喜ばせそうだ。

　開幕を控えて行われた内覧会には、平野や作品の魅力を反映するかのようにさまざまなバッググラウンドの報道陣が集まり、広い会場を行ったり来たり。お気に入りの原画の前で長い間立ち止まっている人の姿も。ファン目線な内容で、会場にいたキュレーターは、自身も平野のファンと笑い、「たくさんの方に来ていただいて、平野先生にこんなにたくさんの人が作品を待っていことを伝えたい」と話していた。

　平野、そして『HELLSING』『ドリフターズ』の魅力を堪能できる『平野耕太★大博覧會』は4月13日まで同所で。会期中無休。