研ナオコ、娘を“永六輔の孫”主演映画監督に紹介「本当の“ケンズファミリー”になるかも」

映画『うぉっしゅ』(5月2日公開)のイベントが1日、都内にて行われ、主演の研ナオコと、岡﨑育之介監督が登壇。岡﨑監督が、研から「うちの娘、どう?」と聞かれたという爆笑エピソードを語った。
永六輔の孫・岡﨑育之介が企画・脚本・監督を務めた話題作。中尾有伽が演じるソープ嬢の孫と、研ナオコが演じる認知症の祖母・紀江の心の交流の物語。
中尾有伽とのW主演で、9年ぶりの映画主演を果たした研。「認知症という役も面白いと思ったし、今後期待の若い監督だと思って」とオファーを受けた理由を語り「でも一つだけ条件を出したんです。妥協するんだったら私は出ません、と。“研ナオコはこれでいいか”というのは止めてくれ、って言ったんです」と明かすと、岡﨑監督も「恐れ多い話。徹底してこだわって最高級の演技をしていただいた。研さんには本当にかわいがっていただき、事務所のケンズファミリーの皆さんにも親切にしていただいた」と感謝。
さらに「研さんから“監督、彼女いないの、いくつくらいまで行けるの?”と聞かれ“69歳”と言ったら“それ私じゃないの!”って」と漫才さながらのやり取りを振り返った岡﨑監督。
「そしたら研さんが急に“良かったらうちの娘どう?”って。恐れ多いですと言ったんですが、前向きに…と。本当の意味で“ケンズファミリー”になるかも」と冗談めかしたが、研は「半分本気で。今、娘はアメリカにいるんだけど」と一時帰国した際、実際に顔合わせしたと明かし、岡﨑監督は「お互い気まずかったです(笑)。でも本当に素敵な娘さんで。この映画のように、ご家族を大切にされているんだなと思いました」とまとめ、研が「上手いこと映画につなげたね!」。
岡﨑監督が「初日舞台挨拶では婚約届とともに発表することになるかも…」と言うと研が「何だよこの記者会見!」とツッコミ。最後まで本気とも冗談ともつかぬやり取りで観客を沸かせていた。
この日のイベントは、岡﨑監督の祖父・永六輔が長年CMに出演していた浅田飴の玉木卓社長と、研の親友・梅沢富美男も登壇。デビュー55周年の研を祝福。永のジャケットを着てきたという岡﨑監督は「なぜか理由は分からないんですけど小さいときから浅田飴が家にたくさんあって」と笑いを交えて、つながる縁に感激していた。