42歳の城戸康裕「“疲れた~”とは思うけど年齢は関係ない。40代に夢を与える戦いを見せたい」 王凱峰を相手に初防衛戦【SPACE ONE×BOM】
中国の格闘技イベント「SPACE ONE 宇宙栄耀」と日本のムエタイイベント「BOM(Battle Of Muaythai」がタッグを組んでのイベントとなる「SPACE ONE×BOM」が5月11日に東京・立川立飛アリーナで開催される。同大会のメインイベントで初防衛戦に臨むSPACE ONE初代ライト級世界王者・城戸康裕(TEAM ONE)のインタビューが主催者から届いた。

今回、SPACE ONEが日本初上陸。昨年11月、中国で開催された「SPACE ONE 4・佛山大会」のメインイベントで、右バックハンドブローでKO負けしている王凱峰(=ワン・カイフォン/中国)とダイレクトリマッチが決まりました。さらに、ご自身が保持しているSPACE ONE初代ライト級王座初防衛戦となります。
城戸「もともと、僕がSPACE ONEのリー・ヨウルン代表に“(再戦を)やらしてくれ”と何度も言っていて“もちろんだ”という感じで答えてくれていたんです。ダイレクトリマッチをやるとなると、向こうとしてはメリットがないじゃないですか。だから僕はベルトをかけてもいいと伝えていたところ、今回決まりました。SPACE ONEの関係者はすごく手厚くしてくれてる感がすごくあって、今回日本で興行をやられるということで一緒に盛り上げたいと思います」
カイフォン選手と拳を交えてどういう印象がありますか。
城戸「戦いながら“こいつ強いな”と思いましたね。しかも向こうは若いですし、この半年間でもっと強くなっていると思うんですよ。だから、だいぶ油断できないというか、怖さはありますよね」
どのあたりで強さを感じたんですか。
城戸「圧力ですね。気合の入り方というか“やってやるぞ、この野郎!”みたいな感じがすごく伝わってきたんですよ。それプラス、アウェイの状況もあったので、そういった雰囲気にも僕はのまれましたね。今回、日本での試合なので、また違う展開になると思います」
2016年11月のサニー・ダルベック戦以来、約8年ぶりのKO負けだったことに関しては、ショックは大きかったですか?
城戸「バックハンドブローをもらったタイミングとかは全然覚えてないので“うわ~くそーやらかしたなー”みたいな感じのショックはちょっとありましたね。例えるなら、五目並べのゲームで“三”が見えてなかったみたいな。自分の中でもう絶対に負けないなと思っている中、相手に“三”を取られていることに気づかないで“三”を止めずに“四”を作られて、やべえ、負けちゃった! という感覚とあの時は同じでしたね(笑)。でも、試合中に絶対に勝てない相手とは全く思わなかったです」