日本にありながらジェイムズ・ブラウンから流れるディープなファンクで耳の肥えた音楽ファンを腰砕けにしてきた、在日ファンクのメジャーデビューアルバム。SAKEROCKでトロンボーンを吹き、俳優としても活躍するハマケンこと、浜野健太が率いる6人組の新スタートとなる本作で、前作なメロウ路線から一転して初期衝動ほとばしるファンクを聞かせてくれる。タイトルにそのままの憤りが伝わってくる『根にもってます』や『断固すいません』などライブでもおなじみのナンバーを軸に、『ふがいない』や『パラシュート』、そしてタイトルトラック『笑うな』など全11曲を収録した。曲名の字面からは大方が想像しないであろうクールネスが詰まったアルバム。初回盤のDVDにはミュージックビデオなどを収録している。
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夏のあいだにマストでチェック! マイ・エヴリシング / ARIANA GRANDE
ネクスト・マライアとも呼ばれる歌唱力とコケティッシュなルックスで人気のアリアナ・グランデのセカンドアルバム。クールでダンサブルなトラックからキュートさ爆発のポップな曲まで全18曲を収録。ゲスト参加のアーティスト陣も豪華。EDMの貴公子ZEDDを始め、ニッキー・ミナージュも参加。代表曲『Baby I』は葉加瀬太郎とコラボレーション。
夏のあいだにマストでチェック! グロリアス / FOXES
2014年最重要新人の呼び声も高い英国出身のシンガーソングライター、フォクシーズのデビュー作。彼女がそこまで注目を集めるのは、EDM界に大旋風を起こしたZEDDの『クラリティ』でボーカルを務めたため。透明感のある歌声、デジタルでありながらも有機的な雰囲気を漂わせる楽曲の数々を聴かせてくれる。マストチェックの作品だ。
夏のあいだにマストでチェック! ATTACK25 / DREAMS COME TRUE
25周年のアニバーサリーイヤーを迎えたドリカムが放つ最新オリジナルアルバムは、これからもいい音楽&楽曲で攻めていく意気込みを感じる作品。セレモニー感あふれる『THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC』でスタートを切る本作には、『愛がたどりつく場所』『さぁ鐘を鳴らせ』などおなじみの曲を含む全16曲を収録。なかには『あなたにサラダ以外も』『愛して笑ってうれしくて涙して』なんて時代を超え愛される彼らの名曲を想起させるものも。
マイ・サマー・サウンドトラック 11 / KIRINJI
6人編成のバンドの新体制になったKIRINJI(キリンジ)が初めてのアルバムを完成させた。タイトルは新体制前からの通し番号を継承していて、11枚目の意味。メンバーは堀込高樹、楠均、千ヶ崎学、田村玄一、弓木英梨乃、コトリンゴの構成で、昨夏から活動しているのでチームワークはバッチリ。そのなかで制作されたのがこのアルバムだ。すでに本作から先行配信中で、バンドの新しい出発に寄せた曲のようにも思える『進水式』を筆頭に、スムースで心地良さにあふれている。聞く人すべてに寄りそうような作品になっていて、常に手元に置いておきたくなる。メンバーのコトリンゴは本作について「かっこよくて、ほのぼのとして、きゅんとする」と話していたが、まさにその言葉通り。さまざまな音楽があふれるこの季節だがちょっとほっとしたいときにピッタリの夏のサウンドトラックであり、人生のサウンドトラック的作品。
マイ・サマー・サウンドトラック Sunbathing Animal / Parquet Courts
先日行われた夏フェス、フジロックフェスティバルに出演した、米ロックバンドのパーケイ・コーツの最新音源。ニューヨークで最も旬なバンドとして話題を集める彼らが鳴らすのは、ニューウェーヴ・パンク・サウンド。その音色はイギリスにも届き、ザ・ストロークスのフットステップを踏むようにバンドは大きくなっている。オールドスクールなパンクチューンあり、メロディックでミッドテンポなオルタナティブな楽曲もありバンドのこれからの可能性を感じさせる作品だ。
マイ・サマー・サウンドトラック くもゆきのいろ / くもゆき
おおはた雄一と福岡晃子(チャットモンチー)によるユニットが結成1周年を迎えるタイミングで、初めてのフルアルバムをリリース。コンセプトは「こどももおとなも親子で楽しめるアルバム」。おおはたいわく、音にこだわって制作されたという。心地よく覚えやすいメロディーと優しい歌声が心地良く、聞くとじわじわと楽しくなってくる作品。『やっとやっとやっとさー』などユーモアたっぷりの曲のタイトルだけを見ていても心が躍る。夏休みにみんなで聴いておきたい。
夏中聞きたい、マイ・サマー・チューン!
ROSE / ザ・フロント・ボトムズ
アコースティックギターでインディ・ロック的なダンスグルーヴを鳴らすパンクバンド、ザ・フロント・ボトムズの最新音源が到着。大ヒットとなった前作『タロン・オブ・ザ・ホーク』から約1年ぶりとなる。今作もまた、彼らの支持者をぐっと広げることになりそう。彼らが音楽で描く世界は、自身や彼女の家だったり、庭だったりと手をのばせば届くような距離にあって共感を誘うが、例えば『Jim Bogart』のようにサウンドやハーモニーの重なりで壮大でファンタジック、ときに神々しささえも感じさせてくれて…。それが人気の秘密か。
夏中聞きたい、マイ・サマー・チューン!
Circa Waves EP / サーカ・ウェーヴス
毎年、さまざまな才能が飛び出してくる英国の音楽シーンで、今一番ホットなバンドとして注目を集める、ガレージロックバンド、サーカ・ウェーヴス。英リバプール出身の4人組で、デビュー前から話題を集めているバンドだ。そんな彼ら、人気夏フェスのサマーソニックで初来日も決定している。来日を目前に、日本限定で発売されるのが本作。情熱ほとばしる演奏シーンが見られるミュージックビデオが印象的な新曲『Young Chasers』はもちろん、ボーナストラックを含めて全5曲を収録した。レトロ感とフレッシュさの融合にハマる人も続出か。
夏中聞きたい、マイ・サマー・チューン! 夏のトカゲ / TOTALFAT
国境を越えて活躍する人気ロックバンドのTOTALFATが夏にピッタリのアゲアゲな新曲をリリース。すでにライブやロックフェスなどでおなじみ、ロックキッズに大人気のナンバーとなっていて、リクエストを受けてシングル化した。それだけに仕上がりは間違いない作品だ。夏の激アゲお祭りチューンというだけに、ファンはもちろん、初めて彼らの音楽を聞く人も巻き込んでしまうほどのパワーがある。一度聴いたら脳内でループし続けるサビはもちろん、一体感を味わえるシンガロングパートもある。この夏を盛り上げる本命のロックチューンだ。
夏中聞きたい、マイ・サマー・チューン! Stay with 海 / 逗子三兄弟
湘南で生まれ育ったリアル兄弟からなる、逗子三兄弟がセカンドアルバムを発表。彼らオリジナルのビーチソングを詰め込んだ、弾けるサマーアルバムだ。オーガニックなアコースティックテイストとビートの融合といった彼らの持ち味はさらに磨き上げられているのはもちろん、それぞれのボーカルスタイルもレベルアップ。聞きごたえのあるアルバムになっている。突き抜ける『裸足のヴィーナス』を始め、波音のイントロで曲の世界に一気に引き込まれる『愛なんですか?情なんですか?』など全11曲。ミッド、バラードなど曲調も豊富だ。