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クセありキャラにハマる!『オケ老人!』

2017.05.22 Vol.691

 老人ばかりのアマチュア・オーケストラを舞台にした笑いと感動のクラシック・エンターテインメント! 人気女優・杏が本作で映画初主演。共演は、黒島結菜、坂口健太郎といった人気若手俳優に加え、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎ら豪華ベテラン勢が集結!

 高校教師の小山千鶴は、地元のエリート楽団と間違えて、お年寄りばかりのアマオケ梅が岡交響楽団に入団してしまう。楽団の演奏はひどいレベルなうえ、バイオリン志望だったはずがなぜか指揮者を任されることに。存続の危機にある“梅響”の運命はいかに…!?

販売元:TCエンタテインメント 発売中 4800円(税別)

心地よいアルバム『Have Fun』シンリズム

2017.05.09 Vol.690

 ポップで心地の良い楽曲で話題のシンガーソングライター、シンリズム。注目が集まるなかで、いよいよ待望の最新アルバムをリリース。カーセンサーのTVCMソング『FUN!』を筆頭に、昨年発表された『彼女のカメラ』『ラジオネームが読まれたら』など全11曲を収録している。再生するそばからスキップしたくなる楽曲が次々に飛び出し、歌詞をつぶやいたり、鼻歌を歌いたくなる曲ばかり。タイトルをそのまま音楽で表現しているような感覚の作品だ。丁寧なメロディーや歌詞の綴り方が、詰め込みすぎな音楽があふれるなかで、新鮮さを感じさせてくれる。

心地よいアルバム『Don’t think, feel.』THE BEAT GARDEN

2017.05.08 Vol.690

 昨年メジャーデビューを果たすとともに、複数の音楽フェスに出演。迫力のパフォーマンスで多くの支持を集めた、THE BEAT GARDEN。3ボーカルに1DJという構成のグループで、迫力のボーカルとEDMサウンドがミックスした高揚感のある楽曲が特徴だ。最新シングルは、「考えるな、感じろ」の心揺さぶるフレーズをタイトルに冠した、アッパーでダンサブル、そしてアグレッシブな楽曲だ。前作と比べると、シャウトにも近いボーカルが強い印象を残す。3人で歌うからこそのボーカルの厚みも、本曲にいい意味での重みを加えている。

心地よいアルバム『Afterglow』Asgeir

2017.05.08 Vol.690

 アイスランド出身のシンガーソングライター、アウスゲイルが最新作をリリース。高い評価を得た前作でデビューアルバム『Dyro i dauoapogn』に続き、透き通るメロディーラインとファルセットボイスで再び世界を魅了することになるだろう。タイトルトラックの『Afterglow』は水面が光を反射するかのようなキラキラ感を放つ楽曲。作詞は詩人であるアウスゲイルの実の父親が手掛けている。その他の収録曲もエレクトロビートと彼の歌声が作るハーモニーが、聴く者を優しく包み込み、聴く人を虜にしてしまう。再生して目を閉じれば、穏やかで静かて、心地よい空間へと連れて行ってくれるアルバム。

心地よいアルバム『BEST SELECTION “blanc”/“noir”』Aimer

2017.05.07 Vol.690

 注目のシンガーソングライター、Aimer(エメ)がベストアルバムを発表。コンセプト別に選曲した白盤『blanc』と黒盤『noir』、2つの作品を同時にリリースした。白盤はバラード楽曲を中心にコンパイル。彼女が注目を集める大きなきっかけとなった野田洋次郎(RADWIMPS)楽曲提供の『蝶々結び』を始め、『あなたに出会わなければ?夏雪冬花?』、デビュー曲の『六等星の夜』など、1曲ごとに彼女の歌声が心にしみ込んでくる作品だ。一方、黒盤はエモーショナルな楽曲を中心に選曲している。ONE OK ROCKのTakaが提供した『insane dream』など全14曲を収録している。しっとりとした楽曲とハスキーな歌声の印象が強い彼女だが、本作のリリースによって彼女の魅力は広がっていきそう。これまでの彼女の軌跡をまとめた作品だ。

心地よいアルバム『in・ter a・li・a 』At The Drive In

2017.05.07 Vol.690

 米バンド、アット・ザ・ドライヴ・インが17年ぶりに放つ最新アルバム。メンバーのオマー・ロドリゲス・ロペスと、オマーの別プロジェクトのマーズ・ヴォルタを始め、ミューズ、シガーロスなどを手掛けたプロデューサーのリッチ・コスティがタッグを組んだ作品。メンバーが「信頼をすべてオマーにすべて託した」という本作では、2017年にアップデートされた彼らのロックが聞ける印象。17年のインターバルで否応なく盛り上がった期待感には、リリース前に発表してきた収録曲数曲のミュージックビデオを通じて、じわじわ少しずつ答えてくれてきた印象があるだけに、アルバムがリリースされれば待ちかねていたファンには熱狂が訪れそう。全11曲を収録。

「あふれる」音楽『Girl』秦基博

2017.04.29 Vol.689

 シンガーソングライターの秦基博の最新シングルは、ドラマ『恋がヘタでも生きてます』の主題歌。もれなく、きゅんとさせられる楽曲で、老いも若きも男も女も恋したい気分になることは間違いなしの楽曲だ。この曲はもともとアルバム『Signed POP』(2013年)に収録されていた曲で、今回シングルとしてリカットされた。曲の冒頭、♪ふわり?から始まるサビから、ふわふわと柔らかい感触と、誰かを愛しく思う気持ちがあふれてくる。カップリングには『70億のピース』を弾き語りバージョンで収録した。

[J-POP SINGLE]AUGUSTA RECORDS 5月3日(水)発売 初回盤(CD+DVD)5800円 通常盤1000円(ともに税別)

「あふれる」音楽『So Good』Zara Larsson

2017.04.28 Vol.689

 才能と美貌、“天が二物を与えた”次世代ポップクイーンとして注目を集める、 ザラ・ラーソンの日本デビューアルバム。ダンサブルかつポップ、耳の肥えたEDMファンをも夢中にさせるサウンドが特徴で2015年にリリースしたシングル『ラッシュ・ライフ』が世界的にヒット。今や音楽ファンの必須のサービスとなっているSpotifyは「最も再生されたスウェーデンの女性」に認定している。アルバムも心地よい楽曲が勢ぞろいで『ソー・グッド』!な内容。今夏のサマーソニックでの来日が決定し、日本でも人気に火がつきそう。キュートでクールで、ポップでEDM。好きになる要素しかない。

[DANCE ALBUM]ソニーミュージックジャパンインターナショナル 5月3日(水)1800円(税別)

「あふれる」音楽『ゆずイロハ 1997-2017』ゆず

2017.04.25 Vol.689

 世に出しヒットした楽曲は数知れず! 数々の名曲を届けてきたデュオ、ゆずが自身初となるオールタイムベストアルバムをリリース。デビュー20周年のアニバーサリーを記念し、満を持して発表するもので、並んだ収録曲のタイトルを見ただけで、彼らの大きさを感じずにはいられない。それと同時に、2人の変わらぬ親しみやすさにも驚かせられる。『夏色』『栄光の架橋』、そして『雨のち晴レルヤ』など厳選した全50曲からは、彼らをずっと追い続けてきたファンならずとも、いずれかの楽曲がきっかけになって、さまざまな記憶が引き出される人も少なくないだろう。まもなく、アニバーサリーを祝うドームツアーもスタートする。

[J-POP ALBUM]Senha & Co. 4月26日(水)発売 3枚組3500円(税別)

「あふれる」音楽『THE LAST RIDER』Ron Sexsmith

2017.04.24 Vol.689

 カナダ出身のシンガーソングライター、ロン・セクススミスの最新作。一緒にツアーを回ったメンバーたちとともに完成させたという、これまでとは違うプロセスを経て制作した作品だ。ボーナストラックを含み全16曲を収録している。しっかりと地に足が着いた感のある芯のあるいい歌が並んでいて、楽曲それぞれから、ロマンティックだったり、メランコリックだったり、ビタースイートだったり、ハッピー感だったり、さまざまな感情が美メロに載せられあふれだす。ギターフレーズ、ピアノの音色、もちろんロンの声などが心の琴線に触れて、あらゆる方向へと揺さぶられる。

[ROCK ALBUM]ビッグ・ナッシング 発売中 2300円(税別)

スタートダッシュを楽しくキメる!『ニマイメ』スコット&リバース

2017.04.11 Vol.688

 米ロックバンド、ウィーザーのフロントマンであるリヴァース・クオモと米ロックバンドALLiSTERやthe HIATUSの細美武士らとのロックバンドMONOEYESで活躍するスコット・マーフィーの日本を愛する2人が日本語で歌うプロジェクトの最新作。前作『スコットとリバース』からは4年ぶりとなる。日本のロックサウンドと、ウィーザーを思わせるエモいメロディーラインが融合し、リスナーをキュンキュンどころかギュンギュンさせるアルバムだ。本作にはMONGOL800のキヨサク、RIP SLYMEのPES、miwaといった国内アーティストも参加している。楽しい1枚。

[J-POP ALBUM]ソニーミュージックジャパンインターナショナル 4月12日(水)発売 2400円(税別)

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