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北米をはじめ、イギリスやオーストラリアで随一の人気を誇るポップシンガーのマイケル・ブーブレが、クリスマスアルバムを完成させた。長年の夢だったというこの作品では「サンタが街にやってくる」「きよしこの夜」といった伝統的な楽曲はもちろん「恋人たちのクリスマス」など定番ソングなどボーナストラックを含め全16曲を、優しくそして温かく歌い上げている。クリスマス気分に浸ろう!
ワーナーミュージック 11月9日(水)発売 2580円(税込)
北米をはじめ、イギリスやオーストラリアで随一の人気を誇るポップシンガーのマイケル・ブーブレが、クリスマスアルバムを完成させた。長年の夢だったというこの作品では「サンタが街にやってくる」「きよしこの夜」といった伝統的な楽曲はもちろん「恋人たちのクリスマス」など定番ソングなどボーナストラックを含め全16曲を、優しくそして温かく歌い上げている。クリスマス気分に浸ろう!
ワーナーミュージック 11月9日(水)発売 2580円(税込)
気持ちが軽くなるポップソングから前のめりなロックチューンまで、さまざまな楽曲に乗せてまっすぐなメッセージを届けている、シンガーソングライターのYUIのニューアルバムが到着した。彼女の今の想いが詰め込まれたという本作には、映画『パラダイス・キス』の主題歌『HELLO』を始め、ドラマ『怪盗ロワイヤル』の主題歌『Lock On』など全13曲を収録している。シングル曲ばかりに注目が行きがちだが『Separation』や『Get Back Home』といったアルバム曲は、テンポや曲調に関わらず、リスナーの心にゆっくりじんわり広がっていく。初回盤生産盤のDVDには香港でのワンマン公演の模様やドキュメンタリーを収録。
ソニー・ミュージックレコード 11月2日(水)発売 初回限定盤4300円、通常盤3059円(ともに税込)
人気動画サイトYouTubeで人気爆発したバンドがメジャーデビュー。ドラムとギター&ボーカルというホワイトストライプス体制のガールズバンドで、代表曲『しゃかいのごみのうた』は、自虐的でありつつも彼女たちの音楽への情熱を感じる楽曲。その他にも『だきしめて怪獣くん!』『SHIT!』『こころの王様』など興味深いタイトルの楽曲が並ぶ。
アソシエイテッド 発売中 2000円(税込)
透明感のあるロックチューンを聞かせるPrague(プラハ)のセカンド。タイトルのインパクトなのか収録曲すべてが、明け方の澄み切った空気感をまとっている印象で聞いていて清清しい。スリーピースバンドでありつつも厚みのあるサウンドは、バンドの成長とともに必要に応じてゲストを迎えたことも大いに影響がありそう。これからの季節にぴったり。
キューンレコード 発売中 3059円(税込)
ブラーのデーモン・アルバーンが発起人のプロジェクト。デーモンが声を掛けたプロデューサー集団DRC Musicがアフリカのコンゴ民主共和国のキンシャサで現地ミュージシャンやパフォーマーとともに制作。アフリカンサウンドとデジタルサウンドが出会い、融合している。アーシーかつゆるい空気感やグルーヴと正確に刻まれるリズムのバランスが心地よい。聞けば時間もゆっくり進みそう。
Warp Records / Beat Records 10月29日(土)発売 2000円(税込)
名実ともに21世紀最大のロックバンドの肩書きにふさわしい存在となった英バンドのコールドプレイの最新作。新作をリリースするたびに音楽やバンドのサイズを拡大しているが、今作もまたバンドの懐の大きさを聞かせる。バンドがこのアルバムが最後だ!と思うほどすべてをつぎ込んだだけはある!とはいえ、いつもそう思うらしいが。実際には違ったものとなったが、もともとは彼らが考えていた映画のサウンドトラックという位置づけで制作に臨んだそうで、『ウォーターフォール〜一粒の涙は滝のごとく』『パラダイス』など耳なじみのいい曲があっても地に足の着いた落ち着きがある。美しさはもう言うまでもないだろう。
EMIミュージック 発売中 2500円(税込)
音楽ファンのみならずミュージシャンにも愛される米ロックバンドのディアハンターのフロントマン、ブラッドフォード・コックスのソロプロジェククト。これまでさまざまな音楽性を取り込んできたが、3枚目となる本作では透明感を増した内容で、本人曰く“SFアルバム”。静ひつな『Terra Incognita』 を含む12曲を収録。日本盤にはボーナストラックが2曲ついている。秋の夜長のサウンドトラック!
4AD/Hostess 10月26日(水)発売 2490円(税込)
オアシスでほとんどの作詞作曲を担当し、数々の名曲を世に送り出したノエル・ギャラガー。バンド脱退から約2年が経ち、満を持してソロプロジェクトが始動した。本人いわく、愛や希望、失望、帰属、逃避がテーマという本作には、90年代に頭角を現したソングライターのなかでも抜きん出た存在である彼の本領が発揮されたものといえる。収録曲には、「The Death Of You And Me」のようなノエルが今置かれている状況にダブる曲も。
ソニーミュージックインターナショナル 10月12日(水)発売 初回限定(CD DVD)3150円、通常盤2520円(税込)
8月にシングル「喜怒哀楽 plus 愛」のリリースとともに音楽シーンの最前線に何の違和感もなくカムバックした木村カエラの最新フルアルバム。ロックでアップだけれども、誰の心にもすっと入り込むポップネスもしっかりある。前向きで明るいけどどこかに孤独や切なさが潜んでいる楽曲の世界観も健在で、さらにそれが突き詰められている。やっぱり“しっかりカエラ”。聞き応えあり!
日本コロムビア 10月12日(水)発売 初回盤3675円、通常盤2940円(税込)
RYUKYUDISKOの双子の弟・廣山陽介のソロプロジェクト。RYUKYUDISKOでは沖縄(琉球)発であることが色濃く出た作品を発表し支持を集めているが、ソロではその枠を飛び越えてより視野が広くなった印象で、アジアンな雰囲気を放っている。日本もしくはアジアから世界に向けてハロー!と呼びかけるダンスミュージックアルバム。YAPANとはドイツ語の日本(ヤーパン)にちなんでいる。
キューンレコード 10月12日(水)発売 2520円(税込)
シンガーでDJで、ジュエリーデザイナー。マルチな才能をふんだんに発揮する新世紀のヒロインから、シンガーとしてのデビュー作が届く。シンガーデビュー以前から、シンガーとしてTERIYAKI BOYZやTOWA TEIの作品に参加したことやDJ活動などで、海外ではアーティストとしてすでに名前が通っている彼女だが、この作品はここ日本にも彼女の名を知らしめるものになるだろう。青い髪と黒いマントをはためかせて歩くミュージックビデオが印象的なシングル『GIMME GIMME』はフロアライクなダンスチューンでありながらもキャッチーでポップ。本人が音楽を紹介するDJであるとともに、プロデューサーVERBAL(m-flo、TERIYAKI BOYZ)の手腕によるところも大きいだろう。
EMIミュージック 10月5日(水)発売 2800円(税込)