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チェックしておきたい1枚!『GRAMMY ノミニーズ 』V.A.

2017.01.26 Vol.683

 来月13日(現地時間12日)に発表される世界最大級の音楽の祭典グラミー賞授賞式。授賞式を控え、ノミネートされた作品をまとめた恒例のコンピレーションアルバムがリリースされた。収録曲は、年間最優秀レコードなど主要賞に複数ノミネートされている英アーティスト、アデルの「ハロー」、昨年のシグネチャーアーティストといっても過言ではない米アーティストのドレイクの「ホットライン・ブリング」(年間最優秀アルバムにノミネート)、最優秀新人賞などにノミネートされているザ・チェインスモーカーズの「クローサー Feat.ホールジー」など全21曲。

[COMPILATION ALBUM]ワーナー 発売中 2500円(税別)

チェックしておきたい1枚!『Renne』SOHN

2017.01.23 Vol.683

 米ロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライターであり、人気アーティストへの楽曲提供やプロデュースでも手腕を振るったSOHN(ソン)のセカンドアルバム。ドイツ語で“走る”をタイトルにした本作は自分自身の内部を掘り下げた内容。万人受けする分かりやすいドラマティックさがある作品とは言いにくいが、美しいメロディーと温かみのある声がじわりじわりとしみる。プライベートでの変化も反映された楽曲の数々はリスナーの心にすっと入ってくる。ソングライターとしての魅力を発揮した作品。本作で彼の名前はより広くへと浸透しそう。

[ROCK ALBUM]Beat Records / 4AD 発売中 2400円(税別)

チェックしておきたい1枚!『トリトメナシ』チャラン・ポ・ランタン

2017.01.22 Vol.683

 姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンによる最新音源。“ほぼ”フルアルバム。昨年はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニングテーマ「進め、たまに逃げても」を担当するなど中毒性が高いチャランポ・ランタンの魅力をより広くへと浸透させ始めたが、本作でそれがさく裂しそう。タイトルの『トリトメナシ』が物語るかのような音やメロディー、言葉が踊りだす感じのなかに、Mr.Childrenのツアーメンバーであるバンド“ヒカリノアトリエ”がアレンジ・演奏する「かなしみ」が収録されている。

[J-POP ALBUM]エイベックス 発売中 CD+DVD2800円 CDのみ2300円(ともに税別)

つき動かすロックチューン『Mrs. GREEN APPLE』Mrs. GREEN APPLE

2017.01.10 Vol.682

 注目度上昇中の5人組ロックバンドが放つ最新アルバム。セルフタイトルの作品だけにこれまでのすべてを注ぎ込んだ彼らの今を堪能できそうな作品だ。収録曲は全9曲で、シングル『サママ・フェスティバル!』と『In the Morning』を軸に、それぞれのカップリング曲をアルバムバージョンとして収録。それに加え、この春公開される映画『ポエトリーエンジェル』の主題歌『soFt-dRink』、ライブでおなじみのナンバー『らぶ』も収録されている。シングルで見せるキャッチーな魅力に加えて、彼らの違った側面も聞ける内容になっている。本作とともにさらに注目を集めそうな彼らに注目だ。

[J-POP ALBUM]ユニバーサルミュージック 1月11日(水)発売 初回限定盤3500円、通常盤2800円(ともに税別)

つき動かすロックチューン『Ambitions』ONE OK ROCK

2017.01.09 Vol.682

 国内外で活躍するロックバンド、ワンオクことONE OK ROCK(ワンオクロック)が最新アルバムをリリース。前作から約2年のインターバルで発表される本作はスケールの大きいロックサウンドを堪能できる作品。サウンドもリリックもどっしりと構えていて、スタジアムを揺さぶるロックバンドのような貫禄。前作同様、本作もまた海外でレコーディングされているのだという。力強いリズム、シアトリカルな要素、ストリングスの音色は彼らの世界観をさらに荘厳なものにしている。収録曲は『Always Coming back』『Taking Off』など全14曲。

[J-POP ALBUM]A-Sketch 1月11日(水)発売 初回限定盤(CD+DVD)3500円 通常盤3000円(すべて税別)

つき動かすロックチューン『THE END』BLUE ENCOUNT

2017.01.09 Vol.682

 エモーショナルなロックチューンで人気を集めるバンド、BLUE ENCOUNT(ブルーエンカウント)が彼らの今を詰め込んだ最新アルバムをリリースし、新しい年をスタートする。すでに大型フェスには常連となり、昨年は日本武道館公演も成功させるなど上り調子そのもの。本作はそんな彼らが放つセカンドフルアルバム。タイトルは終わりを意味するものの、アルバム冒頭に収録されたタイトルトラックを聞けばすぐ、終わりは始まりなのだというポジティブなメッセージが伝わってくる。ドラマティックで壮大なこのナンバーで、新しい扉を開く、新章に突入するような気分のたかぶりを感じさせてくれる。新しい年のスタートにさりげなく寄り添うロックチューンといえそうだ。シングルの『はじまり』『Survivor』『だいじょうぶ』、そして『LAST HERO』を含む、全13曲を収録。もれなくエモいロックアルバム。初回生産限定盤のDVDには、日本武道館でのライブから『HALO』など厳選された楽曲を収録している。

[J-POP ALBUM]キューンミュージック
1月11日(水)発売 初回生産限定盤(CD+DVD)3333円 通常盤2600円(すべて税別)

つき動かすロックチューン『Night People』You Me At Six

2017.01.09 Vol.682

 英ロックバンドのユー・アット・ミー・シックスによる最新作。アークティック・モンキーズやジェイムス・ベイなどのプロデューサーを務めたジャクワイア・キングや、ミキシングエンジニアでブラック・サバスやレッド・ホット・チリ・ペッパーズを手掛けたアンドリュー・シェプスがクレジットに名を連ねる力の入ったアルムだ。これまでポップな雰囲気で支持を得てきた印象もある彼らだが、タイトルトラックで重みのあるロックチューンを聞かせてくれるように新しい魅力を感じられる作品といえそうだ。作品をリリースするごとに着実に存在感を増しているバンド。今後もウォッチし続けたい。

[ROCK ALBUM]Infectious/Hostess 発売中 2400円(税別)

つき動かすロックチューン『11 Short Stories Of Pain and Glory』Dropkick Murphys

2017.01.08 Vol.682

 アイリッシュパンクバンドのドロップキックマーフィーズの最新作、かつデビュー20周年というアニバーサリーイヤーをキックオフする作品。前作のプロデュースもしているテッド・ハットが手掛けている。本作はバンドのフロントマンであるケンが設立したチャリティー団体の影響を受けているそう。というのも、バンドは団体で資金集めをしたりメンターとなって支援をしているといい、そこでの経験が収録曲の多くに反映されているという。彼らの特長といえば、彼らのルーツであるアイリッシュ/ケルティック音楽を楽曲から感じられること。発売前に発表された『Blood』でもバグパイプのが鳴り響いている。

[ROCK ALBUM]Born & Bred/Hostess 発売中 2400円(税別)

記憶に残るアルバム『Joyful Monster』Little Glee Monster

2016.12.28 Vol.681

 スーパーボーカルグループ、リトグリことLittle Glee Monsterのセカンドアルバム。圧倒的な歌唱力と表現力で歌うことのスゴさ、そして楽しさまでも伝えてくれるリトグリ。最新アルバムでもそんな“らしさ”がさく裂している。タイトルが示すように、Joyful=うれしい、楽しいといった感情で満ち満ちている。『My Best Friend』『私らしく生きてみたい』『Hop Step Jump!』などCMでおなじみの楽曲を中心に、バラエティーに富んだ楽曲、14曲を収録。

記憶に残るアルバム『アンコール』back number

2016.12.27 Vol.681

 メロディックでキュンキュンする楽曲で、その名を知らしめた、back number(バックナンバー)がベストアルバムをリリース。彼らの名前をぐんと広めた『ヒロイン』(2015年のJR東日本「JR SKISKI」CMソング、CMには広瀬すずが出演)を始め『SISTER』『手紙』、最新シングル『ハッピーエンド』などCD2枚で全32曲を収録している。また、それぞれのCDには、ボーカルの清水依与吏によるセルフライナーノーツも付いている。

記憶に残るアルバム『SMAP 25 YEARS』SMAP

2016.12.25 Vol.681

 国民的グループのSMAPが12月31日に解散の日を迎える。2016年初頭から周辺どころか日本全国、いや一部の世界までザワザワさせたSMAPがそのラストデイを迎えるわけだ。その日を前に、リリースされたのが本作だ。常にファンを思い活動してきた彼ら。ベスト盤は、ファンからリクエストを募って収録曲を決めるというもので、とてもSMAPらしいアプローチの作品だ。アルバムは3枚組で、デビューシングル『Can’t Stop!! -LOVING-』から、『BEST FRIEND』『$10』『青いイナズマ』『オリジナル スマイル』『らいおんハート』『世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)』といった彼らの代名詞的な楽曲はもちろん、SMAPの良さを知り尽くしたファンだからこそのリコメンドと思われる楽曲も収録されている。シングル曲にしか触れたことがない人には、新しい発見があるかもしれない。また、SMAPの楽曲はもれなく優れた作家たちが手掛けた珠玉のポップソングだったり、挑戦的なサウンドもあった。そのことからも本作は、SMAPの軌跡を振り返るとともに、SMAPが楽曲を通じてやってきたこと、切り開いてきたことにも改めて気づかされる作品のようにも思われる。SMAPを聞き直したいと考えている人にもおすすめの作品だ。加えてこの28日にはブルーレイとDVDで『Clip! Smap! コンプリートシングルズ』もリリースされる。

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