テレビ東京系『カラオケ★バトル』に出演したことで、圧倒的な歌声の魅力、豊かな歌唱力を広く知らしめ、多くの人を魅了しているシンガーの林部智史。今年待望のメジャーデビューを果たした彼が、新しい作品をリリース。デビューシングル『あいたい』に加え、オリジナルとカバーを2曲ずつ収録しボリュームたっぷり。優れた歌い手であることを分かりやすく証明してくれるカバー曲は、画面を通じて響かせた『糸』と『木蘭の涙』を収録。オリジナル曲を含めエモーショナルな歌声がじわじわとしみ込んでくる。本人も思い入れが強い曲ばかりだという本作。聴きごたえあり。
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この音、この曲を待っていた!『ハード・トゥ・ラヴ』アッシャー
世界中のアーティストからリスペクトされるアッシャーが最新アルバムをリリース。4年ぶり通算8枚目となる本作は、彼自身の作風であり特徴だとされている“繊細なオレ路線”は、言われている通りに健在…どころか、そんなに弱点をさらけ出しちゃっていいのかしらとさえ思えてくるような内容でもある。キレッキレのダンスと内省的で繊細なリリック世界…そんなギャップが聴く人たちを男女構わず胸キュンさせ、腰砕けにしている理由だろう。アルバムには、アデルなどのポール・エプスワース、ディミル、xSDTRKらが参加。大御所からフレッシュなクリエイターまでアッシャーらしい顔ぶれ。
この音、この曲を待っていた!『グローリー』ブリトニー・スピアーズ
音楽やパフォーマンスだけでなく、ファッションやライフスタイルまで、デビュー当時から今に至って注目の的であり続けている。米アーティストのブリトニー・スピアーズの圧倒的な存在感はいつになっても変わらない。そんな彼女が放つ最新作もまた例に漏れず注目を集めている。先行シングル「メイク・ミーfeatGイージー」のミュージックビデオが肉体美をこれでもかと見せるもので、ストーリーもドキドキの内容。この曲のみならず収録曲はかなりセクシーで、タイトルだけでも「ドゥ・ユー・ワナ・カム・オーバー?」「プライベート・ショウ」など思わせぶり……。アルバムタイトルは、栄光、名誉、誇りの意。
この音、この曲を待っていた!『Colors of time』河村隆一
河村隆一が放つ最新ソロアルバムは、美しい景色や色彩に包まれる作品だ。具体的に何を見せてくれるというわけではなくて、聴く人それぞれが彼が音楽を介して送るメッセージを受け取って映像として描きだすことができる。そのプロセスを経ることで優しい気持ちになる、ありそうで意外とない貴重な音楽体験をさせてくれる作品のように思える。1分1秒1時間、1日、1週間、1カ月、1つの季節、1年。それぞれ違った色や輝きがあること、その一つひとつの愛しさを改めて感じさせてくれる。さまざまなスタイルで音楽活動をする河村。待望のソロ作品は身を任せたい1枚だ。
この音、この曲を待っていた!『Fantôme』宇多田ヒカル
まとまった作品を待ちわびていたアーティストとして最初に名前が挙げるなら宇多田ヒカルだろう。いよいよフィナーレを迎える連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」や、同時に発表された「真夏の通り雨」を聞きながら、次回作が近い予感をヒシヒシと感じつつ、ファンはもちろん多くの人が期待を膨らませていただろう。アルバムには、前述の2曲に加え既存曲新曲で11曲を収録。先立って発表された「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」を筆頭にして「ともだち with 小袋成彬」や「忘却 featuring KOHH」などコラボレーション作品も多い。今、最も聞いておきたい作品であり、アーティストだ。
いろんな意味で話題が豊富すぎる『portrait』dorlis
インディーズデビュー後、そのジプシースウィングをルーツとした独特のサウンドはひときわ異彩を放ち、2005年にはメジャーデビューを果たす。
土岐麻子、中田ヤスタカ(capsule)、coba、野宮真貴ら数多くのアーティストとのコラボレーション作品も多く発表するなど多岐に渡る活動を見せていたが、独立。今回、実に6年ぶりとなるオリジナルアルバムの発表となった。サウンドプロデュースに中塚武、YoYo(SOFFet)を迎え、dorlisの新たな一面が詰まった一枚。アルバムを引っ提げ、9月22日の東京・下北沢を皮切りに全国6カ所を回るツアーも行う。本格的な活動復活の予感。
[J-POP ALBUM]Delicatessen Recordings 9月21日発売 2000円(税別)
いろんな意味で話題が豊富すぎる『シェイプ・シフト・ウィズ・ミー』アゲインスト・ミー!
バンド史上最高のチャート・アクションを記録し、数々のメディアで同年のベストアルバムの1枚に選ばれた前作から2年半、アゲインスト・ミー!のニュー・アルバムがついに完成した。
アルバムにはポップでキャッチーな「Rebecca」「Suicide Bomber」、アグレッシヴで攻撃的な「ProVision L-3」「Dead Rats」、センチメンタルで思慕的な「Crash」「All This (And More)」他、全12曲を収録。このアルバムは2012年に性転換したローラ・ジェーン・グレイスの、この4年間の集大成的な作品となっている。
[ROCK ALBUM]ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ 9月16日発売 直輸入盤オープンプライス
いろんな意味で話題が豊富すぎる『EXTREME BEST』EXILE
EXILEがデビュー15周年となる9月27日にEXILEの今までの歴史を凝縮した究極のベスト・アルバムをリリースする。
CDには、第二章以降に再レコーディングを行った第一章時代のシングル楽曲13曲に、第二章以降にリリースした全シングル楽曲32曲を加えた全45曲を収録。また映像作品も2006年から始まったEXILE第二章以降に制作された全53作のMusic Videoのすべてを収録と、ファンにとってはEXILEとの15年間の想い出がよみがえるアルバムとなっている。
[J-POP ALBUM]rhythm zone 9月27日発売 【3CD】3500円※初回盤:三方背ケース 【3CD+4DVD】6980円※初回盤:三方背BOX / デジパック仕様 / 84Pフォトブック収録 【3CD+4Blu-ray Disc】7980円※初回盤:三方背BOX / デジパック仕様 / 84Pフォトブック収録 (ともに税別)
いろんな意味で話題が豊富すぎる『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』ザ・ビートルズ
ザ・ビートルズがライヴ・バンドとして最も輝いていた1964年と1965年にロサンジェルスのハリウッド・ボウルで行い、いずれもソールド・アウトになった3回の公演の歓びに満ちたエネルギーをとらえたニュー・アルバム。
1977年に発売となった13曲入りのアナログ盤(邦題:ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!)はすでに廃盤となっているが、今作はそのアルバムの単なるリイシューではなく、コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにして作られた全く新しいアルバム。
高名なジャーナリスト、デヴィッド・フリッケのエッセイを収めた24ページのブックレット付。アルバム・ジャケットには1964年8月22日に、当時全米ツアーのマネジャーを務めていたボブ・ボニスが撮影したカナダでの初公演のために、シアトルのタコマ空港からブリティッシュコロンビア州のヴァンクーヴァーに向かうチャーター機に搭乗するジョン、ポール、ジョージ、リンゴの姿を収めた写真を使用している。
[ROCK ALBUM]Universal Music 発売中 2600円(税別)
フェスでクギづけにさせられたあのアーティスト「ビトウィーン・ウェイヴス」アルバム・リーフ
米ロサンゼルスを拠点に活動を展開するポストロックバンド、アルバムリーフ。90年代から活動を展開し続ける彼らの人気は世界各地に広がり、ここ日本でも強力な支持層が存在している。7月に新潟・苗場で行われたフジロックフェスティバルで美しいライブを展開してファンや耳の肥えた音楽リスナーを唸らせた彼らが、レーベルを移籍しての音源第1弾をリリース。エレクトロニック、アンビエント、トラディショナル、ラテンなどさまざまな音を融合しながら唯一無二の音世界を楽しませてくれる。
[ROCK ALBUM]リプラス・レコード 8月26日(金)発売 通常盤2300円(税別)
フェスでクギづけにさせられたあのアーティスト「ピンクメトセラ/勹″ッと<るSUMMER」大森靖子
大森靖子の音楽の世界は特徴的でクセがありまくりなのに彼女以外の人が似た世界でさえ展開することはできないだろう。きっとそこには唯一無二のオリジナリティーというものがあるためだろうと、音源でもライブパフォーマンスでも聞くほどにその思いを新たにする。本作は3カ月連続でリリースするシングル第1弾となる作品。『ピンクメトセラ』はサクライケンタ、『勹″ッと<るSUMMER』は出羽良彰(amasazarashi)がプロデュース。シュガーの名曲『ウェディング・ベル』のカヴァーも。
[J-POP SINGLE]エイベックストラックス 8月24日(水)発売 【CD+DVD】2700円【CDシングル】1080円(ともに税別)