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吉川晃司 SAMURAI ROCK この夏も忘れない。

2013.08.18 Vol.598

 8月上旬、夏休みにしては短すぎる、つかの間の休息時間を持った。3日に広島でのコンサート、6日の広島平和記念日にマツダスタジアムで行われたピースナイターでの“登板”があったため、1週間弱、生まれ育った広島に滞在した。そのあいだ、自らハンドルを握って両親の故郷を訪れたりして、「長男としての役割を果たした」のだそう。

「両親も80前後になるし、今後のことを考えると、今このタイミングで行っておかないとって思ってさ。墓参りをしたり、海に行ったり、山に行ったりと、2日間でいろいろと。まあ、家族サービスだね。でも、ホント、大変だったんだよ(笑)。移動中に親がケンカを始めたりするし……もう、いい加減にしてくれ!と(笑)。ただ、旨い魚が食べられたのはよかった。魚の種類は忘れちゃったけど、地のものでね。本当にうまかったよ」

 番組で話題にしたのは、やはりピースナイターのこと。前回このコーナーでもお知らせしたように、吉川は始球式で投げ、平和への想いを込めて『イマジン』を熱唱した。

“登板”が決まってからというもの、身近な野球関係者と週3回程度の早朝練習を重ね、本番は洗練された投球フォームでキャッチャーミットに111キロのスライダーを投げ込んだ。

「ストレートばかりだと飽きちゃうから、カーブやツーシームを教えてもらって投げたりしてたんだけど、カープファンや野球ファンがスライダーを投げろって言ってきてさあ…」と、吉川。当日のカープの先発がマエケンの愛称で親しまれる前田健太選手。彼の特徴のひとつがスライダーなのだ。「とはいっても、3日に教えてもらって、4日に練習しただけだから、ションベンスライダーだったけどね(笑)」。111キロという結果については、本人は「まあまあ」との評価。「また、機会があったら投げたいね。次は130キロだね」と、今回の目標スピード120キロを上回る数字をさらっと口にした。

『イマジン』でもスタンドいっぱいの観客を圧倒した。吉川は、忌野清志郎さんがRCサクセションで日本語カバーした『イマジン』をベースにしつつ、放射能や被ばくはいらないというメッセージを組み入れて、2013年8月6日に広島で歌うという意味を含めた、『イマジン』を歌い上げた。

「スポーツやエンターテインメントだからこそできる平和祈願ってあると思う。今回はとてもいい経験をさせてもらったね」と、本人。吉川にまたひとつ、忘れられない夏の思い出が加わった。

今月のオンエアリスト
1.吉川晃司 『I’m Yes Man』
最新アルバム収録曲。♪修羅 shu shu shu
2.JOHN LENNON『イマジン』
ピースナイターで歌ったこの曲を原曲で。
3.浜田省吾『僕と彼女と週末に』
リスナーからのメールに関連して選曲
4.吉川晃司『SAMURAI ROCK』
最新アルバムのタイトルトラック
5.COMPLEX『恋をとめないで』
リスナーから作詞についての質問を受けて
6.吉川晃司『Do the JOY』
最新アルバム収録曲。曲名はダブルミーニング?

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第11回 “かなり熱々の夏”

2013.08.05 Vol.597

先日、初めて伊勢市に行くことができました。自分としてはずっと行きたかった場所で、今年こそ絶対に行こうと心に決めていたんです。伊勢市にある伊勢神宮で式年遷宮(しきねんせんぐう)という20年に一度の行事が行われる年という事で、地元の方も含めてたくさんの観光客で盛り上がっていました。実際にお移りになられるのは10月なのですが、この機を逃すと次は20年後なので、この期間をぜひ経験してみたかったのです。

 五十鈴川の上流に位置する伊勢神宮の土地は今までに感じたことのない心の落ち着きと、みなぎるパワーを同時に与えてくれる不思議な場所。ふと、こんな土地で踊ったらどんな感覚でDANCEができるんだろうとワクワクしました。いつかそんな機会を持てたらいいなと思います。

 そんな風流な場所で暑い夏を涼しく過ごすのもいいですが、暑い夏をさらに熱く過ごすという方法もありますね(笑)。 今年のTHE SECOND from EXILEは14日に2枚目のNEWシングルをリリースするということで、かなり熱々の夏になっています!! THE SECONDはEXILEからKENCHI、KEIJI、NESMITH、SHOKICHIと自分からなる派生ユニット。メンバー全員がEXILEメンバーなのですが、表現方法はEXILEとはまた少し違う角度からのエンターテインメントです。まず、ボーカルのSHOKICHIとNESMITHは、歌はもちろんですが、EXILEではDANCE&ボーカルとして活躍していることもあり、歌いながら踊れます。歌って踊る2人の周りをさらに僕らパフォーマーの3人が固めてパワフルかつエネルギーに満ちあふれていくような、5人でエッジの効いたパフォーマンスを目指しています。世界観も規模観も壮大なEXILEではなかなかやりにくい事や表現しきれない事をSECONDではこれからも挑戦して行きたいと思っています。

 シングルは2曲両A面で両方ドラマの主題歌という誠にありがたい1枚。『SURVIVORS』はフィーチャリングにDJ MAKIDAIというEXILE TRIBEとして新しい試みで、可能性を広げる1曲となりました。この曲のMVはSECONDが毎回取り入れている撮り方で、1曲を流してメンバー全員が何も決めずにその場のノリとインスピレーションでDANCEするフリーな撮り方をしています。振り付けやソロはもちろんあるのですが、この方法は一番SECONDらしさが出せるんです。僕はEXILEの中でもこの5人が1番付き合いが長いですし、特にKENCHIとKEIJIとは毎日夜な夜なクラブで踊っていたころからの言わば戦友。いい時も悪い時も一緒にいた仲間だからこそ何も言わず、その場の感覚で踊る。それが僕たち自身を表現する最良策なのです。

 最近「本当に大事な事は言葉にならないんだ。それを伝えて、僕に教えてくれたモノこそDANCEなんだ」と感じます。ダンサーの僕にとっては言葉より大切な自分の想いを伝える方法論なのかもしれません。どんな場所でもどんなグループでもDANCEには変わりないし、伝えたい事はいつも「Love,Dream&Happiness」。その場所を与えてくれたEXILEに心から感謝しています。

小池百合子のMOTTAINAI

2013.08.05 Vol.597

 参議院選挙も終わり、6年間にわたって続いた「ねじれ国会」がようやく解消されました。

 産経新聞による最新の世論調査では、「ねじれ国会」が解消されて「よかった」と答えた人が7割に上っています。

 この6年間に総理がのべ7人、防衛大臣は私を含め11人、法務大臣に至っては14人交代しました。少子化対策担当大臣も14人と、子供よりも大臣が多産となる笑えない状況が続いたものです。特に民主党政権における大臣の大量生産は目も当てられないものでした。

 役所としても、毎年どころか、半年ごとに大臣が代わっていては、就任時の「ご説明」をしたかと思うと、また新しい大臣を迎えてと、腰を据えた政策立案と実施などできようもありません。

 儀礼の多い防衛省など、栄誉礼ばかりで、さぞかしうんざりしたことでしょう。内なる対策に追われる度に、日本は近隣諸国に挑戦するチャンスを与えていたわけです。各国も、新大臣の品定めをしたかと思うと、また新たな大臣だと、呆れたのではないでしょうか。

 さあ、ここからが本格的な巻き返しです。政治の安定確保により、まずはアベノミクスの加速で、経済再生を優先します。各種世論調査でも、アベノミクスを支持するが、多くの人がまだ「実感はない」と答えます。

 すでに各種の経済指標はアベノミクスの効果を数値で示していますが、一人ひとりの財布が温まるにはタイムラグが生じるものです。それでも、一日も早く実感していただけるように、アベノミクスの徹底を進めます。

 さて、憲法第63条には閣僚の議院出席の権利と義務が記されています。ねじれ国会では、野党が審議の条件に総理や閣僚の出席を求めます。たしかに国会の審議は何よりも優先すべきことですが、外務大臣など、国際会議で日本の立場を主張したり、各国との交渉にあたることの多い閣僚にとっては、国会という株主総会ばかりに出ていては、肝心の営業活動ができなくなってしまいます。

 ねじれ国会が解消した今、なすべきことは天皇陛下の認証官である副大臣をもっと活用することです。大臣に代わって国会答弁にあたる。国際情勢が激動するなか、総理にもより海外での活動に力を入れてもらえる環境整備こそ急がねばなりません。

 国民体育大会よりも、国際政治のオリンピックでこそ、総理や閣僚には活躍してもらおうではありませんか。

(衆議院議員/自民党広報本部長)

今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 WEEKEND GARAGE TOKYO~CAFE&DINING(渋谷)

2013.08.05 Vol.597

おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

江戸瓦版的落語案内

2013.08.05 Vol.597

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。まずは、寄席や噺の中で使われるさまざまな用語を解説する「らくごのいろは編」。

All the Best!! EXPG Report vol.3

2013.07.22 Vol.596

第3回目は我が母校、EXPG大阪校に行きました!!  今回はスペシャルゲストとして、後輩のGENERATIONSから亜嵐も来てくれて生徒のみんなは大喜びでした。

僕のなかで、大阪校の勝手な昔からのイメージは『足腰強い!!』です(笑)。レッスンを開始して約30分ですぐ分かりました。………足腰強いです(笑)。みんなスピードとバネがすごいし、ダンスが上手い!!  僕が大阪校でインストラクターをしていた時の生徒だった子が特待生になっていたり、インストラクターになってキッズを教えていたり、みんなそれぞれ成長していてうれしかったです!!

レッスン内容は、EXILE TRIBE(三代目J Soul Brothers VS GENERATIONS)の新曲『BURNING UP』。亜嵐もアシスタントを務めてくれたし、大阪校のみんなもフリ覚えが早くてスムーズにレッスンできました!!!!

レッスンの後は、質問に答えたり、いろいろ話をして盛り上がりました!!  大阪校イチ押しのイケメン軍団と写真を撮ったり、メンズトークをしたり、楽しかったです!!

今回は自分の母校だったこともあって、特に思い出深かかった話やエピソードも話せましたし、そうしたことを生徒たちに伝えることができて満足です!!  7年前にEXPG大阪校に入ってから、夢に向かってがむしゃらに頑張ってきました!!  いろいろな経験をさせてもらった大阪校に心から感謝しています。まだまだ叶えたい夢もたくさんあるのでこれからも突き進んで行きたいです!! 

 大阪校のみなさんには、持ち前の明るさとダンスのうまさを武器にこれからもがんばってほしいです!!!!

吉川晃司 SAMURAI ROCK 「思いを込めて、全力投球」

2013.07.22 Vol.596

「暑い!」。スタジオに到着するなり飛び出したのは、クレイジーなまでの暑さへの怒りだった。「聞いた話だけど、南の海にしかいない魚が駿河湾まで来てるらしい……この暑さはおかしいよ、本当に。それなのに、やることはいっぱいで、パンパン、というよりもパンパカパーンだよっ!」と、苦笑いだ。

 音楽、大河で、てんてこ舞い。前回のコラムで伝えたように、8月6日に広島・マツダスタジアムで行われるピースナイターでマウンドに立つ。始球式で投げ、『イマジン』を歌う。

「フォームはずいぶん改善されてきたんだけど、楽に投げるところまでは行ってないなあ。だって、まだ肩が痛い(笑)。本番でボロボロになっていないようにとは思ってるけど、今日も収録が終わったら練習。フォームが良くなった分、球威が落ちてるからさ。……120キロ出したいなあなんて、その前に失敗したりして。それはそれで笑ってもらえればいいか(笑)」
 そこまで本気になる必要があるのかとは思うが、やると決めたら本気で臨むのが吉川。音楽活動も、俳優業も、そしてラジオのパーソナリティーも、震災にも原発問題にも政治にも、真摯に向き合う。その姿や生き方に多くの人が刺激を受けたり、元気をもらう。それを裏付けるメールがこの日も届いた。吉川の音楽が42.195キロを走り抜かせたという。

「この話もそうだけど、歌がきっかけで元気になったとか、つらいことを乗り越えられたとか、ファン同志で結婚しましたとか(笑)、そういう話を聞くと、歌ってきて良かったと思うし、冥利につきる。自分を表現するために始めた音楽だけど、ある程度の年になってくると、自分は勝手に育ったわけじゃないし、生かされてるってことが分かってきて、折につけ恩返しをしたくなるわけですよ」

 今度の始球式にしても同じこと。

「8月6日だしね、そこで投げさせてもらう意味は大きい。俺は広島で育ったし、じいさんやばあさんからひどい話も聞いたりして、他の地方の人よりも知識はあると思う。けど、それくらいのことでさ。震災があって、福島のことがあったから、また考えるようになったけど、それまでは毎年8月6日が近づいてくると、被ばくだとか平和について考えるけど、終わったらまた来年って感じだった。だから、俺が、ピースナイターに参加することで、平和について考えることが少しでも広がるなら……多少、役に立ってるのかなって思うんだよ」

 子どものころ、おじさんに焼きそばとコーラを買ってもらうのがうれしくて通った広島市民球場ではないが、当時は自らが立つことも考えられなかったマウンドで、吉川は思いを込めた一球を投げる。

長島昭久のリアリズム「ポスト参院選の争点–憲法改正について」

2013.07.22 Vol.596

 前回から在外邦人の安全確保のための法制度をめぐる内閣法制局の憲法解釈の問題点について短期連載を始めたばかりですが、今回は、参院選直後ということもあり、いよいよこの秋にも政治日程に上がって来る憲法改正について私見を明らかにしておきたいと思います。

 私は初当選以来、自らの重点公約として憲法改正を主張して参りました。もちろん、現行憲法は評価すべき点も沢山あります。しかし、いかんせん戦後の混乱期につくられたこともあり、60年余を経て当時の憲法制定者の予測をはるかに超えた新しい社会状況に対応しきれなくなって来たことは誰の目にも明らかです。したがって、新しい社会状況に鑑み、プライヴァシーの権利や環境権、知る権利、さらには犯罪被害者の人権など、「新しい人権」を憲法の明文規定に加えることにより、憲法の第一原理である基本的人権の保障をさらに深化させて行く憲法改正を否定する方はいないと思います。この点は護憲派の方々にも真剣に考えていただきたいと思います。

 一方、第9条に象徴されるように、憲法条文と現実のギャップがますます拡大し内閣法制局を中心とする辻褄合わせの解釈改憲によって、かえって憲法が空洞化することに危機感を覚えます。他にも、特に統治機構をめぐる憲法規定には数多くの改善点があると思います。まず、二院制です。現行のように選ばれ方(選挙制度)も役割も同じ衆議院と参議院では、そもそも二院制の意味はなく、審議の停滞を招くばかりです。しかも、衆議院の多数によって内閣を構成する「議院内閣制」は、本来は政治を安定化させる仕組みであるにも拘らず、参議院が強すぎるため、衆議院に対する事実上の拒否権を行使することによりかえって政治が不安定化する事態を招いています。衆参の役割をガラリと変えるか、一院制にしなければ「ねじれ国会」の弊害は永遠に続くと思います。

 また、地方分権も長らく叫ばれてきましたが、憲法92条以下の規定により自治体の組織も運営も財政もすべて国の法律によってがんじがらめの現状では、分権改革は掛け声倒れに終わってしまいます。今こそ「公共部門が負うべき責務は原則として最も市民に身近な公共団体が優先的に執行するものとする」との欧州自治憲章(欧州30カ国余が批准)に謳われた「補完性の原理」に基づいて憲法改正すべきです。すなわち、自助・共助を補完する公助はまず身近な自治体によって、それでも解決されない問題を広域自治体(たとえば、道州制)で、国は外交安全保障や通貨、教育水準の確保など限定的な役割を担うような真の分権社会を実現させるのです。(つづく)
(衆議院議員 長島昭久)

江戸瓦版的落語案内

2013.07.22 Vol.596

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。まずは、寄席や噺の中で使われるさまざまな用語を解説する「らくごのいろは編」。

友香のもと「夢みる私。」

2013.07.08 Vol.595

 夢、皆さんはよく見ますか? 
 朝、目覚めた直後は、まだ夢への扉は開かれたままで、このまますぐに二度寝すれば、またそのドアを潜って続きが見られそうなくらいですが、一旦ベッドから起きると、確か今日、夢みてたよな〜みたいになりません? 寝てる間も、誰かとしゃべって、どこかに行って、何かしているなんて、考えてみると面白いですよね。現実じゃない世界だけど、夢の中にいる間は、それが本当ですもんね。

 でも一番面白い夢はやっぱり、空を飛んでる夢じゃないですか? あの空飛ぶ感覚。ちょっとスキューバダイビングに似てるかな?! だからスキューバも好きなのかもしれません(笑)。あと、続きもの夢ってのもありませんか? 夢を見ている最中に、あ、これ、こないだの夢の続きだって感じたり。夢って作、演出、出演が自分ですもんね。自由自在だから面白い。でも、この間、夢をコントロールできるって方と、お仕事でご一緒したんです。怖い夢になりそうだと思ったら、コントロールしてそれを変えてみたりするそうです。凄くないですか?! そんな技があるなんて、驚きです。もし、今夜、夢を見たら試してみようかな。

 今、放送中のNHK BSプレミアムのプレミアム夜ドラマ『ダブルトーン 2人のユミ』では、中越典子さんとダブルヒロインを務めさせていただいてるんですが、今回のドラマはちょっと変わっていて、ダブルヒロインなんですが、現場ではほとんどお会いしませんでした。普通のドラマだと、一緒の現場になりますが、今回はたまにメイクルームでお会いする感じ。それは何故かというと、2人の主人公をつなぐものが、自分たちが見る「夢」なんです。夢の中でお互いの生活をリアルに見る。最初は妙にリアルだけども、ただの夢だと思っている2人の主人公のユミたちですが、そのうち、自分の現実世界に、夢でしか見た事ない人が現れ始めるんです。そこから、これはただの夢ではない、何かがあるっと感じ始めるのですが…。夢がお互いをつなげるという設定なので、全6話なんですが、何回目覚め、寝起きシーンを撮ったか(笑)。起き過ぎて腹筋が軽く痛くなりました(笑)。ミステリー、サスペンス、ファンタジー、ラブロマンスありと、さまざまなテイストが絡み合った、寝る前のお休みタイムにじっくり楽しめるドラマですので、ぜひ、ご覧ください。

 今日もいい夢見〜よおっと!

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第10回 静かなひとときに、機上で考えたこと。

2013.07.08 Vol.595

 今、見えている景色は飛行機の座席の二重になった小さな窓から見える雲の上の世界…。ちょうど夕方で太陽が沈みそうな神秘的な空の真ん中で、ツアーの本編最終地である福岡を目指しています。移動の時はだいたいメンバーみんなで動きますが、その過ごし方はさまざまです。寝ている人、本を読む人、食事をする人、仕事をしている人と、各々ですが、僕はこの雰囲気がなぜか好きです。明日には福岡ドームの満員のファンのみなさんの前でEXILE PRIDEを胸に全力パフォーマンスをしますが、その前の静かなひと時って感じがして心も身体もリラックスしています。

 僕はステージに上がる時はそんなに緊張するタイプではなかったのですが、最近、なんでか緊張するようになってきました。ステージをこなすごとにだんだん慣れていき、緊張なんて無くなるものかと思っていたのですが、不思議なことです(笑)。今、この移動中のリラックスな状態でステージに上がれば、きっと心が付いてこないかもしれないし、緊張し過ぎな状態でステージに上がればきっと身体が硬くなってしまい100パーセントのパフォーマンスが発揮できないかも知れません。では、身体はリラックスしながら心が適度に緊張した状態を毎回ステージ前に保つことができれば、常に素晴らしい状態といえるのか…、これもまた未知数です。きっと正解なんて無いのかも知れません。その日の睡眠、起きた時間、食べた物、出会う人、話した言葉、見たもの、聞いたこと、天気や気温、湿度、アップの内容や練習量、身体の状態などで、さまざまなのだろうと思います。

 しかし経験を重ねることで、自分の心と身体と会話をして一番いい状態に近づけることができるようになります。若いころにはその経験が無かったので、いい時と悪い時の差が激しかったと思うんです。今、立たせていただいているステージにはたくさんの人々の想いや願いが詰まっていることを感じるようになると、自然と責任感が湧いてきて、どんな状況でもBESTなパフォーマンスをしたいと集中します。これが大人になったということなのか!?(笑)と、最近はいい意味で真面目にDANCEに取り組んでいるなと思います。
 ノリや勢いでいえば、10代や20代の若い時がやはりMAXですが、最近ある人からこんな言葉を聞きました。「若い」は形容詞ですが、「若い」の動詞はさて何でしょう? 実際の答えは分かりませんが、その人が言うには「湧く」だそうです。アイデアが湧いたり、力が湧くといった自分の中の何かが出て来るような状態。そう考えると経験や知識をつけて、自信が湧き、勇気が湧き10代や20代の時にはできない発想を湧かしてDANCEができると思うと人間どんどん若返ることができるのかも知れません(笑)。

 僕のDANCEの道はこれからも続きますが、とりあえず福岡で一区切りするEXILE PRIDEはまた9月にパワーアップして帰ってきます。その時は今以上にできることをたくさん湧かして、最高のDANCEをしたいと思っていますのでぜひ楽しみにしていてください!

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