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小池百合子のMOTTAINAI

2013.07.08 Vol.595

 振り返れば、私自身が21年前に政界入りしたのも参院選からです。テレビカメラ相手に話すのは慣れていても、道行く人に向かってマイクを握るのはどうも勝手が違います。いわゆるアジ演説などはできません。やたらと見知らぬ人に手を振るのも気恥ずかしいものです。

 名古屋の小さな駅前のロータリーで中途半端に手を振っていると、客と間違えてタクシーが止まったこともなつかしい思い出です。

 選挙中の連絡も、ポケベルに頼る時代でした。数字を組み合わせた暗号のようなしかけで、連絡を取り合ったものです。携帯電話もあるにはありましたが、大きなショルダー型で、一通話二百円だと聞かされては、もったいなくて使えません。

 ちなみに、その後、総務政務次官として取り組んだのが携帯電話の買い切り制度導入による規制緩和でした。当時の担当職員が「これは大化けしますよ」と話していたのも、よく覚えています。

 大化けどころか、今やスマホの時代。

 誰もが小さなコンピューターを片手で操る時代です。そして、21年前にはなかったホームページ、ツイッター、そしてフェイスブックなど、個人が自在に発信する時代がこんなにも早く訪れるなど、誰が想像できたことでしょう。

 この参院選から、インターネットを活用した選挙運動が解禁となりました。これまでは、HP、ブログやツイッターなどのSNSも選挙戦が始まるなり更新できず、フリーズしなければいけませんでしたが、これからは選挙期間中もOKです。

 ネット選挙解禁を視野に、自民党では専用アプリを作成しました。党の公約、候補者の紹介など、サクサクと閲覧できるようになっています。ご愛敬として、「あべぴょん」なるゲームも作りました。結構、楽しめます。

 ネット選挙の不安は「なりすまし」や根拠なき誹謗・中傷への対策です。大統領選挙で、オバマ陣営がトゥルースチーム(T2)を立ち上げたことに習い、自民党では弁護士団との連携で、誹謗中傷には即座に対応するようにしました。

 選挙となると、ときに怪文書の類が飛び交うこともあります。紙爆弾がわりにツイッターなどで根拠なき誹謗中傷をばらまかれてはダメージもバカにできないものがあります。ましてや、各候補者がすべてのツイッターをチェックできるわけでもない。そこで党の“T2”を立ち上げたのです。

 ビッグデータの活用も取りざたされていますが、駆使するまでには至っておりません。それでも新しい時代の到来です。さて、どうなりますか。
 (衆議院議員/自民党広報本部長)

江戸瓦版的落語案内

2013.07.08 Vol.595

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。まずは、寄席や噺の中で使われるさまざまな用語を解説する「らくごのいろは編」。

江戸瓦版的落語案内 その4

2013.06.24 Vol.594

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。まずは、寄席や噺の中で使われるさまざまな用語を解説する「らくごのいろは編」。

All the Best!! EXPG Report vol.2

2013.06.24 Vol.594

第2回目「All the Best!!」はEXPG宮崎校に行ってきました!!

 弾丸ツアーでしたが内容は濃かったです!!(笑)
宮崎校の卒業生は全国のEXPGにくらべてアーティストがたくさん出ていて、基礎レベルが非常に高い学校に感じていました!!
 本当にそうなのか肌で感じたく出発前から楽しみにして、実際にレッスンを通し生徒と触れ合っていく中で本当にレベルが高い子たちが多いと感じました!!
 レッスン終わりには生徒とスタッフの皆さんからサプライズ誕生日ケーキを頂き、まさかお祝いしてくれるとは思っていなかったので笑顔でごまかしましたが、ちょっとウルッときました(笑)。
 いくつになってもお祝いしてもらうのはうれしいですね↑↑!
 最後は宮崎校イチオシの女子軍団とリアルな進路相談とガールズトークに参加させてもらいました(笑)。
 自分が中、高校生の時に比べたらみんなしっかりとした夢や目標があり宮崎校の将来が楽しみです!!
 夢に向かって頑張っている宮崎校の皆さんを全力で応援しています!!

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吉川晃司「SAMURAI ROCK」

2013.06.24 Vol.594

 いつものスタジオを飛び出して、吉川の事務所の会議室での収録。いつも以上にリラックスした雰囲気のなかでのトークだ。打ち合わせは、リスナーにはおなじみの事務所のベランダで。太陽がじりじりと照りつける真夏のような天候にも関わらず、涼しく感じるのは、着々と成長中のグリーンカーテンとずらりと並ぶ観葉植物のプランターのためかもしれない。

 自宅でもさまざまな植物を育てている。震災以降控えていた野菜づくりも今年は再開。番組でも「今年はキュウリが大豊作」と声を弾ませ、キュウリトークでひとしきり盛り上がる。熱を冷ます夏野菜として知られるキュウリだが、吉川にその効果はほとんど表れないようで、今月も原発問題に、放射能問題に、そしてアベノミクスにと怒りをぶちまけた。

 収録後、クールダウンに、再びキュウリの話題を振ってみた。

「3本育てているんだけど、その成長具合がすごくて、どんどん実をつけてる。毎朝、2本ずつ収穫して食べているんだけど、これがびっくりするほど美味い! 青臭いっていうのかなあ……香りが違うし、味が濃い。それに、見た目も違うんだよ。キュウリって切ると、皮の部分が薄く緑色で内側は白いよね。その部分も緑が濃くてね。きっと苗が良かったんだろうなあ。あとは、使っている酵素の影響もあるかもしれない。他にも、梅を収穫したよ。本当にちょっとだけど、いい感じに実がついてた。梅酒も作ったしね」
 ツアー、大河ドラマの撮影など、さまざまなスケジュールに追い立てられる毎日のなかで、土と向き合うことが、吉川自身にいい影響を与えているという。

「土をいじってると、いろんな変化に気づくからね。環境の変化はもちろん、自分自身についても考えたりすることも多い。土いじりをやるようになって長くないけど、どうしてもっと早く始めなかったのかなあって。自分自身を休めるのにすごくいい時間になっていると思うね」

 夏に向け、さらにスケジュールはパンパンになっていく。8月6日には平和と核兵器廃絶をアピールする「ピースナイター2013」(広島・松田スタジアム)で、始球式、さらに『イマジン』を歌う。

「その練習もしていて肩が痛いんだよ(笑)。話を聞くと、マウンドって思った以上に高いからかなりのスピードで投げないとボールが弧を描いて見えちゃうらしい……。ついつい練習にも力が入っちゃうんだよね」

 吉川の熱に圧倒されるばかり。クールダウンのためにも、もっとキュウリが必要だ?

鈴木寛の政策のツボ 第二十五回

2013.06.24 Vol.594

 この原稿が世に出る頃には都議会議員選挙の結果が出ています。2020年オリンピック・パラリンピック招致は都政の重要課題の一つ。選挙戦中は、私の仲間を始め、多くの候補者が招致によって東京をどのような街にしたいか各自のビジョンを訴えていました。

 さて都議選の後は参議院選挙です。今度は私が、東京オリンピック・パラリンピックに懸ける思いを有権者の皆様に問いかける番になります。目に見える成果としては、インフラのリニューアル。さる5月23日、サッカーのオランダリーグに指導者として旅立つ元日本代表の藤田俊哉さんの壮行試合が国立競技場で開催され、私も運営のお手伝いを致しました。ジュビロ時代の盟友である中山雅史さんや名波浩さんを始め、三浦カズ選手、中田英寿さんら豪華メンバーが集結。観客動員も2万を数える大盛況でした。

 藤田さんが選手生活を締めくくった国立は来年で建て替えられます。今のピッチでJリーグ公認の引退試合を行うのは、おそらく藤田さんが最後でしょう。その意味でも記念すべきゲームとなりましたが、宇宙船を思わせる壮大なデザインの新スタジアム建設を後押ししたのは五輪構想。招致に成功すれば競技場一帯など新しい街づくりの起爆剤になります。

 しかし、東京オリンピックは幻に終わった1940年も含め“3度目”。21世紀型ともいえるような新鮮味が必要です。さらにIOC名誉委員の猪谷千春さんが近著『IOC オリンピックを動かす巨大組織』(新潮社)で「競技大会のあり方は見直していかなければ」とご指摘されたように、オリンピック・ムーブメントの再構築は世界的にも課題です。

 そこで、例えばオリンピックとパラリンピックの同時開催をIOCに提案するのはどうでしょうか。現行ルールでは不可能ですが、それぐらい斬新なアイデアを世界に打ち出すべきと本気で考えます。2020年招致に成功し、開催準備に携わる機会をいただければ、各国スポーツ界に築いたキーパーソンとの人脈やこれまでの経験をフル活用し、オリンピックの再定義をする決意です。
(元文部科学副大臣・参議院議員)

ショートフィルムの達人・別所哲也が厳選作品を紹介!ショートフィルムでショータイム!

2013.06.10 Vol.593

 今年で15周年を迎えた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013』。今年も多くの方々にご来場いただきました。ショートフィルムを初めて見る方も多く「この感動を多くの人に伝えたい」とコメントを残して下さる方々の声に、かつて私がアメリカで初めてショートフィルムを見た時と同じ感動を多くの方々に体感していただいていることを実感し、心の底から喜びを感じています。

 短いショートフィルムの中にも広がるシネマチックライフな大宇宙を、さらに体感してください。限られている時間(人生)の中で、得られる出会いや感動は、決して多くはありません。25分のショートフィルムという宝石でシネマライフを輝かせてください。そしてショートフィルムを制作する世界のフィルムメーカーにエールを!

★別所さんのコラムは今回で終了となります。ご声援ありがとうございました! 9日に行われた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013』の受賞式の模様は、TOKYO HEADLINE WEBまたは、SSFF&ASIA 2013オフィシャルサイトにてチェック!

小池百合子のMOTTAINAI

2013.06.10 Vol.593

 2020年の東京オリンピック招致活動はますます佳境に入ってきました。

 私の国会事務所では、オリンピック招致のバッジを器に山盛りにしてテーブルに置いています。海外からの客人には必ずこのバッジを襟につけて、「トーキョーをよろしく」と訴えます。

 5月に訪れたパリでは私が副会長を務める日仏議員連盟のカウンターパートである仏日議連会長の襟につけたところ、お返しに日本酒普及のバッジを頂戴しました。

 アラブ首長国連邦でも、会う人ごとにオリンピックバッジ。こちらでは同じ2020年にドバイ博覧会招致活動に熱心で、おのずと東京五輪を応援するから、引き換えに「万博をよろしく」といった話になります。私が会長を務めるUAE議連としては、「ドバイ万博を応援しますよ」と明言しますが、けっこうこれが複雑なのです。

 というのも、2020年の万博に名乗りをあげているのは、UAEのドバイの他、ブラジル・サンパウロ市、ロシア・エカテリンブルグ市、トルコ・イズミール市、タイ・アユタヤ市の5都市。ただし、こちらの決定は今年の11月ですから、それまでは各国に対し、「いい返事」をすることになるのでしょうか。ちなみに、東京オリンピックの都市決定は9月です。

 ことほど左様に、国際交渉は貸し借り、駆け引き、取り引きがものを言います。なによりも総合的な国力の勝負です。

 このほど横浜で開かれたTICADも東京オリンピック招致には絶好の場となりました。アフリカ大陸の54カ国に対し、「こんな支援をするから、東京オリンピックをよろしくね」とたたみかけます。もっとも、これではあまりにストレートすぎるので、表現や順序には工夫が必要ですが。

 国際機関の長を決める際も同じです。世界銀行のグループにGEFという組織があります。地球環境の改善や保全を主な活動内容としていますが、現在の事務局長は石井菜穂子さんという財務省出身の女性です。同じく世銀グループのMIGAの長官も日本女性です。現在の小林いずみさんから本田桂子さんへとバトンタッチが予定されています。つまり、二代連続日本人です。

 こういった国際機関の長の座を確保するために、ありとあらゆる場をとらえて、「○○さんをよろしく」と訴えて回ります。国際機関の長には、その分野の専門知識、マネジメント能力の他、英語はもちろんフランス語などの語学力が不可欠です。日本人にとってはハードルが高く、それも含めた人材育成も必要です。

 世界で勝つための戦略、人材とともに、互いに無理の言える仲間国づくりが欠かせません。五輪でも国際機関でも。
 (衆議院議員/自民党広報本部長)

腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 鈴木富美恵さん・大谷知子さん

2013.06.10 Vol.593

 女性にとって、どんなに忙しくても気を配りたいのが美容や健康。実は女性の体には“リズム”があって、自分のリズムを把握すれば、忙しくても効率の良いケアができること、知っていますか? そのリズムを簡単に知ることができるのが『楽天キレイ℃ナビ』。利用登録すると専用の体温計が届いて、毎日の検温データをアプリで管理できるというサービスだ。「このアプリのために東芝さんと、オリジナルの基礎体温計を企画したんです。持ち歩きたくなるような美容ツールっぽいデザインにしたくて試行錯誤しましたね」と鈴木さん(以下:鈴)。「私は自分の体温計のケースをストーンでデコってさらに女子っぽくしちゃいました(笑)」と大谷さん(以下:大)。でも普段あまり基礎体温を意識していないかも…。「基礎体温というと妊娠や生理のために計るもの、と思われがちですが、実はどんな女性にとっても大切なことなんです」(鈴)。「基礎体温で自分の体のリズムを知ることができるんですが、そのリズムから、肌荒れしやすい時期とかやせやすい・むくみやすい時期など、いろいろなことが分かってくるんですよ」(大)。検温したらボタン1つでデータをスマホに転送できるんですね! お知らせ機能があるから計り忘れも無さそう。「その日の状態に合わせたアドバイスや占いなども盛り込まれているので、検温中にぜひチェックしてください」(鈴)。よーし、次の“やせやすい時期”こそは…!

第2回 ショートフィルムの達人・別所哲也が厳選作品を紹介!

2013.05.27 Vol.592

 アメリカで友人に偶然さそわれた上映会でショートフィルムに衝撃を受け「日本でも多くの人に紹介したい!」と思いきって「映画祭」を立ち上げた1999年。映画『アルマゲドン』、『マトリックス』、『シックス・センス』といったハリウッド超大作がめじろ押しの一年であり、待望の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』が日本でも公開され新たなスター・ウォーズ伝説と熱狂が生まれた年でもありました。当時、1回目はなんとか立ち上がった映画祭も、素人の僕たちにとってものすごく大変でした。2回目はどうしようと迷ったこともありましたが、実際映画祭に足を運んで下さった観客の皆さんから「ショートフィルムってとても奥深い」「次も楽しみにしていますね」という声が次々とわき起こったことから、僕が初めてアメリカでショートフィルムを見たときに感じた感動がお客さんにも伝わったことを感じ、この映画祭を続けようと思えました。SSFF & ASIAも今年で15周年。応援してくださるたくさんの方々が、アメリカで僕が感動した時と同じようにショートフィルムの魅力を多くの方に伝えて頂いている現在に、心から感謝と喜びを感じています。

All the Best!! EXPG Report Vol.1

2013.05.27 Vol.592

ダンスは世界共通のコミュニケーション

TOKYO HEADLINEをお読みの皆様、初めまして。三代目J Soul Brothersパフォーマーの山下健二郎です。このコラムでは、僕がアーティストになるために、さまざまな事を学ばせていただいたスクール「EXPG」を題材に、レッスンを通して夢に向かって頑張っている生徒とその学校を紹介していきたいと思います。

 さて、記念すべき第1回目は、「EXPG」台北校に行ってきました。いきなりの海外!! いきなり言葉の壁越えてきました(笑)!

 やっぱりダンスは世界共通のコミュニケーションですね。最高でした。まずEXPGが海外にあることを心からうれしく思います。生徒数はまだまだ少ないですが台北校に通ってる生徒の気持ちは真っ直ぐでピュアでした。レッスンでは、なるべく楽しんでもらいたくて人一倍声を出して盛り上げたのですが、シャイな子が多く序盤は動きも硬かったです。が、段々と緊張も解けて素敵な笑顔とダンスを見ることができました。海外ということもあって、なかなかアーティストが直接学校に行く機会がなかったので、レッスンではいつもと違う三代目の楽曲『SPARK』と『LOOK @ US NOW!』をやりました。

 レッスン後は、自分のEXPG時代の話をしたり、質問に答えたり、台北のオススメご飯などを聞いたりと、和気あいあい。楽しかったです。台北では、日本のアーティストも人気があるそうで、日本のアーティストやドラマが好きで独学で日本語を勉強してペラペラな子もいてびっくりでした。その子には通訳もお願いしてかなり助かりました(笑)。

 最後にはサプライズで手紙をいただきました。帰りの飛行機で改めて読み返すとちょっと感動してヤバかったです。いつか台北校からスターが出ることを心から願っています。

 そして僕は、少しでもみんなの力になれるよう、全国の「EXPG」を飛び回って、紹介していきます。次、どこかはお楽しみに。

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