堺市出身の私にとっても喜ばしいニュース! 「百舌鳥・古市古墳群」をイコモス(国際記念物遺跡会議)が世界文化遺産への登録をユネスコに勧告しました! このまま順調にいけば大阪にとっては初の世界文化遺産が誕生する事になります。
「百舌鳥・古市古墳群」は堺市、羽曳野市、藤井寺市にまたがる古墳群。今からおよそ1600年前の古墳時代に造られました。堺市生まれの私は、その中でも特に有名で教科書にも載っている「仁徳天皇陵古墳」の側の道を、子どもの頃から数え切れないほど通っていたので、こんもりとした森のように見える古墳をいつも目の当たりにして過ごしていました。
「仁徳天皇陵古墳」はクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられており、全長は約486メートル。海岸線と平行に大きさを見せるように古墳は造られたので、当時の朝鮮半島や中国からの外国人にはとてつもないインパクトを与えていたようです。勧告を機に紙面や番組などで、たくさん取り上げられるので、その貴重さや価値、まつわる知識も増えていきますが、住んでいた子どもの頃はどうかというと「教科書に載ってるのんが、あっこ(あそこ)にあるって凄いや〜ん」としか思っていなかったです(笑)。あれから何十年が経ったのでしょうか? 2019年の今、晴れてユネスコに登録されようとしています。
堺市の親善大使をさせていただいている私は、2017年の6月に「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の集い」に参加させていただき、その際には、日々古墳群を守っていく活動を続けていらっしゃる多くの方々とお会いし、交流を持つことができました。
あれから2年。世界文化遺産になる事で、更にきちんとした形で世界規模で後世に引き継がれていくことはとてもうれしいです。時間がある時に一度ゆっくり周遊路を歩いてみたいな〜。