SearchSearch

変貌するアジア太平洋地域と日本の安全保障(その九)/連載コラム「長島昭久のリアリズム」

2018.01.13 Vol.701

 ドナルド・トランプ大統領は、昨年1月の就任以来、過激な表現で相手を幻惑し、その後に大胆な譲歩をして見せて一気にディール(取引)を成立させる手法を繰り返し用いています。就任前は「“一つの中国政策(One China Policy)”を見直す」と公言するなど、かなり強硬な対中政策を打ち出していましたし、今でも表面的には強硬姿勢を崩していないように見えます。しかし、南シナ海をめぐっては、オバマ政権最終盤で慌てて再開した「航行の自由」作戦を昨年5月まで実施を見合わせていた様に、実質的には、オバマ政権と大差はありません。オバマ政権も、アジア・ピヴォット(回帰)やリバランス戦略などを次々に打ち出し、中国の海洋進出に対する牽制を行うかに見えましたが、結果的に、南シナ海の人工島造成を許してしまいました。つぎに来るのは、「南シナ海防空識別圏(ADIZ)」の設定かもしれませんし、人工島の軍事的運用の開始かもしれません。

 実際、中国はこの間も、着々と人工島に滑走路を建設し、民間利用では説明のつかないような対空レーダーや長距離地対空ミサイルを格納できる屋上開閉式施設、さらには、昨年に入ってついに戦闘機の試験飛行を始めました。このような中国の動きを適時に牽制するためにも、少なくとも、ハワイの米太平洋軍司令部は、ワシントンに対し常続的な「航行の自由」作戦の実施を意見具申していると聞いています。1980年代来世界の海で続けられてきた米国によるこの作戦は、中断したり再開したりすればするほど「政治化」されてしまい、かえって相手を過度に刺激し挑発的行動と受け取られかねなくなります。

 すでに中国は、ヴェトナムを追い出して西沙諸島の実効支配を握り軍事力を展開しています。南沙諸島では広大な人工島を造成し、さらにはフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内に位置するスカボロウ礁への中国公船による執拗な攻勢が続いています。こんなことが許されるなら、国際秩序や航行の自由といった法の支配は形骸化し、19世紀的な力の支配に逆戻りとなってしまいます。

 南シナ海や東シナ海での中国の力を背景にした一方的な現状変更の振る舞いをいかにして解決するかは、今後のアジア太平洋地域の国際秩序の根幹にかかわる重大問題です。換言すれば、米国が、この地域に適切に関与し続ける意思(resolve)を有しているか否かを占う重要な試金石ともいえます。しかし、トランプ政権が、無原則なディールによって米国一国の短期的な利益を優先させることに汲々とする余り、これまで米国が自らリスクを背負いコストを支払いながらも維持してきた国際秩序を等閑視するようなことがあれば、アジア太平洋地域は一気に不安定になり、世界経済の牽引役を期待されている域内経済は深刻な打撃を蒙るでしょう。
 
(衆議院議員 長島昭久)

“脱”こじらせできたのか?【脱こじらせへの道 第63回】

2018.01.12 Vol.Web Original

 年が明けて早2週間が経とうとしています。

 この記事が公開される二日後に、GIRL’S CHは5周年を迎えます。早いものです。
 5年前の2013年1月14日、東京ではまれに見る大雪で、交通機関がほぼ麻痺した状態の中、GIRL’S CHのサイトオープンイベントが開催されたのでした。

 それから二年半ほど経った2015年の6月から、この「脱こじらせへの道」の連載が始まりました。

 今回で63回を迎え、「もういいよ」って言われるんじゃないかというほどに、「こじらせ」についてああでもないこうでもない、と書いてきましたね。

 さすがにここまで続いたら、そろそろ田口もこじらせからの脱却が出来ているんじゃなかろうか?とも思うので、ここで一旦足を止めてみようかなと思います。

 これまでの62回分の記事の中で、いろんなパターンの「こじらせ」の例を見てきました。

第3回 女性のセックスは「イク」ことがゴールではありません

脱こじらせへの道第3回 女性のセックスは「イク」ことがゴールではありません

 まずはよくあるこの「こじらせ」。
 「セックスはこうあるべきだ」とか、「女性はこうあるべきだ」と最初から決め付けて、感情や欲望と、頭で考えていることが合っていない。
 つまり、現実を見ないで頭の中で考えすぎてしまうことからのこじらせです。

 「セックスでイケない自分って変?」という悩みの原因もそこにあると言えます。
 パートナーとの意思疎通とか、自分がセックスを楽しむことを置いてけぼりにして、「イクというのがセックスのゴールらしいぞ…」とどこからか聞いた根拠のないゴールを設定してしまうから悩んでしまうのです。

第21回 おっぱいの悩み

脱こじらせへの道 第21回 おっぱいの悩み

 なんでもないコンプレックスの話のようですが、どういう理由で悩んでいるかによって、実はこじれているということもあります。
 それがこの、「おっぱいの悩み」の回で書いていたことです。

 コンプレックスや欠点はあって当たり前ですし、あっても全然問題ないはずです。
 なぜ私たちはコンプレックスをなくしたいのか? なくさなければいけないのか?
 もしその理由が、「他者からの目が気になるから」というものであれば、それはこじれています。
 自分の気持ちと行動がかみ合っていないからです。
 

 頭で考えていることと気持ちの動き、自分と他人。
 それだけでこれほどまでにこじれているのですから、男性と女性との間もこじれているのはもちろんです。

第48回 セックスの要望、言えますか?

脱こじらせへの道 第48回 セックスの要望、言えますか?

 「相手に悪く思われたらいやだから我慢しよう」とか、「こんなこと言われたら引かれるのでは」という不安から、自分がどうしたいかより相手の都合を優先して、その結果こじれてしまう、というパターンもありました。

 男女の性に対する考え方は全く違っているのですが、今の日本では、それが可視化された状態にはなっていません。
 AVひとつとっても、男性ユーザーと女性ユーザーの感想は全く違うのに。

 お互いに、「自分はこれがいいから、相手もこれがいいはずだ」という風に思ってしまい、なんで分かってくれないんだろうということで悩みが深まってしまう。
 互いに違うことを理解できていればいいのですが、なかなか難しいものです。

 そんな風に、「こうあるべき」「こうでなければいけない」という思い込みに、感情がついていかなくなったとき、人はこじれてしまうのかな、と私は思っています。
 
 子供のころ、親や学校に厳しく言われたりした経験はありませんか?
 集団生活においては、ある程度のルールは必要かもしれません。
 でも、自分らしく生きることについては、誰かからルールを押し付けられる必要なんてありません。

 お互いに違いを認めて、自分にとっての最善を目指していけば、本当はこじらせる必要なんてないのかもしれませんね。

 というわけで、なんとなく私の「こじらせ」についての謎が解けてきたみたいです。
 
 次回、「脱こじらせへの道」最終回です。

【5犬5色】今日はボーダー・コリーに癒やされたい!

2018.01.10 Vol.Web Original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真をご紹介。
 第23回で紹介するのは、さまざまなボーダー・コリーをご紹介します。

女性36歳「結婚してしまった元彼のことが忘れられません」【黒田勇樹のHP人生相談 81人目の3】

2018.01.10 Vol.kuroda

 こんにちは、黒田勇樹です。

 そろそろ年末年始気分から抜け出して、日常生活に戻りつつあるところでしょうか。

 僕は2月末から上演される作・演出の舞台『ドロシー』の稽古も始まり、いきなりフルスロットルの毎日となっております。まあ、でもお芝居に関わっていられることは幸せなことで、今年もこんな毎日が続くことを祈っております。

 では、今年最初のご相談、いってみましょう。

ヨシ、海外に行こう!【黒谷友香の友香の素 vol.183】

2018.01.10 Vol.702

 パスポート、手元に返って参りました〜! 運転免許証の写真とは、やっぱり違う。

 前回の続きになりますが、去年の12月にパスポートと運転免許証の更新時期がちょうど重なったので、気合を入れて写真屋さんでそれぞれ用に撮ってもらったところまでは良かったのですが、運転免許証の更新は更新センターに行ったので、持ち込みした写真は使えないっという事に(試験場ならOK)。その場でまた撮りました。で、パスポートの写真は?というと…。受け取って、まずは写真チェック。やっぱり気合写真をそのまま使えたので出来上がりが良い。でも、気合入れて撮った写真も、海外に行く準備中「あ、パスポート持ったっけ?」っの確認の時にパカっと開いてちらっと自分が見るのと、出入国審査場でしか見せないのであった。運転免許証のほうが何かと身分証明に使ったりするからお目見えしちゃう。

 なのに、運転免許証のほうの写真は、「No〜!!」って感じなのだ。逆なら良かった、トホホ。っと、これを書いていて「ん??」っと思ったのが、去年、私、海外行ってないんじゃない?っという事。古いパスポートを開いて出入国のハンコを見ると、2017のハンコは…ない。っというか近年、行ってない。年1回もパスポートを開いておりませんでした。写真がどうこうの前に本体を使おうよね〜。

 ヨシ、今年は、海外に行こう! 今、海沿いを走る車内で書いてますが、太陽に照らされてキラキラと輝くこの海を渡ろう!! 今までもプライベートで行った海外は20年くらい前、友人と韓国旅行に1回行っただけ。後は全てお仕事でなので、今年はプライベートで行きます。そして気合写真ページをサッと開いて、いろんな国の出入国審査場を通過したいと思います。今年は2回は行きたいぞ。10年パスポート、どれくらいハンコが押されるのでしょうか? 楽しみです。

【EXILE TETSUYA連載 DANCEの道】第66回「EXILE復活」

2018.01.09 Vol.701

 TOKYO HEADLINEをご覧の皆様、2018年明けましておめでとうございます! 本年もコラム「DANCEの道」をどうぞよろしくお願い致します。

 皆さん、今年はどんな年明けでどんなお正月をお過ごしでしょうか? 初詣、おせち、お雑煮、おしるこ、あま酒、日本酒!(笑)。どうしても食べたり飲んだりばかりになりがちですが、体調管理をしっかりとして、健康で最高な2018年にしていきましょう!

 2018年も、どうやらDANCEな1年になりそうな予感しかしていませんが、なんといってもEXILEの活動が復活する年になります!

 そして、AMAZING WORLD以来、3年ぶりのEXILE全国ドームツアーも決定して、とてつもなく気合が入ってます! ヤバいですね! なんかレモンサワー飲みたくなってきました(笑)。

 それぞれがEXILE PRIDEを持ち、各グループで「日本を元気に」する事ができるように頑張って活動して得てきたモノを、全てアウトプットできる事が、本当にうれしいですし楽しみです。

 現在EXILEのメンバーは19人ですが、先輩方の勇退を引くと、15人でパフォーマンスをする事になります、まだ15人でのステージは皆さんにお見せできていないので、ぜひNEO EXILEのステージを楽しみにしていてください!

東京タワーアテンダントチームの東京タワー通信!「冬のタワーでシャキッ!」【2018.1.9】

2018.01.09 Vol.Web Original

東京タワーの最新情報を、東京タワーからの風景とともに、東京タワーアテンダントチームがお届けします!

インタビューシリーズ【LDH バトン ~夢~】 Vol.8 EXILE TAKAHIRO (EXILE)

2018.01.07 Vol.Web Original

 EXILE、三代目J Soul Brothers、E-Girlsなどが所属するLDH JAPANは、音楽やダンスだけでなく、映画やお芝居、アパレルや飲食など、さまざまなプロジェクトを展開して「Love, Dream, Happiness」のメッセージを届けます。【LDH バトン】では、LDH JAPANに所属するアーティストやタレント、アスリートたちに、Dream(夢)について聞いていきます。

 2018年、最初に登場していただくのは、EXILE TAKAHIROさんです。

【5犬5色】今日はペキニーズに癒やされたい!

2018.01.05 Vol.Web Original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真をご紹介。
 第22回で紹介するのは、さまざまなペキニーズをご紹介します。

Dream Ayaのフォトコラム【フォトバイアヤ】第5回「EXPG Labの元気な女の子たち」

2018.01.05 Vol.Web Original

こんにちは!

本格的に寒くなってきましたね。。

最近は毎朝布団から出れなくて困っています。

お風呂上がりのフワフワ靴下

寝る前のホットティー

掛け布団の上に毛布

この三点セットは欠かせません。

2017年最後の最後まで風邪ひかないぞー! と、言い聞かせている毎日です。

【黒田勇樹の年頭のご挨拶】「2018年は前向きに人生を生きてみようと思っています」

2018.01.03 Vol.kuroda

 悩める子羊の皆様、そしてそんな他人のお悩みが大好物の狼の皆様、新年明けましておめでとうございます。

 ホンダの創設者である本田宗一郎さんだったかが、こんなことを仰っていたそうです。

「プロフェッショナルやエキスパートとは、ある分野で最も多くの失敗を経験した者のことである」、と。

 子役、引退、酒浸り、離婚、etc…

 私はある種、人生のエキスパートだったのです!

 宗一郎は、こんなことも言っていました。

「人には誰にでも失敗をする権利がある、しかしそれには必ず”反省”という義務がついてくる」的なことを!!!

 薄々感づかれている方もいらっしゃるかもしれませんが、最近の黒田は…

 反省してます!義務を果たしてます!

 無難に生きる僕をつまらないと思う方もいらっしゃるでしょう、ツイッターのフォロワーも随分減りました。極端な発言を避けるようになったから、相談の回答にもキレがなくなったと思っていらっしゃる方もいるでしょう、相談の件数も随分減りました。

 でもね、真っ当に生きてみようとする中で経験する「新しい失敗」も沢山あります。

 破天荒な人生を送って経験した失敗は、今も僕の中のプロフェッショナルとして、真っ当になろうとする僕を見守っています。

 僕も貴方も、今年も沢山の失敗をするでしょう。

 その失敗が「人生を素晴らしいものにしようとする者」の失敗であるように、失敗と解決方法を共有しあい、新しい生き方を見つけていけるような、

 皆が、人生のプロフェッショナルでエキスパートを目指すような失敗をしていけるように、

 まずは馬鹿みたいに前向きに、精一杯人生を生きてみようと思っています。

 そんな1年にしていこうじゃありませんか。

 どんどん悩んで、どんどん相談していこうじゃありませんか!

 ああ、またマトモっぽいこと書いちゃったから、フォロワー減るかな…

まっこと、悩みの尽きない人生です…

 どうぞ、今年も1年、ハイパーメディア人生相談を宜しくお願い致します!!!

Copyrighted Image