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【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第43回 新入生は「常識を疑え」

2017.04.10 Vol.688

 東京の桜が全国でもっとも早く開花したのは、2008年以来のことだそうです。本稿執筆時点で満開になりましたが、今年の新年度は冬場を思い起こさせる寒さの中で迎えました。私が教員として所属する大学のうち、慶應義塾大学のほうは4月3日に入学式を終えておりますが、東京大学は15日に挙行します。本稿掲載号が配られる数日後になりますが、その頃には春らしい陽気に包まれているといいですね。

 新入生に最初に一言、アドバイスすることがあるとすれば、「疑う」ことを身につけてほしいことです。おそらく、新入生のほとんどの皆さんは、受験勉強に没頭するうちに、教科書や先生に教わった通りに知識を習得することに慣れきっていたと思います。もちろん、正確に公式や定理、歴史的事実をきちんと押さえることは学問の基礎なので重要ですが、受験勉強であればマークシートのように一つだった「正解」も、大学での学問は、いろいろな考え方があります。

 皆さんは、社会に出れば、正解のない難問を次々に解いていかねばなりません。いまの30代や40代の人たち以上に、皆さんは、どんな分野に進んでも、社会の急速な変容に直面し、それまでの常識が覆されることの連続になるでしょう。だからこそ、「常識を疑う」トレーニングを、この4年間、みっちり積んでいっていただきたいのです。

 毎年学生たちには「書を読み、友と語らう」ことを心がけてほしいと言っています。特に後者のコミュニケーションの価値は、大学に通う意味においてますます高まっています。いまや、知識の習得だけであれば、MOOCs(大規模オンライン授業)のようにネットだけでもできてしまう時代です。

 それでも、なぜ大学に通うのかといえば、リアルに仲間と語らうことが重要な意義の一つだからではないでしょうか。教科書に書いてあることが正しいのか、それとも違う考え方があるのか、恩師や学生たちと議論することによって、視野が広がり、思考が深まります。どんどん、その積み重ねをしていただきたいと思います。

 政治の世界から大学の教壇に本格復帰して、今年で4年目になりますが、90年代後半に教えていた頃に比べ、LINE等のSNSが普及した割に、リアルなコミュニケーションが苦手な学生が増えたことを実感します。最近の学生は、電話をかけることすら億劫なのですが、学内外でさまざまな人脈を増やし、対話の経験値を積んでほしいものです。
(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

一木美里のおいしくたべようの会 vol.32『ステンドグラスクッキーの向こう』 #クッキー #わたしのレシピ

2017.04.05 Vol.687

一木美里です。
今週の土日は六本木ヒルズアリーナにて行われる
桜もお酒も楽しめるイベント、SAKE WEEKにてDJします。
両日ともに12〜13時30分までのプレイ!
ぜひ遊びにきてくださいね。

一木美里のおいしくたべようの会 vol.31『桜の前のタイミング』#朝ごパン #パン

2017.03.29 Vol.687

一木美里です。
先日Miss Of Missという、日本のミスコンの頂点を決める、
というイベントにオープニングDJで出演させていただきました?
学生の皆さんのキラキラにパワーをもらって、
あの頃が懐かしくなりました?
ただまっすぐにがんばる、みたいな気持ちはいつまでも忘れたくないなと思います。

【江戸瓦版的落語案内】首提灯(くびぢょうちん)

2017.03.28 Vol.687

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

瞬殺プリンス 久保賢司【格闘家イケメンファイル Vol.69】

2017.03.27 Vol.687

 K-1ファイターとして活躍、そのイケメンぶりから女性人気も高い久保優太選手の実弟・久保賢司が登場! 優しそうな雰囲気をまとい、格闘家に見えない兄同様、こちらも癒し系のイケメンだ。

「兄とは2つ違いですが、格闘技を始めたのは兄より大分遅いです。小さい頃兄がテコンドーを始めた時に、一緒にジムに通ったんですけど、数カ月で“暴力は嫌だ!”って言ってやめちゃった(笑)。それからずっとやっていなくて、中学ぐらいからムエタイのジムに入って、本格的に始めました。きっかけ?…なんとなく…かな(笑)。で、高校在学中の17歳でプロになりました。自分は小さいころからおとなしい性格で、今でも喜怒哀楽の怒の感情が欠落していると言われてるぐらいなんですけど、スイッチが入ったらヤバいです(笑)。多分、そんなスイッチがあることを知っているので、リングに上がって思い切り暴れたいんでしょうね。実は一回引退して、その間ずっとジム(K-1ジム五反田)経営をしていましたが、復帰することが決まってから、スイッチの入り方が前回の現役時代よりすごいことになっている。殺気や狂気があふれてきて、日に日に手が付けられなくなっています」

 一度引退したのに、復帰を決意したのは?

「実はキックボクシングにいたのはずっと前で、引退前4年ぐらいはプロボクシングにいました。で、引退してジムをオープンし、現在も運営をしています。復帰を決めたのは、そのジムで若手選手の相手をするなど、指導をしている中で、もう一度やりたい気持ちが出てきたから。また、今のK-1で活躍している選手たちを見てて、自分だったら全員倒せるなっていうのがあったのも、復帰を決めた理由のひとつです」

 復帰戦は、4月22日(土)に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜』。

「現在、K-1 WORLD GPフェザー級王者の武尊選手が初代のチャンピオンだった階級のトーナメントに出場します。武尊選手が階級を上げ、ベルトを返上した事で空位になったチャンピオンの座をかけての戦いになります。その日はワンデートーナメントで、優勝するまでに3試合を1日でやる。なので1秒でも早くKOして勝たないとダメージが蓄積されていくので、初戦、準決勝はとっとと勝ちます。1回戦の相手は中国の選手で、映像を見ましたがかなり手ごわい世界レベルの選手という印象。しかし、初戦はウオーミングアップなので、リングの上で雰囲気を確かめて、その上で瞬殺します。それ以降は誰が上がってきても勝つ。その準備はできているので」

 戦闘モードに突入しつつある久保だが“我が子”の話になるととたんに笑顔になる。

「ワンちゃんが大好きなんです(笑)。家にはチワワとマルチーズの2人がいて、その子たちがほんと癒しになっていますね。休みの時は2人を連れて出かけたりとか。車に乗っけて公園とかにも行きますし、どこにでも連れて行きます。普段は近くが多いですけど。寝る時は一人が僕の腕枕で、もう一人は身体の脇にくっついて寝ています」

 ジムの代表としての夢もあるという。

「僕が目指すジムは、痛いとかつらいとか、無理して通うというのが一切なく、本当に楽しく汗をかいて、楽しくストレス解消できる場所。僕以外のトレーナーも全員それを共通認識として持ってもらい、誰でも楽しく安心して運動ができるジムにしたいと思っています。そのために、掃除の徹底など基本的な事をすごく大事にするなど、よりより環境にして会員の方が楽しくいられる場になればと思っています」

 ジムの運営に真面目に向き合いつつも、新生K-1にかける思いは深い。

「自分が選手としてK-1で復活する意味、役割はしっかり理解している。K-1イコールKOだと僕は思っているので、そこでしょぼい試合をする訳にはいかない。ものすごいノックアウトを見せていけたらと思っています。また、新生K-1の試合をずっと行ってきた国立代々木第二体育館が、4月の試合を最後に耐震改修工事のため休館し、それ以降の試合はさいたまスーパーアリーナで行われることになりました。今度のスーパー・バンタム級王座決定トーナメントが、4月大会のメインイベントなので、その決勝戦は代々木で行われる最後の試合になる。僕は代々木のリングに最後に立っている選手になるつもりです」

どうなるトランプ政権!? どうする日本の安全保障!【長島昭久のリアリズム】

2017.03.27 Vol.687

 トランプ政権がスタートして2か月が過ぎたが、依然として政策の方向性もその決定過程も不透明なまま、いや混沌とした状況にあると言った方がより正確だろう。もちろん、次々に打ち出される大統領令が示す方向性は明瞭だ。選挙戦中に公約したことに忠実なのだ。「まさか、本気でメキシコとの国境に壁なんか造るとは!」と熱烈な支持者たちも驚いたほど忠実なのだ。それはそれで結構なことかもしれないが、大型減税と大規模インフラ投資との財政的な整合性は? 本気で保護主義を貫こうとしているのか? 今さらアメリカ製造業の復活など夢物語ではないか? 結局、物価高騰のあおりを食うのはコアの支持層ではないのか? おまけに、国防費1割増などという予算要求が連邦議会を通るはずもない…。

 この間、閣僚15ポストのうち議会の承認を得て正式に就任したのは国務、国防長官はじめ6名と半数にも満たない。政権交代(とくに、民主党から共和党へ)で約4000人入れ替わるといわれるワシントンでは、その「回転ドア」の仕組み(政府からシンクタンク、そこから政府高官を経て再び民間へといった政策立案コミュニティにおける典型的なキャリア・パスを回転ドアに喩えて)が全く動かなくなっている。なぜなら、エスタブリッシュメントを辛辣に批判してきたトランプ陣営は、これまで米政府で政策立案を担ってきたプロフェッショナル達を徹底的に排除しているからだ。そのため、シンクタンクには就職口も肝心の政策情報も来なくなり、Think Tank(「知」の集団)がSink Tank(「沈む」集団)になったなどと揶揄されている。

 いずれにせよ、ワシントンは深刻な機能停止に陥っているように見える。その中で、ひとり気を吐いているのが国防総省(ペンタゴン)だ。現役時代から将兵の尊敬を集めてきたジェイムズ・マティス退役海兵隊大将を長官に迎え、150万将兵プラス50万人の背広組からなる200万組織は政権が変わろうとも結束を保ち微動だにしないというわけだ。世界中からブーイングの的となった大統領の「入国禁止令」に反発して900人を超える職員が非難文書に署名し、先月末高官が大量辞任した国務省とは大違いだ。(ちなみに各国に派遣される特命全権大使も、議会承認はおろか指名も殆どされていない。)

 そんな中で、北朝鮮の脅威は日に日に高まり、中国やロシアは着々とその影響圏を拡大しつつある。我が国の安全保障を全うするためには、米国の政権がどうのこうの言っている暇はなく、精神的にも態勢面でも「自立」を図る必要がある。その意味で、私は、我が国防衛の基本コンセプトである「専守防衛」を改めて見直す時期が来たと思っている。詳細は次回以降で考えてみたい。

(衆議院議員 長島昭久)

チューリップも咲きました! ーー黒谷友香の『友香の素』vol.173

2017.03.27 Vol.687

 だいぶ暖かくなりました。街行く人の装いも軽やかになり、ウインドーショッピングをしていても色合いがパステルカラーのディスプレイやコーディネートが目立ちます。

 私はドラマの撮影で2月、3月と北海道の苫小牧に滞在していたので、毎日ダウンコートに毛糸の帽子を被っていました。2月は寒かった〜。天気予報では当たり前に「氷点下」や「マイナス」という言葉が使われていて、ちょっとした小カルチャーショック(笑)。さすがに3月には、道路脇に雪の山がどーんとあるぐらいで、随分アスファルトが見えてましたが、寒いのでおしゃれじゃなくて本気で毛糸帽を着用、しかも耳が寒すぎるので耳まですっぽりイン! そんな冬でしたので、この暖かさにより有り難みを感じます。お花見シーズンも迫っていて、楽しみですよね!

 開花といえば、このコラムでよくお伝えしているチューリップが開花。またまた10センチチューリップ〜! 何種類も植えたうち、その品種のチューリップだけが地面から高さ10センチで咲きました。特に背丈の低い品種という訳ではないはずなのですが。他のチューリップはまだニョキニョキと葉っぱを伸ばしている最中で蕾も見えてません。ですがチューリップとしては一番に咲いて楽しませてくれてるし、ムスカリやクロッカスと混ざっておんなじくらいの背丈で咲いてる姿がなんとも可愛いらしい。他のチューリップは今年はどうなるのかな? 茎が伸びてほしいな。後、楽しみにしているのが、ヒヤシンスです。あの香り、本当に良い香りじゃないですか? 花が咲いたらお部屋に飾って天然アロマを思いっきり楽しみたいです。

 今からの季節は緑がイキイキとしてくる、生命力あふれる季節。ガーデニングの魅力は、五感を通して、植物パワーのさまざまな形の恩恵を受けられる事。今年も素敵なガーデンを作っていきたいな。

黒谷友香『友香の素』vol.173 チューリップも咲きました!

2017.03.27 Vol.687

 だいぶ暖かくなりました。街行く人の装いも軽やかになり、ウインドーショッピングをしていても色合いがパステルカラーのディスプレイやコーディネートが目立ちます。

 私はドラマの撮影で2月、3月と北海道の苫小牧に滞在していたので、毎日ダウンコートに毛糸の帽子を被っていました。2月は寒かった?。天気予報では当たり前に「氷点下」や「マイナス」という言葉が使われていて、ちょっとした小カルチャーショック(笑)。さすがに3月には、道路脇に雪の山がどーんとあるぐらいで、随分アスファルトが見えてましたが、寒いのでおしゃれじゃなくて本気で毛糸帽を着用、しかも耳が寒すぎるので耳まですっぽりイン! そんな冬でしたので、この暖かさにより有り難みを感じます。お花見シーズンも迫っていて、楽しみですよね!
 開花といえば、このコラムでよくお伝えしているチューリップが開花。またまた10センチチューリップ?! 何種類も植えたうち、その品種のチューリップだけが地面から高さ10センチで咲きました。特に背丈の低い品種という訳ではないはずなのですが。他のチューリップはまだニョキニョキと葉っぱを伸ばしている最中で蕾も見えてません。ですがチューリップとしては一番に咲いて楽しませてくれてるし、ムスカリやクロッカスと混ざっておんなじくらいの背丈で咲いてる姿がなんとも可愛いらしい。他のチューリップは今年はどうなるのかな? 茎が伸びてほしいな。後、楽しみにしているのが、ヒヤシンスです。あの香り、本当に良い香りじゃないですか? 花が咲いたらお部屋に飾って天然アロマを思いっきり楽しみたいです。

 今からの季節は緑がイキイキとしてくる、生命力あふれる季節。ガーデニングの魅力は、五感を通して、植物パワーのさまざまな形の恩恵を受けられる事。今年も素敵なガーデンを作っていきたいな。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】最終回:DJダイノジも流動体。

2017.03.27 Vol.687

大谷:さあ大地さん、終わっちゃいましたよ。「DJダイノジの深夜の大回転(深回)」が! 

大地:終わっちゃいましたね。

大谷:℃-ute(2017年6月で解散を発表)を番組に呼ぼうって言ってたところだったのに。

大地:こっちが先に解散になっちゃいましたね。

大谷:ニッポン放送には、深回で1年、『オールナイトニッポン』からだと『キキマス!』があって、3年、4年ぐらい。リスナーのみなさんにはお世話になりました。ただニッポン放送と私には縁があると思ったんですけどねえ。

大地:……そうですねえ。でも面白かったですよ、深回。編曲家に注目するとか、これまで注目したことがなかったので、すごく楽しかった。

大谷:時間が少し深かったっていうのもあるけど、本当に自由にやらせてもらってね。編曲の切り口もそうだけど、その時その時のしゃべりたいこと、思いつくままにやらせてもらった。喋りたいことが湧き出るようにあるんだよ!

大地:本当にラジオに向いてるんだなあ(笑)。

大谷:で、最終回はさ、前半は女の子のボーカルをテーマにしようと思ったのよ、本当は。そしたら音源が揃えられなくて(笑)。それで考えたのが、今、DJダイノジでやってるような感じで選曲してみようって。

大地:ああ、そうだったんだ!

大谷:DJダイノジは芸人がDJをやってることが特徴で、僕らだからできることをやってきたんだけど、今はさ、架空の絵本を書いてそのサウンドトラックを作るみたいな感覚で選曲してるんだよね。何だろう、ファンタジーみたいなのが大切なんだと思って。これは深回をやりながら感じたことでもあるの。ここのところ、歌謡曲を聞いていてさ、思ったのよ、アイドルとかロックバンドとか物語を背負っちゃってるじゃない? メンバーが抜けたとか、ロック然とした何かを提示しないと、だとか。そういったものが過剰になったとき、追い詰められて、放棄していかなきゃならない。背負える物語はひとつしかないから、それをやってくだけだったら追い詰められるしかない。だから、ファンタジックな世界を構築して作らないとダメなんだなって。音楽だけじゃなくて、お笑いでも、なんでもね。

大地:ファンタジーをやってかないとね。

大谷:ところで、大地さん、ダイノジは大変なんですよね。深回もそうだけど、このタイミングでレギュラーの番組が3本終わります、やばいね。……どうします?

大地:うん、まあ、……流動体ですよ、流動体。番組の最後にも言いましたけどね(笑)。今ここで終わるってことは何かあって。また次につながるんだと思います。深く考えてなくていい……でも、仕事は欲しいけどね。

大谷:仕事くださーい。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第56回「4年前…」

2017.03.27 Vol.687

 NHKのEテレで4年前に「Eダンスアカデミー シーズン1」は始まりました。BLUEのジャージーを着て、ÜSAさんはサンバイザー、僕はメガネをして12人の子供たちと出会い、DANCEを通じて向き合いました。12人の子供たちを前に、僕らやスタッフの大人たちは、あーでもない、こーでもないと打ち合わせを繰り返し、試行錯誤していきながら、毎回新鮮な気持ちで収録に臨んでいて、何か新しいDANCEの形をみんなで模索している感じがして、今でもワクワクします。

 先日シーズン4の子供たちも無事にEダンスアカデミーを卒業していきました。毎年、この時が来るのが分かっていても、FINAL SHOWでのキッズたちのDANCEは格別に感動させられます。紅白歌合戦などでおなじみのNKHホールという大舞台でも、臆することなく堂々と楽しんで踊っている姿はまさに1年間の集大成でした。最初の頃は、ほとんどの子供たちがDANCE初心者で、基本のリズム取りもままならなかったのに、一つひとつ階段を上って、気がついたらみんなが素敵なダンサーになっていました(笑)。

 シーズン4では、初めてクラス分けをしたのですが、DANCE経験者クラスの子供たちが、自分たちで振り付けを作って練習をして、町のコンテストに挑戦しました。そして、なんと予選を突破し、ついに入賞することができました! シーズン3から過去2回の予選敗退を経験していただけに、本当に信じられないくらい感動的なできごとでした。入賞を目指して、練習して喧嘩して涙して、また練習して…みんな、本当によく頑張りました。そして何よりめちゃくちゃDANCEが上手くなっていてすごくうれしかったです。

 1年間のEダンスアカデミーでの経験が、これからのキッズたちの夢を叶える何かのきっかけになってくれたら幸せですし、この先、DANCEを続ける限り、必ずまた一緒に踊りたいと願っています。

 改めまして、4代目Eダンスキッズの皆さん、卒業おめでとうございました!!

 そしてなんと、この4月からEダンスアカデミーはいよいよシーズン5に突入することが決定しました!! もちろん新入生を迎えてリニューアルするのですが、今回はどんなキッズと出会えるのか今からワクワクしています。

 シーズン5は『JOINT』をテーマに、夢の持つ力、DANCEの持つ力を信じて、いろいろな人やDANCEといろいろな形でつなぎ合いながら1年間楽しくお届けしようと思っております。当初は、まさかシーズン5まで番組が続くとは思ってもいませんでしたが、ここまできたら10年続く番組にできるように全力で頑張らせていただきたいと思いますし、DANCEが教育になることや、子供たちにたくさんの素敵な良い影響を与えることができるものだと確信しております。

 今さらですが、国境を越えて、言葉も年も性別も障がいも、全てをひとつなぎにできるDANCEが僕は大好きです。だからこそ、DANCEをやればやるほど、きっとまだまだ自分たちにできることがある気がしているし、そこにチャレンジし続けていきたいと思っています。そしてそんなチャレンジをさせ続けてくれているのが、Eダンスアカデミーだと思っています!

 少し話しが逸れてしまいましたが、4月からまた1年間、皆さんのテレビの前で、ÜSAさんと子供たちと一緒に踊らせて頂きたいと思っております。ぜひ皆さんもテレビの前のリビングや台所をダンスフロアにして踊っていただけたらうれしいです。引き続き「Eダンスアカデミー シーズン5」をどうかよろしくお願いいたします。

【長島昭久のリアリズム】どうなるトランプ政権!? どうする日本の安全保障!

2017.03.27 Vol.687

 トランプ政権がスタートして2か月が過ぎたが、依然として政策の方向性もその決定過程も不透明なまま、いや混沌とした状況にあると言った方がより正確だろう。もちろん、次々に打ち出される大統領令が示す方向性は明瞭だ。選挙戦中に公約したことに忠実なのだ。「まさか、本気でメキシコとの国境に壁なんか造るとは!」と熱烈な支持者たちも驚いたほど忠実なのだ。それはそれで結構なことかもしれないが、大型減税と大規模インフラ投資との財政的な整合性は? 本気で保護主義を貫こうとしているのか? 今さらアメリカ製造業の復活など夢物語ではないか? 結局、物価高騰のあおりを食うのはコアの支持層ではないのか? おまけに、国防費1割増などという予算要求が連邦議会を通るはずもない…。

 この間、閣僚15ポストのうち議会の承認を得て正式に就任したのは国務、国防長官はじめ6名と半数にも満たない。政権交代(とくに、民主党から共和党へ)で約4000人入れ替わるといわれるワシントンでは、その「回転ドア」の仕組み(政府からシンクタンク、そこから政府高官を経て再び民間へといった政策立案コミュニティにおける典型的なキャリア・パスを回転ドアに喩えて)が全く動かなくなっている。なぜなら、エスタブリッシュメントを辛辣に批判してきたトランプ陣営は、これまで米政府で政策立案を担ってきたプロフェッショナル達を徹底的に排除しているからだ。そのため、シンクタンクには就職口も肝心の政策情報も来なくなり、Think Tank(「知」の集団)がSink Tank(「沈む」集団)になったなどと揶揄されている。

 いずれにせよ、ワシントンは深刻な機能停止に陥っているように見える。その中で、ひとり気を吐いているのが国防総省(ペンタゴン)だ。現役時代から将兵の尊敬を集めてきたジェイムズ・マティス退役海兵隊大将を長官に迎え、150万将兵プラス50万人の背広組からなる200万組織は政権が変わろうとも結束を保ち微動だにしないというわけだ。世界中からブーイングの的となった大統領の「入国禁止令」に反発して900人を超える職員が非難文書に署名し、先月末高官が大量辞任した国務省とは大違いだ。(ちなみに各国に派遣される特命全権大使も、議会承認はおろか指名も殆どされていない。)

 そんな中で、北朝鮮の脅威は日に日に高まり、中国やロシアは着々とその影響圏を拡大しつつある。我が国の安全保障を全うするためには、米国の政権がどうのこうの言っている暇はなく、精神的にも態勢面でも「自立」を図る必要がある。その意味で、私は、我が国防衛の基本コンセプトである「専守防衛」を改めて見直す時期が来たと思っている。詳細は次回以降で考えてみたい。

(衆議院議員 長島昭久)

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