一木美里です!先日、神宮外苑の花火大会へ行ってきました。
花火が上がる直前に豪雨が止み、素敵な夏の思い出ができました♫
花火と同じく楽しい夏は一瞬で終わってしまいますよね。
おいしく食べようの会、4週目のテーマは私の趣味の1つでもある 「夜お茶」。
1番お気に入りの場所をご紹介します。
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格闘家イケメンファイル Vol.55 豪傑が世界を翔る 武田飛翔(たけだ・ひしょう)
この日、VTJ8thのカード発表のため、京都から上京した武田飛翔。ラフな格好をしている選手が多い中、ピンストライプのスーツで会見に臨んだ。「関西風にいうとシュッとしてきた(笑)」と笑う。
「こういう言い方をすると語弊があると思うし、誤解されるかも知れないけど、僕は格闘家は人生の中のウォーミングアップだと思っている。それは引退してからの人生のほうが長いんだから当たり前。だから今からアンテナを張り巡らせて、格闘技以外の事にも気を配っているんです。今日だって、どんな出会いがあるか分からないですよね。その時に短パンとTシャツとかだったら、その出会いを逃してしまうかも知れない。礼儀ということもそうですが、格闘家っぽい格好をしていないほうが、一般の人に受け入れられやすいというのもあります。すべては総合格闘家にやりがいと誇りを感じてるという前提があってのこと」
スタートは柔道。
「ずっとサッカーをやっていたのですが、中学で転校した学校が柔道の強豪校だったんです。そこで柔道を始めたのが、今につながるきっかけですね。他の選手に比べ超ド素人でしたが、翌年、全国大会に出場するまでになって、その時の経験値が今の自分の根底にあります。それはみんなと同じことをやってもダメだということ。逆に違う事をやる。だって中学で柔道をやった時は、2~3年、いやそれ以上5~6年も自分より長く柔道をやっている子がほとんどだった。その中で、人より腕立て伏せを10回多くやるとか、量を増やしても勝てないんですよ。だったら、腕立てはみんなと同じぐらいやって、それ以上の事は別の事をやろうと。そうすれば結果が出るというのが、感覚で分かるんです。のし上がるためには、他の人と違う事を常にしていかないとダメだと」
【新連載】小池百合子の「東京大改革宣言」 一つ一つ結果を出し、東京を変えていきます
人口1360万人、総予算額は13兆円を超え、スウェーデン一国に相当。首都・東京の知事の責任は実に大きなものがあります。
この度の都知事選でこれまで最多の21名の立候補者の中で、望外の291万余の票を得て、当選を果たすことができました。事前に寄せられた様々な調査結果では、開票とほぼ同時に「当選確実」の報を打つと耳にしていたものの、疑心暗鬼は最後まで続きました。候補者特有の不安心理というものです。
政党や組織の推薦ナシの立候補には当初は「無謀」「自爆」と受け止められました。ふつう、先の参院選で投じられた政党別の得票数を足して、誰が有力、誰が不利と判断されるものです。しかし、ものごとは「足し算」だけで決まるわけではありません。私はあくまでポジティブに「掛け算で行こう」と考えました。
手段として、これまで何度も訴えてきた「ポイント・グリーン」作戦で臨むことにしました。街頭演説や集会に来る方に、Tシャツやタオルなど、どこかに緑色のものを身に着けてくださいとの呼びかけをしました。「東京を環境先進都市に」という私の政策に賛同してくださる方がどんどんと広がり、各地の演説会場はいつしか「ゆりこグリーン」に染められるようになりました。なかにはブロッコリーやキュウリなどの緑の野菜を手にした人も。
選挙は「助けてください」「男にしてください」と悲壮感を漂わせた方が勝ち!とされますが、逆です。集ってくださる方は、皆笑顔で楽しんでいるのです。選挙に関わるのは初めてという方々も多く、その広がりは感動的でもありました。銀座四丁目交差点が人で埋め尽くされた時には、私の頬に一筋の涙がつたわりました。
もちろんネガティブな思いは山ほどありましたが、多くの方々の協力を得、長年積み重ねてきた都民ファーストの政策を愚直に訴え続けた結果が出ました。それだけに責任は重大です。
東京五輪・パラリンピック、築地市場移転、議会との関係など、課題は山積していますが、16万人を超える都庁職員の士気を高めながら、一つ一つ結果を出します。
そう、イチローのメジャー3000本ヒットと同じように。ご期待ください。 (東京都知事)
【Yuriko’s VOICE】
「決まった日程を第一に考えず、皆さんの納得、安心を優先させたい」(8月16日、築地市場視察時に)
黒谷友香「友香の素」vol.166 世界にビックリのできごと。
この間、ガーデニングをしていたら、今までのガーデニング人生で一番ビックリなできごとに遭遇しました。ハーブの寄せ植えを作ろうと、倉庫になっているコンテナへ鉢を探しに行った時のこと。
歩いていたらガサガサガサっと草むらから音が聞こえたので、「何だ?」っと草むらの方を見ても、何もない。気のせいかな?っと歩みを進めた途端、突然、ザザ??!っと勢いよく何かが草むらから飛び出してきたのです!
パッと見ると、私の足先2〜3メートル先にトカゲ! ガーデニングしてる時によく見かけるのでトカゲは平気なんですが、なんとその後にヘビ!!
1メートルはありそうなヘビが、トカゲを猛烈な勢いで追っかけているのですぅ??!!
しかも、ここからは本当にさぶいぼ(関東でいう鳥肌の意味)なので、注意して下さいね。パッと見て何かが変なんですよ。トカゲもヘビも見たことない猛スピードで目の前をザザザザっと移動してるし、両方いっぺんに登場なんて、それだけでビックリで動揺中ですが、両者の何かが変なのは分かるのです。逃げるトカゲと追いかけるヘビを注視すると、なっなんと…。皆さん、気を失わないで下さいね。ヘビがトカゲの尻尾を口に咥えながら追いかけておるではないですか?!!
しかもヘビにガッツリ咥えられた尻尾がピクピクと動いてる。あまりの衝撃映像に動けずにあんぐりしていたら、両者がビタっと急に止まって、睨み合い。どうなるのかという両者の凄い緊迫感にそこから私も動けない!っと次の瞬間、トカゲがダッシュ。それを猛然と追うヘビ。2〜3秒見てましたが、距離が縮まってしまい、トカゲっ早く逃げて!と思った瞬間、また両者草むらに飛び込み、見えなくなってしまいました。ヘビも生きるのに必死だけど、やっぱり無事にトカゲが逃げ切れてたらいいなと思う私。思いがけず遭遇した弱肉強食の世界にビックリのできごとでした。
【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第5回:2016年の夏は、まだ、終わっちゃいねえ!
『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?
大谷:今年の夏は、今年も夏もか、すごいよ。
大地:そうだねえ。番組でも話したけど、SMAPの解散とか。本当にいろいろ。そうそう、番組で大谷さん言ってたけど、夏フェスでやったらしいじゃないですか、エアギターを(笑)。
大谷:やっちゃっいました、ロックインジャパンフェスティバルで。大地さんはミュージカル(宮本亜門の和製ミュージカル『狸御殿』)で来られなかったから僕1人だったんだけど、裏ではすごい人たちがライブしてるのに最多動員1万5000人だって! やっちゃうよって(笑)。
大地:もう、みんないよいよ気づいちゃうよ! 俺、いらないなって!
大谷:(笑)。繰り返すけどさ、この夏ってさ、巨匠と言われる方々が亡くなったり、もしかしたら大きく時代が変わっていくかもしれない状況にもあるじゃない? 夏フェスに行ってみても、状況に変化が出てきてたりしてるし、変わり目に立ってる感じがしているんだよね。炎上もしちゃったけど、あれがあったことで、悪いことがあればいいこともあるってことを、本当にそうだって思えるようになってきてる。これってさ、今まではあまりなかった感覚かなあとも思ってるんだよね。
大地:炎上はねえ……。俺も経験あるし、いろいろ言われたりもしたけど、最終的にはさ3人仲間がいれば、どうにかなるって思うんだよね。
大谷:…3人、いたかなあ。
大地:(笑)。
大谷:ところで大地さん、大地さんもこの夏は新しい挑戦をしているじゃないですか。ほら、さっきのミュージカル…。
大地:『狸御殿』(〜27日まで、新橋演舞場)ね。宮本亜門さんの。いろんな経験してます。
大谷:見に行かせてもらったんだけど、すごいもの。今まで見たことがない大地さんが…! そのせいもあるのかもしれないけど、この間、すごく久しぶりにダイノジで漫才をやらせてもらう機会があったんだけど、なんかすごい楽しかったんだよなあ。
大地:そうなんだよね。漫才が楽しいというか、ダイノジっていいなあっていう。ダイノジいいよねって、昔からよく言われるけど、それをかみしめたっていうかね(笑)
大谷:もう夏は終わったみたいになってちゃってるけど、まだこれからもいろいろあるんだよ。喜劇『ピラミッドだあ』(脚本・キングコング西野亮廣、8月26〜29日、青山・草月ホール)も近づいてるし。秋にはマグロック(10月1日)とフジソニック(10月2日)も控えているし。
大地:まだまだこれからだよね!
大谷:今年のマグロックはさ、ロックのなかで固まっている色を形にしたいっていうのがあって、4つ打ちロックのアンセムを持ってるバンドをコンパイルしてるんだよ。
大地:楽しみだなあ〜!
※次回の放送は9月18日
一木美里のおいしくたべようの会 vol.03「砂糖の国で魔法のカップケーキを」
一木美里です。
真夏の表参道交差点に出現したSamanthaThavasaの 砂糖の国。先日のプレスプレビューではDJとしてパーティを盛り上げてきました♪
ファッション、音楽、そして甘いものと三拍子揃った最高の空間でした。女の子なら誰でもテンションが上がるはず。
おいしくたべようの会、第3週目のテーマは「わたしのおもたせ」。砂糖の国で出逢った「世界に一つのおもたせ」を紹介します。
“ある日突然、小指の先ほどの小さな小さな「砂糖の精」がサマンサタバサに棲みつきました。彼らはお店の中をところかまわず結晶化しあっという間にオーロラ色の砂糖の国「ボンボン王国」に作り変えてしまいました―“
表参道交差点のサマンサタバサ、淡い虹色のグラデーションカラーの火山から金平糖が吹き出した後、わたあめみたいな雲の下にいる 女の子がそんなおとぎ話を読み上げる。
脱こじらせへの道 第28回 なんでもかんでも「見えればいい」というわけではない!
8月10日に発売されたanan2016号は通称SEX特集と呼ばれ、一冊まるごと女性向けのセックスの話題が掲載された号です。
これまでも、セックスのテクニックを学ぶ記事や、性感染症についての知識だったり、読者の体験談や最新グッズ事情など、多岐に渡っての情報が掲載されてきました。
そして内容だけでなく、芸能人がギリギリまで脱ぐ!という表紙&巻頭グラビアも話題になりますよね。
今年はHKT48の指原莉乃さんでしたね。女性の表紙は2012年の小嶋陽菜さん以来。
毎回私達も表紙は誰になるのか予想しているのですが、今回は見事にはずれてしまいました!
このSEX特集ですが、我らGIRL’S CHもサイトオープンした2013年から掲載していただいています。
今年でなんと4回目!
これまでは、芸人さんにサイトを見てもらって、感想を話しあってもらったりしていましたが、今年は内容をガラッとかえております!
詳しいことは、ぜひぜひ誌面を見てみてくださいね。
さて、今年の特集号の反響はまた後日お伝えするとして、
今回はGIRL’S CHの誌面テーマである「イケメン」について、
こんなテーマから考えてみたいと思います。
辛口が炸裂!夏場の男性のファッション、「これは許せない!!」はありますか?
夏は薄着の季節…男性からすれば、女性の露出が増えてドキドキするのかもしれませんが、男性の露出が増えたところで女性は特にドキドキしません。
女性向けAVサイトをやっていると、
「女性も男の裸が見たいの?」
「女性も男性器で興奮するの?」
「やっぱり勃起しているのを見ると興奮するの?」
という質問をされることがあるのですが、答えはNOです。
もちろん、芸能人やアイドルのヌードグラビアは見たいですよ?
でもそれは彼らに肩書と類まれなるビジュアルがあってこそ。
男性が視覚からの刺激で興奮するほどには、女性は興奮しないものです。
前出の質問も、
「女性もイケメン芸能人やアイドルの裸は見たいの?」
「女性も好きな人の男性器で興奮するの?」
「やっぱり好きな人が自分自身に対して勃起しているのを見ると興奮するの?」
と書き換えれば、YESと答える人がものすごく増えるでしょう。
相手との関係性や自分の感情などの、条件付きのほうが女性は興奮する傾向にあると思います。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.02「新しい友達にキッシュを」
多岐にわたって活動している一木美里が、独自の視点で“食”をテーマに語る連載コラム。毎週火曜日更新。
格闘家イケメンファイル Vol.54 日本ヘビー級の至宝 KOICHI(こういち)
圧倒的なイケメン、ムキムキな体で女性ファン大注目のKOICHI選手。努力でその体を手に入れた。
「中学時代から身長が183㎝ぐらいあったんですが、そのころは80㎏ぐらいしかなく、痩せていました。小学校、中学校とスラムダンクの影響をかなり受けまして(笑)、ずっとバスケットをやっていた。でも19歳から格闘技を始めて、2年かけて無理やり体重を20㎏増やして、今の体を作り上げました。格闘技を始めたのは、自分が17〜8歳の頃。K-1が全盛期で、ピーター・アーツとアンディ・フグが大活躍していて、それを見て自分も強くなりたいなと。あと、“ガチンコ”という番組の企画で、ヤンキーがいっぱい出てきて、プロボクサーを目指すというのがあって、それが好きで毎週見てて、影響を受けました(笑)。もちろん、男の子ですから、小さいころからヒーロー願望というか、強い男に憧れる部分もあったと思います。学校の先生からは、ずっと空手をやれと勧められていたんですが、空手ってパンチがないので、もっと実践的な事がやりたかった自分にはちょっと物足りなかった。なので、もともとK-1に憧れていましたし、パンチもキックもできるキックボクシングをやろうと。総合は見るのも好きだし、やっぱり強いし、練習では取り入れていますが、男とくっつくというのが、ちょっと…ね(笑)」
9月19日には、いよいよ新生K-1に参戦。相手は、K-1のリングで2連続KO勝利をおさめ、ヘビー級のトップに君臨している上原誠だ。
「上原選手は日本のヘビー級で一番強いと言われているので、彼を倒して自分が一番強いということを証明したい。実は、ヘビー級ってなかなか練習相手がいないので、上原選手とはずっと一緒に練習をしてきたんです。ですから、リングで戦うのは初めてですが、お互いに相手の強みや弱点を知り尽くしてる。ただ、お互いに遅かれ早かれ戦う事になるだろうというのは分かっていましたから、練習では見せていない技を持っている。上原選手だけじゃなく、多分同じ階級の人と練習する選手は、全員持っていると思います。上原選手は一発という破壊力がありますが、自分にはそれがない。でも、パンチでもキックでもなんでもできますし、平均的に何でも倒せるものは持っているので、KOで勝利できると思います。上原選手はプライベートではすごく腰が低くていい人。選手としても、人間としてもリスペクトしていますが、今回はKOで勝ちにいきます」
鈴木寛の「2020年への篤行録」第35回 ネットが存在感を見せた都知事選
都知事選は、小池百合子さんが291万票を集める圧勝を収め、初の女性都知事に就任しました。今回の都知事選もテレビが盛り上がる「劇場型」の様相となりましたが、これまでと違うのはインターネットで広がった論調が、投票行動に一定の影響を与えた可能性が強く感じられる点です。
3年前の参院選でインターネットを使った選挙活動が解禁された当初は、匿名の書き込みによる誹謗中傷が目立ち、ネット選挙の負の側面がクローズアップされました。ただ、リアルの投票行動に顕著に影響したかどうか微妙な面もありました。
ところが、今回の選挙戦、地方の首長を経験した有力候補者の出馬が伝えられると、陣営がセールスポイントに掲げた実務能力が本当なのか、有名ブロガーが大手ポータルサイトのニュースブログで検証記事を書いたり、著名な元政治家がネットメディアのインタビューに対し、都政の裏事情について“爆弾”発言をしたりして、その内容がものすごい勢いでネット上に拡散しました。
この3年間の変化で特に大きかった点として、まず有力ネットメディアの台頭が挙げられます。アメリカでは2000年代にハフィントンポストが米大統領選に影響を与えたと言われますが、日本でも近年、そのハフィントンポストが朝日新聞との合弁で日本に進出したほか、前述の大手ポータルサイトで有識者や有名ブロガーの個人ニュースブログが発足。ほかにも新しいプレイヤーが登場し、新聞・出版から若手の優秀な人材が移籍する動きも出ています。
そしてスマートフォンの普及も大きな変化です。良質なコンテンツを作る媒体が育つと、今度はそれを拡散する環境が整いました。スマートフォンのニュース・キュレーションアプリサービスの利用者が激増し、新聞、テレビ、出版等の伝統メディアが配信する報道記事と一緒に、エッジの効いた有力なネットメディアの記事も多くの人が見るようになります。新聞、テレビは選挙戦中、政治的公平性を過剰に慮る余り、特定候補者のネガティブ報道は抑制的になります。そんな既存メディアに物足りなくなった若い世代が、ネットメディアの記事を読み、投票判断の材料にするようになったのでしょう。
興味深いのは、新聞、テレビからの選挙報道を主に接していた親世代までもが、若い世代からネットメディアが抉り出した情報に口コミで伝わる動きが見られたことです。新しい情報の流れ方が生まれつつあるように感じます。ただし、若い世代は、接触した情報を精査する能力も高めねばなりません。欧米よりもメディアリテラシー教育で立ち後れる日本で重い宿題を残しました。 (東大・慶応大教授)
【長島昭久のリアリズム】参院選の総括—今こそ「万年野党」からの脱却を!
今夏の参院選は、自民党が27年ぶりの単独過半数を確保し、「改憲勢力」が議席数の2/3を超え、野党惨敗の結果となりました。しかし、この「改憲勢力」という言葉自体、最初から意味不明で、野党・民進党の中にも私をはじめ憲法改正が必要だと考える議員は少なくありません。単純に民進・共産・社民・生活の党以外を「改憲勢力」とひとくくりにして攻撃する手法は、有権者を惑わすものでした。
岡田代表も枝野幹事長も「6年前に獲得した改選議席を大幅に下回ったものの、3年前に比べれば倍増したので前進だ」と盛んに強弁しています。しかし、私は、民進党は、今や共産党の支援なしには自公勢力と闘えないレベルにまで衰弱してしまったのではないかと深く憂慮しています。なぜなら、得票・政策両面で、国民の抱く民進党イメージが「政権を任せられる政党」からかけ離れつつあるからです。
得票面では、北海道や東北の一人区での健闘が言われていますが、実態は、自民党がTPP推進に舵を切ったことで巻き起こった農村部の怨嗟の声をテコにして得た辛勝です。事実、これまで一貫して自民支持で来た東北5県の農業団体は、今回自主投票を決めました。一方、西日本エリアでは大分選挙区以外は、共産党の手厚い支援を受けながらことごとく惨敗しています。複数区でも、大阪や兵庫といった都市部での獲得議席はゼロでした。
一方、政策面では、報道によると、新たに有権者となった18歳、19歳の約4割が与党に投票し、民進党へは2割程度にとどまりました。「人への投資、未来への責任」を訴えた民進党が最も力を入れた政策が「こども・子育て・女性・若者」だったにもかかわらずです。消費税率引き上げを先送りし(おまけに、必要な財源を次世代にツケ回す国債に頼り)、選挙戦で「憲法改正阻止」を中心に訴えた民進党に、将来不安を抱える若い世代からの支持は集まらなかったのです。
今の民進党は、「眼前の敵である安倍政権に打撃を与える」ことに血道を上げるあまり、その先にある、国民への大事な政策メッセージ—たとえば、こども達や若者や女性の輝く未来をどのように実現していくか—を自ら放棄しているのではないか。限界に突き当たったアベノミクスに代わる経済・社会政策を国民の前に提示し、明確な方向性を示さない限り、それは政府への単なる批判や揚げ足取りに過ぎず、永遠に国民の支持も信頼も獲得することのない「万年野党への道」に他なりません。
今世紀に入って、国民が野党に期待し続けてきたことは、与党と政策で切磋琢磨し、いつでも政権を担える「政権準備政党」だったはずです。だからこそ私は、平成12年当時、野党第一党だった民主党に参画し、国政に初挑戦したのです。今あらためて「政治は絶望との闘いだ」との言葉を噛みしめ、ふたたび政権を担い得る現実的な野党勢力を結集するため、全力で立ち向かって行くことを心に誓うものです。
自由闊達に憲法や安全保障を論議し、自公政権では踏み込めない経済構造改革や子育て支援強化策、それに伴う日本的な長時間労働の抜本改革などに果敢に取り組む「政権準備政党」としての真のリーダーシップ確立に向けて、私、長島昭久はその先頭に立つ覚悟です。(衆議院議員 長島昭久)