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脱こじらせへの道 第5回 「anan」のセックス特集の今後を勝手に考えてみる

2015.08.28 Vol.649

 こんにちは、田口です。
 今回は趣向を変えて、今月発売された「anan」のセックス特集についてちょっと考えてみたいと思います。

 GIRL’S CHでは「あなたは買った?ananSEX特集(8月7日発売!)」というアンケートをとったのですが、結果は8割以上の人が「買った」「買う予定」でした。その理由は大きく3つに分類されますが、「毎年買っています」という人も多く、近年ではSILK LABOのエロメンや、GIRL’S CHのイケメンたちがセックス特集のDVDやとかグラビアに出演しているため、「出演者のファンです」という理由もありました。あとは「ハウツーを勉強しています」など。

 このananのセックス特集も定番化してもう10年前後が経っていると記憶しています。私が就職活動をしているときに、SODの面接で、「ananのセックス特集で、今度女性向けに作ったDVDの特典がつくよ」と言われたのをよく覚えています。
(ちなみにその年は、5月に発売でした。)

 この10年で女性とセックスの話題との関係性はずいぶん変わってきました。乱暴な言い方をすると、セックスの話について、もうカマトトぶる必要がなくなったように思います。

 これまでは、こういう話題の本を買うのに、「セックスに関する本じゃなくて、ananを買っているんだ」という建前が必要だったと思われてきました。この連載でいつも言っているようなことから考えると、そういう買い方は「こじれ」だったかもしれません。でも最近、とくにこの1〜2年は、そういう建前がなくてもセックスの話が普通にできるようになってきた。恥ずかしがりながらセックス特集のananを買う女性は、もうほとんどいないんじゃないかと思います。

 女性の意識がかわるきっかけとして、この2〜3年のメディアからのアプローチに変化があったのではないでしょうか。具体的にいうと、女性の性を肯定する風潮が強くなっています。GIRL’S CHもそうなんですけど、“一人エッチしてもいいんだよ” “女性に性欲があってもいいんだよ”ということをいろいろなメディアが言うようになったので、隠れてこそこそ買う必要がなくなって、こじれなくなった。

 それもこれもananさんがこの企画を続けてきてくれたおかげで、女性がおおっぴろげにセックスの話題をすることができるようになってきたということが大きいと思います。

 ということで今回は、私が勝手にGIRL’S CHの視聴者を代表して、ananさんに今後やってほしい企画を考えてみたいと思います。

 今回は、GIRL’S CHのプロデューサーという立場半分、いち読者としての私の立場半分、という感じで。

 先ほども言ったように、読者の質はこの1〜2年で大きく変わってきています。
例えばこれまでは、著名人や医師が出ていることで得られる安心感というものはひとつのポイントでした。ですが、そんな建前もいまは必要ないのかもしれません。

 本当に知りたいのは、「実際みんな(私達)がどんなことをしているのか」ということなのではないでしょうか。GIRL’S CHでも、リアル感のあるAVや、実は盗撮ものが好まれる傾向があり、女性は(男性も?)隣人のセックスが気になるものなのでは。ほかの人は、どんなセックスをしているのか、そんなリアルを読者は知りたいのではないでしょうか。

 アンケートでも「ハウツーは飽和状態で真新しいことがなかった」とか「実体験ページがいまいち」という意見がありました。そのことからも、ユーザーはリアルな話を求めていることが伺えます。

 セックス特集の当初は、建前やファンタジーが必要だったんですが、10年経つうちにセックスに対する意識が全然変わってきて、リアルなものが望まれるようになっている。
 これはananだけじゃなくて、他の媒体にもいえることかもしれません。

 ちょっと矛盾するんですが、反対に、専門家による「Q&A」。“こんなときどうする?”的なお悩み相談室は絶対必要!だと思います。
 それもセックスそれ自体ではなく周辺のこと。避妊や性感染症に関する記事はいまでもありますが、「妊娠」「出産」そして「中絶」といったことまで、是非書いてほしい。
AVのようなファンタジーと対極にあると思われがちですが、でも本当はすべて地続きなんです。GIRL’S CHのようなAVサイトより、もっと説得力をもって伝えることができると思うので…。

 そういう話題を扱ってくれると中高生にも読ませたい雑誌になりますよね。
 GIRL’S CHのようなメディアでは残念ながら18歳未満の人に働きかけることはできません。

 だから、誰でも買えるananで、潜在的な、将来の私たちの視聴者が育つと、お互いにより発展していけるのではないかと。

 手前味噌ですが、おかずとしては動画のほうが情報量が多くて強いと思うのですが、ananさんの強みは読み物でいろいろな知識を得られるというところ。

 実は私もモノクロページの読み物が好きで、昨年の「都道府県別の男の子のセックス傾向」は楽しく読ませていただきました。今年のみうらじゅんさん、しみけんさん、松居大悟さんのページも面白かったです。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第36回「AMAZING WORLDリハーサル」

2015.08.25 Vol.DANCEの道

 梅雨が明けていよいよ夏がやってきました!! 毎年この季節を楽しみにしている僕としては心が躍ります。今年こそ海にたくさん行こう! とか、キャンプしよう! とか、フェスに行きまくろう! とかやりたいことはめちゃめちゃありますが、今年もリハーサルの毎日でスタジオの住人になっています……(笑)。

 今月頭、EXILEメンバーとスタッフのみなさんが集まってリハーサル初日を迎えました。まず僕らの目の前に置かれた今年のツアーステージセットの模型を初めて見たとき、みんなワクワクが止まりませんでした。詳細はもちろん言えません。が、とにかくすげぇぇぇぇぇAMAZINGです!! そのステージセットと曲順のセットリストを並べながら、あーでもない、こーでもないとみんなで話し合っては動いて、また話し合って修正して、また動いての繰り返しです。

 チケットの予約も始まり、きっと皆さんは自分の予定と照らし合わせながら予約して、お小遣いと相談しながらチケットを買って会場まで足を運んでくださると思います。ステージセット、演出、照明、音、歌、そしてDANCE。すべてを駆使して皆さんをAMAZING WORLDへ誘えるように、今年も振り絞って行きたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。でも夏は楽しみたいので、隙さえあれば「居酒屋えぐざいるに行ってやる!」と、虎視眈々と狙っていますので会場で会った時には声をかけてくださいね。

 さてEXILEのテレビ歌唱は観て頂けましたか? 24karatsシリーズの最新作『24karats GOLD SOUL』はかなりイケイケな曲になっています!  先日、この曲のレコーディングに行ったのですが、めちゃめちゃ早口な歌詞を歌い上げているボーカリストはやっぱりすごいなぁと思いました。この早口な歌詞の中に盛り込まれたEXILEの本質だったり、強さや叫びを見事に表現してくれていて、本当に感動しました! 発売は8月19日ですが、いまYouTubeで歌詞と合わせて『24karats GOLD SOUL』が聴けちゃいますのでぜひ皆さん、歌詞を読みながら歌ってみてください! めっちゃ難しいですから(笑)。ATSUSHIくんと、TAKAHIROくんの凄さが分かります!

 そして8月5日発売のDANCE EARTH PARTY feat. The Skatalites+今市隆二from 三代目J SoulBrothersの『BEAUTIFUL NAME』もプロモーションが始まりました!  先日、福岡と岡山でリリースイベントを行いました! 来てくださった皆さん本当にありがとうございました! DEPについてのトークだったり『BEAUTIFUL NAME』の振り付けをしてみんなで一緒に踊ったり、直接皆さんと触れ合える時間は本当に楽しかったです! 次回は大阪が8日、東京が9日に予定されていますので、良かったら会いに来てください。

 歌番組でのテレビ歌唱も決まり、とにかく充実したDANCE LIFEを送ることができています。踊っている自分を皆さんに見て頂くことが、僕の生き甲斐なんだと最近改めて感じています。どんなステージでも伝わるDANCEができるように日々頑張っていこうと思っていますので、下半期のEXILE TETSUYAもどうぞよろしくお願いいたします。(^o^)v

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第37回「ツアーのリハーサル合宿、気合みなぎってます!」

2015.08.25 Vol.DANCEの道

 僕はEXILEのツアーのリハーサル合宿のために、とある場所まできています。ここでは広い会場で本物のセットを組立てて一曲ずつていねいにリハー サルしています。僕たちメンバーのリハーサルももちろんですが、セットを組み立てる皆さんのリハーサルでもありますし、照明さん音響さん映像さん舞台周り の皆さん、バンドメンバーやサポートの皆さんなど、ツアーに関わってくれているすべての皆さんのリハーサルでもあるのです。改めてそのスタッフさんたちの 人数の多さにビックリするのですが、毎年お世話になっている方たちばかりなので顔を見ると安心感がありますし、また今年も始まるんだなぁと、かなり気合が みなぎってきます!

 今年のツアーはEXILE単体ということで、これだけは言えます。めっちゃくちゃ踊ります(笑)。かなり体力が必要になるくらい、ハードなライブになり そうです。なのでその分トレーニングしないといけないのですが、最近僕は気づいたことがあります。今まで「EXILEパフォーマンス研究所」の所長と名乗 りながら、いろいろな取り組みやトレーニングをしてきましたが、実は僕、すごくトレーニングが嫌いなんだ、と…(笑)。嫌いと言ってもやりたくないわ けではないのですが、だからこそいろいろなトレーニングを試して、知識を蓄え、たくさんの経験をして一番短い時間で、一番楽しく、一番効率のいい自分に 合ったトレーニングを探しているのだと思います。だってトレーニングって辛いじゃないですか(笑)。特に一人でやっていると…。

 なので最近はメンバーみんなでスピナーバイクを並べて全力漕ぎしています。みんなで並んで音楽をガンガンかけて叫びながらやるのが一番いいです!! そ して最近導入された新しいシステムのおかげで全員の心拍数を一つの画面に出し、誰が今、どのくらい心拍数が上がっているかが一目で分かります。これに自分 の最大心拍数を入れておけば、自分が最大の力を100パーセントとした時に現在何パーセントくらいまで追い込めているのかも分かってしまうという、何とも ありがた迷惑な機械なのです(笑)。まさにサボれません!!

 今いる合宿所にもスピナーバイクがあって、今日もリハーサルを終えて疲れた身体にみんなで並んで更にムチを入れてきましたが、最近は新しく、長くて重たいロープを持って思いっきり振るという悪魔みたいなトレーニングも追加されました(笑)。

小池百合子のMOTTAINAI
壁、壁、壁…。世界は壁建設ラッシュが続いている。

2015.08.24 Vol.649

 来年11月のアメリカ大統領選を前に、共和党大統領候補の一人、大富豪のドナルド・トランプ氏の怪気炎が燃え上がるばかりです。本命と見られているブッシュ前大統領の弟でフロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏の姿がかすむほどの存在感を示しています。

 曰く。「メキシコ人は強姦犯だ」「メキシコ国境に壁を建設する。負担はメキシコ側さ」と言いたい放題。不法移民に対して抱く複雑な思いをあっけらかんと言い放つトランプ氏を「痛快」と受け止める庶民から絶大な支持を受けているようです。

 かたやブッシュ知事の妻はメキシコ人。全米の総人口の約17%を占めるヒスパニック系の大票田確保には有利とされますが、トランプ氏の参入でそれ以上のアンチ・ヒスパニック票をかっさらわれる状況というわけです。

 アメリカ大統領選はこれからますますヒートアップするでしょうが、どこまで放言トランプ氏が「おもしろい」候補として生き残れるかは不明です。

 さて、トランプ氏の「壁建設」発言ですが、現実に世界の各地で壁建設の動きがあります。

 内戦状態が続くシリアから隣国トルコへ流れる難民はすでに250万人に達したと言われ、加えてIS(イスラム国)の往来もあります。シリア難民がトルコ国民の商売や職を奪ったり、シリア難民のこどもがイスタンブールなどで物乞いにうろつく状況が続くことから、トルコ政府はシリアとの国境に現代版万里の長城ともいえるコンクリート製の壁の建設に踏み切りました。

 同じく、サウジアラビアもイラクからのISの流入防止に約900㎞ものフェンスを建設。監視カメラなどハイテクを駆使した壁の一種です。エジプトはシナイ半島を拠点とし、テロ活動を行う危険性があるとされるムスリム同胞団系人物の移動を塞ぐためのフェンス、壁建設を検討していますし、日本人観光客も巻き込まれたようなテロ事件が頻発するチュニジアでもリビアとの国境に壁を建設する計画です。高さ2mの壁を170㎞に渡って建設するとのこと。

 中東で壁建設をいち早く行ったのはイスラエルです。2007年頃からパレスチナとの境に分離壁を築き、ガザでは人も物資の移動を遮断され、食糧確保にも困窮する状況です。

 2014年以来、東部地域を親ロシア系に武力で奪われたウクライナは、これ以上の侵攻を防ぐためのフェンスを築きました。

 ベルリンの壁が崩壊して26年。今日、SNSの発達で情報が国境を越えているのにもかかわらず、物理的な壁が建設ラッシュとなっているのは、皮肉です。

 これまでの体制の行き詰まりとともに新たな時代の到来を告げているようにも思えます。
(自民党衆議院議員)

大谷ノブ彦 カタリマス! 第16回 スペシャルウィークは「しくじらない」。

2015.08.24 Vol.649

 8月も残すところあとわずかになりました。『キキマス!』のスタッフは夏休みを楽しんでいたみたいなんですけど、僕は番組があるし、夏フェスがあったし、舞台もあったしね…。充実した夏を過ごさせていただいてますよ。

 さて、8月の最後の週はスペシャルウィーク。24日から27日まで毎日、『さらば!しくじり中高年 絶対に失敗しない〇〇』と題して、さまざまなジャンルの大人の達人をお招きしてお話を聞いていきます。なんか、聞いたことがある? テレビの影響もあるんでしょう、ポップですし。

 このスペシャルウィークを控えて、『キキマス!』ではここ2週間ぐらい、リスナーからいろんな“しくじり”エピソードを聞かせてもらってきました。青春のしくじり、恋愛でのしくじり、旅でのしくじりと、テーマを決めて、本当にいろいろね。そのなかでも、メールが止まらなかったのが、電車がらみの失敗。飛び乗った最終電車で眠り込んでしまって気づいたときには自分が降りる駅はとうに過ぎた福島。さらにその電車は青森まで降りられない、っていう。新幹線通勤の方で、朝起きたらお城の下で寝ていて、なぜ小田原城の下で寝たのかなあと思ったら名古屋城だった…なんていうのもありました。僕も夜勤のバイトしてたころ電車に乗って寝て起きたら乗った駅。そのたびに、俺、この街が好きなんだなあって思いました。

 エピソードを聞いてくなかで思ったんだけど、聞くたびにほっこりした気持ちになるんですよね。失敗して笑える!っていうのではなくてさ、面白いのは面白いんだけど、なんだか、いい気分。失敗、いいじゃない、と。「しくじらない! 絶対に失敗しない!」っていう企画をやっていくんだけど、最終的には、「ちょっと失敗してもいいかも…」なんて、思ってくれたらいいかもしれないなんて思っています。さすがに40代になってのしくじりは本当に怖いし、しくじった自分を責めることになるんでちょっと嫌だなあとも思いますが、20代とかだったら絶対しくじったほうがいい。そのほうが人にも話せるしね!

 そういう意味での『絶対に失敗しない』企画。初日の24日は「絶対に失敗しない居酒屋呑み」。25日は温泉・SPAめぐり、26日は京都・鎌倉遊び、最終日の27日は『絶対に失敗しない1人でも楽しい休日』。究極のお1人様特集です。達人たちの話、僕も楽しみです。

友香の素 vol.154 お料理をおいしくするもの?

2015.08.24 Vol.649

 先日、とある番組の撮影で福井県に行きました。夏真っ盛りの時期だったので、車から降りて撮影場所に行くまで、ほんの数分歩いただけで汗が噴き出します。普段はあまり汗をかかないのですが、もう背中なんかはダラダラでした。

 撮影は越前打刃物の取材だったので、鍛治職人さんの工場にお邪魔しました。間近に見る職人技に見惚れましたが、「鉄は熱いうちに打て」です。工場の釜の周りは大変な暑さ。サウナのようで、顔からも汗が出ます。その中で、一つ一つ、手作りで鎌を作っていらっしゃる。でき上がった鎌の試し切りをさせていただきましたが、切れ味のなんと素晴らしいこと!

 私が馬にあげる雑草を切る時に使っている鎌とは、切れ味が全然違いました。刃が良いので、切る時に引っかからなくて、少ない力でサクッと刈り取れて、感激もの! ストレスなし! それから、もう一つ感激したのがステーキナイフ。こちらも少しの力でスッと切れます。切った面が滑らかなので、舌に乗せた瞬間に肉汁、お肉の味を楽しめました。これには驚いたぁ! 今まで使ったナイフはなんだったんでしょうか! きれいな断面のステーキをパクパクといただきつつ、次に思ったこと。‥‥っということは、切れ味の良い包丁で作ったお料理は、味もさらに良く感じられるっということ?!

 舌触りが良くなると、味付けは同じでも、やっぱり何かが違ってくると思うのです。ステーキナイフの切れ味に感激した私は、その工場で作っていた、見た目もまるで刀のように美しい包丁を買ってみました。送ってもらって、いざ使ってみると、手の力はいらなくて、包丁の重みで切れていくような感じといったらいいのでしょうか?! この時も、今までの包丁は何だったんだ? です。でも包丁に、お前さんにおいらが使いこなせるかい?と言われているようで、お料理の腕を上げないと申し訳ない気分にも(笑)。複雑だわ。

EXILE TETSUYA DANCEの道
第37回 ツアーのリハーサル合宿、気合みなぎってます!

2015.08.24 Vol.649

 僕はEXILEのツアーのリハーサル合宿のために、とある場所まできています。ここでは広い会場で本物のセットを組立てて一曲ずつていねいにリハーサルしています。僕たちメンバーのリハーサルももちろんですが、セットを組み立てる皆さんのリハーサルでもありますし、照明さん音響さん映像さん舞台周りの皆さん、バンドメンバーやサポートの皆さんなど、ツアーに関わってくれているすべての皆さんのリハーサルでもあるのです。改めてそのスタッフさんたちの人数の多さにビックリするのですが、毎年お世話になっている方たちばかりなので顔を見ると安心感がありますし、また今年も始まるんだなぁと、かなり気合がみなぎってきます!

 今年のツアーはEXILE単体ということで、これだけは言えます。めっちゃくちゃ踊ります(笑)。かなり体力が必要になるくらい、ハードなライブになりそうです。なのでその分トレーニングしないといけないのですが、最近僕は気づいたことがあります。今まで「EXILEパフォーマンス研究所」の所長と名乗りながら、いろいろな取り組みやトレーニングをしてきましたが、実は僕、すごくトレーニングが嫌いなんだ、と…(笑)。嫌いと言ってもやりたくないわけではないのですが、だからこそいろいろなトレーニングを試して、知識を蓄え、たくさんの経験をして一番短い時間で、一番楽しく、一番効率のいい自分に合ったトレーニングを探しているのだと思います。だってトレーニングって辛いじゃないですか(笑)。特に一人でやっていると…。

 なので最近はメンバーみんなでスピナーバイクを並べて全力漕ぎしています。みんなで並んで音楽をガンガンかけて叫びながらやるのが一番いいです!! そして最近導入された新しいシステムのおかげで全員の心拍数を一つの画面に出し、誰が今、どのくらい心拍数が上がっているかが一目で分かります。これに自分の最大心拍数を入れておけば、自分が最大の力を100パーセントとした時に現在何パーセントくらいまで追い込めているのかも分かってしまうという、何ともありがた迷惑な機械なのです(笑)。まさにサボれません!!

 今いる合宿所にもスピナーバイクがあって、今日もリハーサルを終えて疲れた身体にみんなで並んで更にムチを入れてきましたが、最近は新しく、長くて重たいロープを持って思いっきり振るという悪魔みたいなトレーニングも追加されました(笑)。

 同じ釜の飯を食べて同じトレーニングをして同じものを作り上げようと毎日みんなでいる時間がたまらなく好きです。初日まで1カ月を切り、最近は夢にもライブ会場の光景が出てきたり自分の心も身体もツアーモード全開になっていますので、9月11日に大阪から始まるAMAZING WORLDに足を運んでくれたらうれしいです。

 今年はMATSUさん、ÜSAさん、MAKIDAIさんとEXILEのパフォーマーとして踊れる最後のステージになります。今あるEXILEのDANCEスタイルはこのお三方がいたからですし、メンバー間の雰囲気だったり、なかなか言葉では伝えきれないEXILEらしさを作ってきてくださった先輩3人に対しての感謝の気持ちと共に、これから先もずっとリスペクトを込めて全力で踊らせていただきたいと思っていますのでぜひお楽しみに!!

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 片棒(かたぼう)

2015.08.23 Vol.649

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

格闘家イケメンファイル Vol.31 今世紀最高のイケメン 黒潮”イケメン”二郎

2015.08.23 Vol.649

 イケメンを名乗るレスラーがついに登場! WRESTLE-1所属の黒潮“イケメン”二郎だ。リングに上がる時と同じ派手なジャケットに身を包み、現れた姿はまさにイケメン。しかも、キャラクターによる人気だけではなく、実力もうなぎのぼりの大注目のレスラーである。

「最初は黒潮二郎という名前でデビューしたんですけど、2年前にイケメンを名乗るようになりました。理由? 自分がイケメンだと気づいちゃったから(笑)。イケメンなので、オヤジが足立区の竹の塚でやっている“黒潮”という店のお客さんの演歌歌手からもらった空柄のジャケットを着て試合に出たら怒られました(笑)。今じゃ、着ると大喜びですけど」

 イケメンつながりで福山雅治の「HELLO」を入場曲にしたパフォーマンスも人気。

「イケメンをどう表現しようかと考えて、ジャケットと手鏡をアイテムにして、それを使ってパフォーマンスをしようと。郷ひろみばりのジャケットプレイも、やってみたら思いもかけずウケてどんどん入場が長くなっていったんです(笑)」

 パフォーマンスやキャラが先行しているように思われがちだが、22歳ながら経験は豊富。

「中学のころは柔道部でしたが、受身だけ覚えてやめました(笑)。その後、オヤジがTAJIRIさんと知り合いで、14歳の時にハッスルの道場に行くようになったんです。行ったら小川直也さんとかが普通に練習していて、驚きました。しかもまだ中学生だったのに、初日に遅刻しちゃった。そしたら小川さんが待っていて、ぶっ飛ばされるんじゃないかと思ってビクビクしていました(笑)。そこで2年ぐらい練習をしたんですが、結局高校に入ってやめてしまった。で、高3の就活の時に、プロレスラーになることにしたんです。もともとセンスもありましたし(笑)、ハッスルで2年間練習していたので、きっとなるべくしてなったんですね」

 プロレスラーになったものの、辞めようと思ったこともあったとか。

「以前いた所は女子プロの団体だったので、女子の試合は盛り上がるけど、僕とかが出ても全然盛り上がらないからつまらなくなっちゃった(笑)。その時はまだ20とか21歳でしたから、ラーメン屋になろうかなとか…。そんな時に、WRESTLE-1に呼んでいただいて、そこで意外とウケて(笑)。そしたら移籍の話もきて、プロレスをもう一度ちゃんとやりたい! これはチャンスだ!と思いました。今はとてもやりがいがありますし楽しいです」

ノッポン弟のオススメ!from TOKYO TOWER
夏休み展望教室&高さ150mでラジオ体操

2015.08.22 Vol.649

 みんな、元気? 毎日暑いけど夏バテなんかしていないよね。夏休みもあとわずか、宿題は終わってるかな? 東京タワーは昨年も大好評だった「夏休み展望教室&高さ150mでラジオ体操」を今年も開催するよ。内容は、当日1階のチケット売り場に集合して、親子で東京タワー名物の600段の外階段を昇り大展望台へ。そしてそこでラジオ体操と僕たちノッポンが教える「ノッポン体操」をやるよ。体操で体と頭がスッキリしたら、“バッ地理(バッチリ)先生”こと澤内隆先生による「東京の中心で、もっともっと東京を知ろう!」をテーマにした特別講座「展望教室」を開催。

 この「展望教室」では、大展望台1階フロアを360度ぐるっと周りながら、東京の真ん中に位置する東京タワーから見える建物や風景に過去の地図を照らし合わせて、東京の地形や街の様子の移り変わりなどを、クイズを交えて楽しく学ぶことができるんだ。当日配布する資料は持ち帰ることができるから、夏休みの自由研究にも利用できるよ。宿題がまだ終わっていない子は、お父さんやお母さんと一緒に参加して! さらに、参加特典として子どもたちみんなには東京タワーグッズもプレゼントするよ。残りわずかな夏休みをこの楽しい体験型学習イベントで締めくくろう!

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第49回 『テイラー・バートン〜奪われた秘宝〜』、ついに本番。

2015.08.20 Vol.648

 声がガサガサです。いつものことだろうって思われていることだとは分かってるんですが、いつも以上にガサガサなんですよ。なぜかっていえば、舞台の稽古ですよ。

 18日からスタートしたダイノジ活動20周年記念公演『テイラー・バートン〜奪われた秘宝〜』。キングコングの西野くんが書いてくれた作品を、6日間にわたって、いろんなメンバーで上演します。ダイノジは、20日、21日、それと22日の昼と3公演に出演します。

『キキマス!』でも、このコラムでも何度となく話題にしてきたこの舞台。ある宝石があって、それを盗む側がいて、守る側がいる。そのなかで誰が一番ずるいのか……。そんなお話です。台本を読んだときには震えましたね。

喜劇、軽演劇は、活動するなかでいつかやってみたいと思っていたこと。セリフがある、役が決まっている、そういう制限のあるなかでやるってことに挑戦してみたかったんです。その役だったら絶対言わないことだけど、ウケればオッケー!っていうのではないところで。

稽古はいつも深夜で、頭がコックリコックリしながらですが、楽しいし発見もいっぱいあります。例えば、大地さんはやっぱりおもしろいってこと。もともと大地さんは一定の制限があるなかでやるとすごく面白い人。セリフが決まっている、演じている役に準じてその人としてボケるっていうのは、すごく大地さんに合っているんですよ。だから、水を得た魚って感じです。

 で、自分はっていうと、全然ヘタレ。稽古しながら、ああ限定されているなあって思ってるし、話の本筋を進めるということに苦戦しちゃってる。もっと解き放たれないといけないなって思います。なんて、何よりもセリフが全然覚えられないのが困ってるんですけどね。

 本番はもうすぐです。はあ、こんなに余裕がなくなるとは思わなかったなあ。本当なら、他のグループが稽古しているときに、「はい、差し入れ〜!」なんていって見に行ったりさ、そういうのやりたかったのに。自分たちのことで精いっぱいだよ。
 

 とはいってもね、手応えはあるの。ワクワクしているし、どういう反応が返ってくるのかすごい楽しみなんです。

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