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友香の素 vol.131 サツマイモ掘りでアンチエイジング

2013.10.27 Vol.603

あっという間に10月ですよ。早い、早い。あと2カ月で今年が終わるなんて…なんという事でしょう! あんなに暑かった夏があったことが嘘のように、日を追うごとに肌寒くなり、いつの間にか秋! でも、秋ってステキ。読書の秋、そして…なんといっても、食欲の秋ですよ!

 6月にファーミングで(農業)で植えたサツマイモが、ちょ〜うど収穫の時期を迎えたので、先日、友達とサツマイモ掘りに出掛けました。短かったつるが伸びて、大きな葉っぱが辺り一面を覆っていました。早速、 軍手をして、土を掘ることおよそ20センチ。指先にゴツゴツと固い感触が! 「あった、あった〜」っと、友達と大興奮の中、掘り進めると、あるあるある〜! 自然とテンション上がります(笑)。一体何個あるのかな?! サツマイモ掘りって宝探しみたいでまたそれが楽しいんだなぁ。途中でちぎれないように根元を引っ張りながら掘り上げると…15センチくらいのが5個採れました! 思わず「やったぁ」っと、声が出る。皆も良い笑顔をしていました。

 サツマイモ掘りって何回経験しても楽しく感じるのは、小学生のころに学校行事でサツマイモをクラスで植えて、秋にまたその畑に皆で出掛けて、サツマイモ掘りをした、あの感動を心身が忘れていないからかもしれない。大人になった今でも、泥だらけになりながら、手探りで土の中のサツマイモを掘り当てたその瞬間に、心身がタイムスリップ! 小学生の自分に戻っているもの。だから、ある意味、凄いアンチエイジングかも! なんて(笑)。でも、その脳のタイムスリップぶりは、刺激としてなかなか良いですよね。

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE

2013.10.26 Vol.603

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第14回「スポーツ祭東京2013での感動的なできごと。」

2013.10.15 Vol.DANCEの道

 みなさんはどんなことで感動したことがありますか? 音楽を聞いた時、映画を観た時、きれいな景色を見た時、恋人にプレゼントをもらった時……さまざまですが、僕は先日DANCEで感動しました。そもそも感動って何なんでしょうか? 辞書で調べてみると、【感激。全身を打たれるような感動。魂の震え】とありました。魂の震えって、すごくインパクトのある表現ですが、EXILEという活動をさせていただいていると、何となく分かる気がします。

 心が素晴らしい何かを感じて震えるように動いてしまうことが感動といえるのだとしたら、僕は10月14日に東京・味の素スタジアムで行われた「スポーツ祭東京2013」の閉会式で、福島県の月舘中学校の皆さんと東京の中学校の生徒の皆さん、全部で約300人とEXILEメンバーで『Rising Sun』を踊った、『中学生 Rising Sun Project 夢の課外事業 SPECIAL』は本当に感動的な出来事でした。6月から始まった今回の夢の課外授業は、メンバーのUSAさんとNAOKIと自分で月舘中学校に行くことから始まりました。やはり最初はあの難しいステップに苦戦している生徒さんたちがたくさんいましたが、僕たちが教えに行けないときも毎日練習をしていたみたいで、もう一度福島に行った時には踊れるようになっていて本当にビックリしました。きっと相当な練習をしたのが見て分かったし、上級生のみんながしっかりと下級生のみんなを引っ張っているその光景になんだか涙が出てきて感動しました。「東京の味の素スタジアムで踊る時は福島代表として頑張ります」と言っていた言葉通り、閉会式では300人で『Rising Sun』を踊り切ってくれました。本番が始まる前に僕らに挨拶に来てくれた生徒の代表の女の子が「今回の夢の課外授業で踊ることが自分の生き甲斐になりました」と感謝の気持ちを伝えてくれました。まだまだ外で思いっきり遊ぶことが制限されている地域も多くある福島の子が、DANCEを通じて笑顔になれる、まさに感動的な言葉でした。

「スポーツ祭東京2013」は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのキックオフイベントになっていて、そこで日本を元気にという気持ちを胸に『Rising Sun』を踊ることができたのは意味のあることだと信じています。

 後日スタッフさんが月舘中学校を再度訪れたら文化祭が行われていて、体育館にこんな素敵な物があったそうです、写真に見えますが、これは実は折り紙を小さく切って張り付けた張り絵なんです! 僕たちがDANCEを教えてこんなにも素敵なお返しをしていただいて、本当に感動です、ありがとうございました。

三代目J Soul Brothers 山下健二郎 Monthly Column All the Best!! EXPG Report

2013.10.14 Vol.602

今回のAll the bestは完成したばかりのEXPG横浜校に行ってきました。当たり前ですがめちゃくちゃ綺麗(笑)。生徒のみんながうらやましい。綺麗な鏡、綺麗なフロア、クリアなサウンド、オシャレな照明……いい時代になりましたね〜(笑)。

 できたてホヤホヤなので情報もあまりなく、レッスン内容をどうすればいいのか悩みましたが、ルーククラス(初心者クラス)ということもあり、ダンスの楽しさを伝えたかったので得意のステップを教えることにしました。教えたのは、ロボコップとプロペラ。難しいステップだけあって、みんな初めはてこずってましたが、何回も反復し、ていねいに教えると、徐々にですが体が動き出して形になってきました。レッスン後は、みんなの夢や目標を聞いたり、質問に答えたりして、コミュニケーションを取りました。みんなの、キラキラ輝いたまっすぐな気持ちが伝わりました。

 そして、今回は人生初となるクラス編成テストの審査もさせていただきました。EXPGには、定期的にクラス編成テストがあります。インストラクターの前でダンスをして、上のクラスに上がれるかどうかを決めます。僕も生徒時代にはこのテストで何回も痛い目にあってます(笑)。だけど、このテストのおかげで、オーディションで緊張しなくなったり、レベルが上がったことを肌で感じました。

 審査は緊張しましたが、みんなの一生懸命な姿を見られて楽しかったです。審査後はオーディションを受けるにあたっての自分なりのアドバイスや体験談などを赤裸々に話してみんなも真剣に聞いてくれました。今日のレッスンや話が何かのきっかけになってくれたら幸せです。EXPG横浜校からスターが出ることを心から楽しみにしています。

鈴木寛の政策のツボ

2013.10.13 Vol.602

 TOKYO HEADLINEの読者の皆様、ご無沙汰しております。前回は6月下旬の掲載でしたから4カ月が経ちました。参院選では残念ながら3選を果たせませんでしたが、55万2714人の方々にご支援いただき、教え子、仲間、応援団にも恵まれた選挙となりました。これからは在野の立場から、ライフワークである「人づくり」、そして積み残した「国づくり」の課題に取り組みます。

 近況報告も兼ねると、選挙後は2020年オリンピック・パラリンピック招致委員会のメンバーとして活動しておりました。ブエノスアイレスのIOC総会に際しては、IOC委員の方々へのロビイング活動の追い込みに力を尽くしました。終わってみれば東京は一次通過を果たし、イスタンブールとの決選投票も圧勝でした。オリンピック招致を仲間たちと呼びかけ始めてから7年。2016年大会招致はコペンハーゲンのIOC総会会場で涙をのみ、昨夏は文科副大臣としてロンドン大会のメダリストパレードを銀座で敢行。都民の皆様の思いを結集し直し、もう一度、勝負に出てやっとつかみ取った歓喜でした。ブエノスアイレスに弾丸ツアーで駆け付けてくださった方、都内のパブリックビューイング会場で見守って下さった方……これも熱烈な応援のたまものです。

 さて招致実現した今後が本番です。2020年大会は、東京のインフラを再開発する契機ですが、どんなに立派なハードが整っても、それを動かすソフトパワーが必要なのです。ソフトとは、「人とコミュニティ」に他なりません。

 ブエノスアイレスの招致プレゼンを思い出してください。佐藤真海選手のスピーチに感動された方は多いと思います。走り幅跳びで3度パラリンピック出場の彼女は病気で片足を失い、東日本大震災では故郷の宮城・気仙沼が被災しました。しかし二度の災禍をスポーツで乗り越えられたという彼女の言葉は、IOC委員の心を鷲づかみにしました。私も委員の反応を見て東京の勝利を確信したほどの感動がありました。2020年の本番は、佐藤選手の思いを体現するよう、老若男女、障害の有無、国籍を問わず、皆でスポーツを楽しみ、互いの友情を深める機会にしなければなりません。

 IOCに提出した大会計画はまだまだ修正可能です。オリンピックとパラリンピックを全て同時開催するのは難しいかもしれませんが、一部の競技だけでも実現できないでしょうか。2020年東京大会が、人と人との融和を象徴する大会の画期的な事例だったと後世に刻まれるように、様々な関係者に働きかけてみたいと思います。

(元文部科学副大臣・前参議院議員)

吉川晃司 SAMURAI ROCK
最終回 スピリッツ・オブ・ロック!

2013.10.13 Vol.602

 2010年の4月のスタートから3年半。ついに、番組が幕を下ろす時がやってきた。最後の収録には、終了を惜しむ声がたくさん寄せられた。「充実した時を過ごせました」と、冒頭であいさつした吉川も感慨深げだ。

 音楽番組であったはずが、震災の後から内容は激変。メインとなる話題は、原発、放射能、政治と、社会派に。「震災以降、自分のなかでもまるで違ったんでしょうね。ロックの番組が、どんどん社会派番組に変わっていって申し訳なかった」と苦笑いしつつも、「スピリッツ・オブ・ロック——。ロックの精神はあった」と、胸を張る。

 この日の話題も、“黒い花火”に始まり、先日幕を下ろしたミュージカル『SEMPO〜日本のシンドラー 杉原千畝物語〜』、開催が決まった2020年の東京五輪、五輪と復興の問題、集団的自衛権と振り幅が広い。ほっこりトークで癒されたと思えば、背筋をしゃんとさせられ、日本の未来に想いを馳せたりと、聞くほうの感情も大きく揺さぶられる。収録も終盤に差し掛かると「言い始めると、最終回なのにキリがないね」と、吉川。いつも以上に言い足りないと見えて、「エネルギーを貯めてまたどこかで再開したい。この番組はよく頑張ってくれました。言いにくいこともかなり言わせてもらった。ほんとうに残念」と、しみじみと語った。

 終了後、番組は吉川にとってどんな存在だったのかと尋ねた。「緊張感であるとか、責任だとか、いろんなものを一番感じる時間だったね。公共の電波を通じて届けるわけだから、その伝え方を含めて、一言に大きな責任がともなう。だから、いろいろ調べたり、メディアはこう伝えているけどもっと正しい情報があるんじゃないかとか、専門家に電話して聞いたりしてさ。もちろん、自分自身が知りたいという気持ちが基本としてあるんだけど、この番組や番組を聞いてくれる人たちがいるからこそ、そういう行動を後押したし、それによって育てていただいたという気持ちがあるね」

 第1回目の放送で吉川は、「言いたいことを言い、かけたい音楽をかける番組にしたい」、「たとえ非難ごうごう雨あられだとしてもですね、この“エッジ・オブ・ハート”、四角ばった、摩擦係数の高い展開をしていきたいですね。自分なりの価値観……素敵だなと思うことをいろいろ話していけたら」と、意気込みを語っていた。振り返ってみれば、社会派に変わったとはいえ、結局最初からまったくブレてなかった。スピリッツ・オブ・ロックを語り、伝えることを貫いてきた、吉川の『ロックの殿堂』だった。

江戸瓦版的落語案内 ネタあらすじ編

2013.10.13 Vol.602

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

小池百合子のMOTTAINAI

2013.09.30 Vol.601

 アルベール・カミユの『異邦人』風に言うなら、「きょう、ママンが死んだ」でしょうか。

 9月16日夜、私にとってのゴッドマザー、恵美子が永眠いたしました。88歳でした。穏やかな最期でした。

 アラブへの留学、帰国後の仕事、政界入りと、人生における節目、節目で私の背中を押し、適切なアドバイスをくれた母。4カ月前に父を亡くしたばかりの私には、誰もが経験する親との別れとはいえ、母との別れは特別なものがあります。

 母は1年前に肺がんを告知されましたが、手術や化学療法での治療を希望しないどころか、「尊厳死協会に入りたい」と病いとの共生の道を選択。認知症もなく、自らの意思ははっきりしていました。

 それでも今年の夏の暑さは高齢者にはこたえました。食欲も減退し、体力が低下したことから、本人の希望もあり近くの病院に入院。しかし、病いの進行が思いの他早く、余命ひと月と宣告されたことから、思い切って自宅での静養に切り替えました。この時点で母も私も覚悟を決めました。

 それからは往診専門の先生と看護師さんのきめ細やかなケアとともに、12日間は母と私、兄家族などとの濃密な時間を過ごすことになります。

 大好きなすき焼きを食し、愛犬と戯れ、昔見た映画を鑑賞し、趣味の三味線のCDを楽しみ、さらには医師に勧められてタバコを一服し…。結果としての12日間は、母にとって、娘、息子との大切な時間となりました。

 病院で最期を迎えた父と比べると、自宅で家族に看取られて永眠した母の場合は、満足感が違います。自宅での看取りは多くが望みながらも、仕事や環境によってそうは行かないケースの方が多いことでしょう。また家族とすれば、一分一秒でも親には長生きしてほしいと思うものです。だから点滴でも、胃ろうでも、最善を尽くそうとします。そういうものです。

 ただ、そのことが本人にとって、家族にとって、本当に幸せかどうかは分かりません。病状次第ですが、本人が最期にしたいことをさせてあげるのが、本人にとって、そして家族にとってより幸せなのではないかと思うのです。

 そのためには、本人と家族の覚悟が必要です。このことが自宅での看取りの最低条件だと痛感しました。
 往診システムが過去のものと思っていた私ですが、母の最期を苦しむことなく旅立たせてくださった終末医療専門の医師、看護師にも感謝しています。

 父母の死をきっかけに終末医療や自宅での看取りのあり方を政策に反映したいと思います。 

(衆議院議員/自民党広報本部長)

友香の素 vol.130 大人度の新基準。

2013.09.30 Vol.601

 この間、ファミレスで22歳の女友達と話していたら「最近、そろそろ大人にならなきゃと思ってて、つけまつげからまつげエクステに少しずつ移行していこうと思うんです」と、言う。つけまつげより、まつげエクステのほうが大人度高いんですね。私が20代のころはなかったな〜、この基準。その子は、高校生くらいからつけまつげを付け始めて、それ以来、毎日つけまつげを欠かすことはないそう。「でもさ、忙しい朝に、毎日付けるのって大変じゃないの?」と聞くと、そんな時間もかからないから、「全然平気ですっ」と言う。むしろ付けてない顔でいることが不自然らしい。付けていない時は、メイクを落として寝てる時くらいなんですって。つけまつげを付けたことがあまりない私にとって、目元を美しく仕上げるアイテムはというと、マスカラ。「じゃ、マスカラとかしないんだ?」と聞くと、「今まであまり使ったことがない」という答え! マスカラをあまり使ったことがないなんて、斬新なご意見。ってことは、メイクポーチには、ビューラー(まつげを挟んで上げる道具)や、マスカラは入ってないわけで。その変わりに、予備のつけまつげなんかが入ってるってことでしょ!? ジェネレーションギャップを感じずにはいられない‥‥。

 いつまでも若いと思っている自分は知らない間に、ズズズっと生息しているカテゴリーが上に自動的に移動しているのね。個人個人の心持ちとかとは別に。でも、考えようによっては、そうやって上に行く分、下も見られて、自分が感じられる世界が広がって面白くなれるということ。特に私世代の女子は、アンチエイジングもしていくけれど、エイジングしていく良い面を意識的に見て、その中で自分なりに流行なんかを取り入れながら、積み重ねてきた大事な物をさらに価値のある物に進化させていくべきなんだろうなあ。出会ったころより、少しだけ大人な目元の22歳女子友を見ながらそう思った。

EXILE TETSUYA DANCEの道 第13回 12周年を迎えたEXILEはこれからも進化する!

2013.09.30 Vol.601

 日本時間2013年9月8日、この日は早朝から日本中が歓喜に沸く一日になりました。1964年(昭和39年)10月10日から24日まで行われた第18回夏季オリンピック、そして同年11月8日から12日まで行われた第2回夏季パラリンピック。この世界一のスポーツの祭典が56年もの時を越え、東京での2回目の開催が決定しました。アルゼンチンのブエノス・アイレスにてIOCジャック・ロゲ会長から“TOKYO 2020”と書かれたカードがめくられた瞬間の感動は一瞬にして歓喜を起こしてくれましたし、日本が笑顔になり、復興へ向けての力強い追い風になったようにも感じました。7年後、遠いようで近い未来に、世界中の人々に日本はこんなに元気になりましたとアピールできることを願いながら、自分も微力ですが何かお役に立てることを考えて行きたいと思っています。

 自分も学生時代は水泳をやっていて、1992年のバルセロナオリンピックで岩崎恭子選手が14歳で金メダルを獲った瞬間を観た時、「僕もオリンピックに出てみたい!」なんて夢を見た時もありました。まぁ、夢で終わりましたが……(笑)。あの時、確実にスポーツの力で夢を持つことができたのは間違いありません。きっと“TOKYO 2020”のカードがめくられたその時にも、夢を持てた人はたくさんいたと思いますし、7年後の東京オリンピック・パラリンピックで活躍する選手たちを見て、夢を持つ子供たちも多いと思うので、今から本当に楽しみです。

 さてそんな中、EXILEのツアーはラストを迎えようとしています。この連載が載るころには無事に最高のフィナーレを迎えているころだと思いますが、長いツアーの中でたくさんのことを勉強することができました。全国のファンの皆さんの温かい応援がパワーとなり、僕にまた新しい夢をいくつも持たせてくれて、未来への活力にもなりました。本当に感謝しかありません。やはりEXILEにとって一番重きを置くべき表現方法がライブだと改めて再確認することができたんです。それは先輩方が2001年からずっと主張してきた変わらないことで、ダンス&ボーカルグループという言葉を日本に根付かせました。

 そして、EXILEは9月27日で12周年を迎えることができました。12年持続させる事は簡単ではありません。しかしEXILEはこれからも進化をやめるつもりはありません。遠いようで近い未来、EXILEもオリンピックやパラリンピックのように世界に誇れるグループ目指して頑張りたいと思います。

 今回でHIROさんにとってはパフォーマーとしてラストのツアーになりました。いつもEXILE PRIDEを背中で、DANCEで魅せていただき、感謝です。DANCEをやっている自分から言わせていただくとHIROさんは世界で1番DANCER’S DREAMな生き方をしている方だと思います。

 来年のPERFECT YEARはもちろん、HIROさんを筆頭に皆さんに喜んでいただくエンターテインメントを創造しますのでぜひ楽しみにしていてください(^O^)

長島昭久のリアリズム 集団的自衛権について考える(その一)

2013.09.16 Vol.600

 8月上旬、ちょうど私が豪州政府招聘プログラムでキャンベラやシドニーを歴訪している頃、新しい内閣法制局長官に、旧知の小松一郎駐仏大使が抜擢されるというニュースが飛び込んできました。小松大使は、外務省の国際法局長を務めるなど、外務省きっての国際法のスペシャリストで、『実践国際法』という500ページ余の分厚い専門書も上梓しています。もともと、集団的自衛権の行使を認めない内閣法制局による憲法解釈に疑問を呈していましたから、この人事はマスコミでも俄然注目されました。

 集団的自衛権をめぐっては、安倍政権の下で私的懇談会(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)が今秋に向けて報告書を準備し、いよいよ行使容認へ政治決断がなされる秒読み段階に入っているという状況が伝えられていました。私は、内閣の方針が変わったのであれば、内閣に属する法制局も解釈を転換するべきであると考えてきましたので、この人事断行は間違いなく、我が国の安全保障法制における画期的な出来事であると思います。自衛権の行使をめぐっては、個別的(自力で行使するのみ)も集団的(同盟国などと協力して行使)も区別しないというのが国連憲章の基本的な考え方、すなわち世界の常識です。したがって、日本にしか通用しない変則的な解釈を是正することは、長年我が国の安全保障政策にとって重要な課題でした。

 ただし、法制局長官の首を挿げ替えてこれまでの法制局解釈の積み重ねを否定するのは法治主義の崩壊だなどとする批判も高まっていますので、この際、私のコラム「長島昭久のリアリズム」を愛読してくださっている方々に、私の考え方をお伝えしておこうと思います。そもそも、法制局が違憲と解釈してきた「集団的自衛権の行使」とは、具体的に一体何なのでしょうか。行使に賛成する人も反対する人も、その対象となる集団的自衛権によって何ができて何ができないのか、という点で共通認識がなければ議論になりません。そこで、今回から3回に分けて、集団的自衛権をめぐる議論について、過去の法制局答弁を紐解きながら詳しく解説していきたいと思います。(つづく)

(衆議院議員 長島昭久)

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