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【明日何を観る?】前代未聞のエンターテインメント超大作『八犬伝』

2024.10.24 Vol.759

 世界に誇る日本ファンタジー小説の原点『八犬伝』を、八犬伝の物語を描く“虚パート”と、作者・滝沢馬琴を描く“実パート”を交錯させながら実写映画化した前代未聞のエンターテインメント超大作。

“実パートでは滝沢馬琴に役所広司、葛飾北斎に内野聖陽、馬琴の息子・宗伯(鎮五郎)に磯村勇斗、宗伯の妻・お路に黒木 華、馬琴の妻・お百に寺島しのぶと日本映画界を代表する実力派が集結。“虚パート”では伏姫に土屋太鳳、玉梓に栗山千明、さらに八人の剣士に渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平。加えて重要な役どころで河合優実、塩野瑛久と旬な顔ぶれがそろう。

推定4.5億円!『オズの魔法使』“ルビーの靴” 銀座で公開へ 米オークション大手日本上陸で

2024.10.23 Vol.Web Original

 世界最大級のオークションハウスで知られるヘリテージ・オークションズ戦略発表会が10月23日、都内で行われ、1939年公開のミュージカル映画『オズの魔法使』で使用された “ルビーの靴” を公開した。

洞口依子、渋谷でデビュー40周年記念「洞口依子映画祭パート2」開催!自選作品上映&トーク

2024.10.21 Vol.Web Original

 米エミー賞史上最多18部門を受賞した『SHOGUN 将軍』(ディズニープラス)で桐の方役を演じるなど、近年も重要な作品への出演が続く俳優の洞口依子。彼女のデビュー40周年を記念した映画祭「洞口依子映画祭パート2」が、渋谷・ユーロスペースにて10月23~27日の5日間で開催される。

【劇場に行こう!】主演・宮沢りえ『そのいのち』

2024.10.20 Vol.759

 本作は俳優の佐藤二朗がミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」(2018)にインスパイアされて12年ぶりに脚本を手掛けたもの。物語は介護ヘルパーとして働く山田里見と里見の雇い主である障がいを持った相馬花とその夫の和清の穏やかな日々と、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていくさまを通じて「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」を描くという。

 相馬花役は佳山明と上甲にか。佳山は脳性まひの後遺症がありながら、上甲は筋ジストロフィーという難病と闘いながら女優として活躍。ともに車いすのハンディキャッパーなのだが、8月29日に行われた制作発表会見で宮沢は「自由に体が動いている人の心が不自由かもしれないし、体が不自由でも心はとても自由で、健やかに生きようとする人がいたり。健常者と障がい者を区別することって何なのかなという疑問がさっきわいてきた。そういう意味でもお二人と作品を作るということは私にとって大きな経験になると思う」などと語った。

 東京公演後は11月22〜24日に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、11月28日には宮城県の東京エレクトロンホール宮城でも上演される。

【私の秋、み〜つけた!】映画を愛する市民が作る映画祭! 『第34回映画祭 TAMA CINEMA FORUM』

2024.10.16 Vol.759

 行楽の秋、勉強の秋、スポーツの秋、食欲の秋……本当にいろいろな秋がある。2024年の秋もあなたの “秋を満喫したい欲” を満たすプランがいっぱい! あなたはどんな計画で今年の秋を楽しみますか?

松永玲子、佐藤真弓、有森也実出演の舞台『片づけたい女たち』が18日から上演。人生の分岐点にさしかかった3人の女たちの物語

2024.10.15 Vol.759

 松金よね子、岡本麗、田岡美也子による演劇ユニット「グループる・ばる」の公演として2004年に初演された『片づけたい女たち』が10月18日から新宿シアタートップスで松永玲子、佐藤真弓、有森也実の顔ぶれで上演される。

 同作は二兎社主宰で劇作家・演出家の永井愛の代表作の一つで、今回は演劇プロデュースユニット「ムシラセ」の主宰・作・演出で舞台写真家としても活躍する若手クリエイター保坂萌が演出を手掛ける。

 登場人物は高校のバスケ部からの友人であるツンコ、おチョビ、バツミの3人。付き合いはもう30年以上で年齢も50歳を過ぎ、人生の分岐点にさしかかったところ。最近、電話もメールもつながらないツンコを心配したおチョビとバツミが新年の三が日もすぎた夜中、ツンコの家を訪ねると、そのマンションの一室はゴミだらけ。仕事始めを直前に控え、ツンコのピンチを放っておけないおチョビとバツミは、腕、膝、首の痛みに耐えつつ、片づけを手伝うことに。そんな時に限って思い出話は尽きることなく出てくるもので、ちょっとの片づけだったはずが、それぞれの生き方が見えてくる…といったお話。

 登場人物たちと同世代の人たちに限らず若い世代の人たちにも大きな共感を呼ぶ作品で、これまで120回以上も上演されたグループる・ばるの代表作。またる・ばる以外でもさまざまな劇団やユニットで通常の演劇公演として、そしてリーディング公演としても上演されているのだが、出演者や演出家によってそれぞれ違った趣を感じさせてくれており、今回の保坂と3人の女優たちがどんな作品に仕上げてくるのかにも注目が集まる。

 上演は24日まで。

【明日何を観る?】『2度目のはなればなれ』

2024.10.10 Vol.759

 お互いに2度のオスカー受賞という名優マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが『愛と哀しみのエリザベス』(75)以来50年ぶり2度目の共演にして2度目の夫婦役を演じる話題作。89歳の退役軍人が6月ノルマンディ上陸作戦70年記念式典に参加するため、老人ホームを抜け出した実話を基に描く感動の物語。

音楽、アート……カルチャーの秋を体感する『MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」』

2024.10.05 Vol.759

 国内最大級のアートとカルチャーの祭典『MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」』が10月11〜14日、東京・天王洲運河一体で開催される。アートを軸に、音楽、食、ファッション、ライフスタイルといった隣接するカルチャーが集まるイベントで、それぞれの魅力に気づいたり新しいカルチャーとの出会いを提供することが狙い。今年のテーマは「NEW ERA」で、国内に留まらずにアジアを中心とした海外のアートやカルチャーの新しいムーブメントを体験できるという。

 音楽はこのイベントの軸のひとつで、三浦大知を筆頭に、MURO、大沢伸一、Night Tempoらが出演する。台湾のデュオ、南西肯恩も来日し、パフォーマンスする。三浦はパフォーマンスだけでなく、森山未來とトークセッションも行う。

 DJ、ライブパフォーマンスの観覧はすべて無料で楽しめるが、状況により入場制限を行う可能性もある。

「天井棧敷」が生まれた街で…鬼才・寺山修司の人物像に迫る『寺山修司展―世田谷文学館コレクション展 2024年度後期―』

2024.10.04 Vol.759

 さまざまな芸術分野を横断し、表現活動の豊かな可能性を模索した寺山修司(1935〜83)。時代を超えてなお今も若い世代を含め幅広い世代が共鳴する稀代の表現者に迫る展覧会。

 寺山修司は、18歳で「短歌研究」新人賞を受賞。その後「俳句」や「短歌」などの定型詩から、自由詩へと創作活動の基盤を移し、歌謡曲の作詞や放送詩(ラジオ)へと活動ジャンルを広げた。そして30歳前後、1960年代後半には世田谷区下馬へ移り住み、演劇実験室「天井棧敷」を設立。長編小説や戯曲、評論など新たな執筆活動を交えながら、演劇や映画といった芸術ジャンルでも地位を確立していったのがこの世田谷時代だった。

 

【明日何を観る?】『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

2024.10.03 Vol.759

 第95回アカデミー賞を席巻した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)など、次々と革新的な話題作を生み出してきたA24が、満を持して史上最高の製作費を投じて描いたのは“分断されたアメリカ”。公開されるや世界71の国と地域で話題騒然、A24史上最⾼のオープニング記録を樹⽴した。メガホンを執ったのは『28⽇後…』で脚本を担当し、⻑編デビュー作『エクス・マキナ』で 第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド。政治⾵刺漫画家の息⼦としてジャーナリストに囲まれて育ったガーランド監督が、現実と重なるエピソードを巧みに織り込みながら、ゆがんだ“未来”をリアルに、容赦なく映し出す。

 大統領の単独取材を試みるジャーナリストの一人で、ベテランの報道カメラマン、リー役にキルステン・ダンスト。リーにあこがれ、旅に同行する若手カメラマン・ジェシー役に『エイリアン:ロムルス』のケイリー・スピーニー。
 4人のジャーナリストとともに内戦の狂気が吹き荒れるアメリカを体感する、圧倒的な没入感。見終わったとき、これはただのフィクションだと言いきれる者がどれだけいるだろうか。

お家視聴でも世界観に引き込まれる!この秋必見新作リリース『猿の惑星/キングダム』『落下の解剖学』

2024.09.29 Vol.759

『猿の惑星/キングダム』

 映画史に残る神話的名作シリーズ「猿の惑星」の“完全新作”。今から300年後の世界を舞台に、絶対的支配を目論み巨大な帝国を築く進化した猿たちと、退化して野生動物のようになっていく人類の生き残りを賭けた戦いを最新VFXのリアリティーとド迫力アクションで描く。

 監督は「メイズ・ランナー」シリーズを大ヒットに導き、日本が誇る大人気ゲーム「ゼルダの伝説」実写映画化の監督にも大抜擢されたウェス・ボール。猿VS猿と人間のタッグによるし烈な戦いに手に汗握りつつ、物語を通して描かれる強いメッセージが見る者の心を揺さぶる。

STORY:人類は野生化し、猿たちが支配者として君臨していた300年後の地球。巨大な王国を築く独裁者プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿ノアは、人間の女性ノヴァと共にプロキシマスの絶対的支配に立ち向かう。しかし、ノヴァは猿たちの知らない“秘密”を握っていたのだった…。

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