10月5日(土)からスタートするTVアニメ「Fate/Grand Order ―絶対魔獣戦線バビロニア―」。その放送に先駆けて古代オリエント博物館の協力のもと、古代メソポタミアの史実とFGOの世界観を紹介する展覧会が開催中。展示はゲーム、ステージ、アニメ、ミュージアムのエリアで構成され、ステージで使用された衣装やアニメ設定資料の一部など趣向をこらした展示の数々が楽しめる。また、ギルガメッシュ王の玉座を再現したフォトスポットが登場し、座って撮影することも可能。イベントを記念したオリジナルグッズも展開され、ひと足先に「絶対魔獣戦線バビロニア」の世界を堪能できる。
アートカテゴリーの記事一覧
写真展「夜景おじさん」第2弾開催中。8月3日にはトークイベントも開催
8月23日まで中野で開催
夜景をバックに写真を撮るとするならば、被写体はやはりかっこいい男とかきれいな女性で――と思う人は多いのでは!? 「そんな杓子定規な写真のどこが面白い!? 誰が見たい!?」とばかりに敢然と反旗を翻すのが写真家のオケタニ教授。
オケタニ教授は2017年から夜景をバックにおじさんを撮り続け、「夜景おじさん」というシリーズでSNS上にアップ。密かな人気となっていた。
この独特の世界に目を付けたカメラメーカー「ケンコー・トキナー」から「個展をやりませんか?」というお声がかかり昨年秋に「オケタニ教授 個展 写真展『夜景おじさん』」を開催。同所で行われる写真展で過去最高の動員を記録したことから「またやりませんか?」ということで7月22日から「オケタニ教授 個展 写真展vol.2『夜景おじさん』」が開催されている。
前回の個展から今回まで新たに20人弱のおじさんを撮り、前回展示されたおじさんも新たに撮り下ろすなど、新しいおじさんばかりなので昨年足を運んだ人も新鮮な気持ちで楽しむことができそう。また前回より被写体の平均年齢が15歳以上上がっているとのことで、よりおじさん度が増しているという。
今回は「あの人が撮る夜景おじさんが見たい!」というテーマで“青年失業家”の田中泰延さんと芥川賞作家の柴崎友香さんが撮る夜景おじさんも展示されている。
8月3日には ケンコー・トキナー本社 セミナールームで「夜景おじさんとは何だ?」というトークイベントが田中さんをゲストに開催される(12時45分開場/13時開演)。オケタニ教授曰く「写真を見ながらあーだこーだ語るもの」とのこと。
オケタニ教授、実は女性の写真も撮っているのだが、「女性は昼間でおじさんは夜」と決めているのだとか。トークイベントではそんな話も聞けるかも。入場は無料なのだが、予約などはなく先着順とのこと。
ポルノグラフィティの20年をぎゅっと!『ポルノ展』
メジャーデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えている、ポルノグラフィティ。その満20年となる9月8日とその前日の7日に20周年の集大成となる東京ドームライブを行うなど、彼らのファンはもちろんのこと、音楽好きたちをウキウキさせている。
それに合わせて、彼らは「ポルノ展」も開催。こちらは、ポルノグラフィティの20年をぎゅっと凝縮した展覧会。さまざまな品々から彼らが歩んできた20年を振り返り、当時の記憶をかみしめ、そして笑顔になれる企画だ。
展覧会の内容については明らかにされてはいないが、メジャーデビュー15周年のときの「ポルノ展 〜俺たちとセレブレーション〜」(2014年)では、貴重なアイテムの展示や、歴代のポルノTシャツやライブ写真の展示などが行われた。
「喫茶ポルノ」も同時開催。詳しくはWEBで。
いつも、いのちが、そこにある「見える自然/見えない自然 ロイス・ワインバーガー展」
現在ウィーンを拠点に活動する国際的アーティスト、ロイス・ワインバーガーの展覧会。
ワインバーガーは1947年、オーストリア・チロル地方の山間にある村の農家に生まれ、幼いころは植物や動物の絵ばかりを描いていたという。両親の農家を手伝いながら鉄骨工の仕事にも就いたという彼がアートの分野だけで仕事をするようになったのは30歳ごろからのこと。最初は、自身で荒野の植物や絶滅種の植物を育て各地に植えるというフィールドワークからスタートし、90年代後半にはアスファルトをはがして庭を作ったり、除草剤を取り除いて線路を庭にしたりと、都市において人間が作った“決まりごと”を開放し、独自の表現を展開。それらの活動は、生態や環境にも根本的な疑問を投げかけ、多くの人の関心や共感を得ることになる。
同美術館が1999年に開催した「エンプティ・ガーデン」展に参加し、初めて日本に紹介されたワインバーガーが、それから20年の歳月を経て、改めて「見えない自然」という現在のテーマを発信する。絵画・ドローイングをはじめ写真や立体・彫刻作品、さらには壁画や映像作品など計120点を展示予定。
いつも、いのちが、そこにある「みんなのレオ・レオーニ展」
小学校の教科書に掲載された『スイミー』をはじめとする名作を手掛け、日本でも幅広い世代に愛され続ける絵本作家レオ・レオーニ(1910-1999)。イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後『あおくんときいろちゃん』で、絵本作家としてデビュー。その後も、ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描き、世界中でファンを生んだ。
本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介。彼の、絵本作家やアート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てていく。『アレクサンダとぜんまいねずみ』や『コーネリアス』といった人気の絵本作品に加え、大人のファンも多い『平行植物』シリーズの油彩画なども展示される。さらに絵本『スイミー』の幻とされた原画(スロバキア国立美術館所蔵)も来日。絵本『スイミー』の絵とは少し違う計5点の原画をじっくり見る機会をお見逃しなく。
高畑勲監督の初の大規模回顧展『高畑勲展』
「高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの」は、日本のアニメーションの草分けとしてさまざまな作品を世に送り出し、宮崎駿、鈴木敏夫とともにスタジオジブリを設立してからも世界が感動に震える作品の数々を送り出し、昨年82歳で惜しくもこの世を去った高畑勲さんの回顧展。高畑さんは絵を描かない監督として、初めての長編「太陽の王子 ホルスの大冒険」から、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「じゃりン子チエ」、「火垂るの墓」、そして「かぐや姫の物語」まで、作品ごとに表現方法を追求してきた。たくさんの歴史の残るアニーメーションをどのように作り上げたのか、演出というポイントに着目し、多数の未公開資料とともに紹介。クリエイターたちとの交流や、共同制作のプロセスを通じて、高畑さんの仕事の秘密が明らかになる。
会期中には記念講演会も行われる。
FUJIFILM SQUARE 企画写真展11人の写真家の物語。新たな時代、令和へ「平成・東京・スナップLOVE」Heisei – Tokyo – Snap Shot Love
FUJIFILM SQUARE 6月21日(金)〜2019年7月10日(水)
昭和、平成、そして令和へ伝えられる“記憶” 特別企画「百段階段STORY展 〜昭和の竜宮城へタイムクルージング〜」
同時開催:「未来へつなぐアート展from日藝」
山本美月「そのニュースで目が覚めた」出身校の先輩・蒼井優の結婚報道に祝福
アートアクアリウム アーティストの木村英智が手がける“水族アート展覧会”「アートアクアリウム 2019」の記者発表会が5日、会場となる日本橋三井ホールにて行われ、同アンバサダーを務める女優の山本美月が友禅の着物姿で登壇。出身校の先輩にあたる女優・蒼井優と山里亮太(南海キャンディーズ)の結婚報道を受け「ものすごく幸せを分けてもらえた気持ちになりました」と笑顔で祝福した。
蒼井とは同じ福岡の出身。通っていた時期は重なっていないものの「(出身の)中学校が一緒でした。以前、お仕事でご一緒させていただいたときに(出身が一緒だと)お話しをしました」と振り返った山本。「今日はそのニュースで目が覚めました」と驚きを明かし、自身の理想については「幸せであればどんな形でもいいです」とにっこり。
中田みのりが渋谷で“1日だけの写真展” テーマは白T
モデルの中田みのりが31日、写真展「中田みのり 1日だけの写真展」を渋谷のhotel koe Tokyoで開催する。
中田は現在、モデル業の傍ら、フォトグラファーとしての活動にも力をいれており、「Hanes(ヘインズ)」の2019年のブランドキャンペーンのメインフォトグラファーを務めている。
写真展では、白Tをテーマに、この写真展のために撮りおろした、白いTシャツを着たさまざまな人物のポートレートをパネルやTシャツにプリントして展示する。
10〜17時。エントランスフリー。フード、ドリンクは別。白のTシャツを着て行くと、ワンドリンクフリーになる。
写真が伝える“見えざる”ものを見る。「宮本隆司 いまだ見えざるところ」
建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉や〈九龍城砦〉作品などで広く知られる写真家・宮本隆司の個展。
写真家としてデビューして以来、建築や建築が創りだす都市の風景を捉えた作品を数多く発表してきた宮本だが、近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せている。
本展では、そんな宮本の初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真、徳之島で取り組んだピンホール作品などを展示。最初のパートでは、1980年代以降に撮影されたシリーズから、選りすぐられた作品を紹介。宮本の代表的シリーズを含め、都市を題材にした宮本作品の醍醐味を振り返ることができる。「共同体としてのシマ」を題材にしたパートでは、宮本が2014年に企画した「徳之島アートプロジェクト2014」から、自身も出品した作品を紹介。宮本の両親は徳之島出身であり、幼少の一時期に生活していたものの、それまで宮本が自身のルーツである徳之島について作品発表することはなかった。しかしプロジェクトを機に島へ通い続けることによって、島が共同体としてのシマの連なりであることに気づいた宮本は〈シマというところ〉シリーズを発表。本展では同シリーズから、宮本ならではのまなざしで共同体=シマに暮らす人々と場を見つめた作品を展示する。