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NODA・MAPの新作『Q』は広瀬すずと志尊淳、松たか子と上川隆也の2組のロミジュリが登場

2019.10.07 Vol.Web Original

もしロミオとジュリエットが生きていたならば…

 NODA・MAPの第23回公演「『Q』:A Night At The Kabuki」が10月8日の初日を前に6日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで公開ゲネプロを行った。

 同作は約2年前、QUEENの名曲アルバム『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を舞台化できないかという話を受けた野田秀樹が書き下ろした新作。

 もともとNODA・MAPの新作のために構想していた「もし、ロミオとジュリエットが生きていたならば…」という企画をもとにQUEENの楽曲を用いたワークショップを重ね作り上げられた。野田にとっては約2年半ぶりの新作書き下ろしとなる。

 物語には悲恋の末に命を落としてしまう「源の愁里愛(じゅりえ)」と「平の瑯壬生(ろうみお)」、そして「もし生きていたならば…」の「それからの愁里愛」と「それからの瑯壬生」の2組のロミオとジュリエットが登場する。

 演じるのは「それからの」は松たか子と上川隆也、悲恋の末に命を落とす2人に広瀬すずと志尊淳。

単独初主演作の舞台が幕開け!松本幸大「絶対に笑わせます」

2019.10.03 Vol.Web Original

舞台『どれミゼラブル!』で俳優志望の若者を熱演

 ジャニーズJr.のユニット「宇宙Six」の松本幸大が単独初主演する舞台『どれミゼラブル!』が10月3日、東京・銀座の博品館劇場で初日を迎えた。

 同作は売れない役者たちが住む下北沢のアパートに地方から上京してきた俳優志望の若者が入居してから起こる珍騒動を描いた物語。2004年に初演され、今回は再演。俳優で劇作家・演出家でもある池田テツヒロが演出を手掛ける。

 初演は「1分間に1回笑わせる」といった感じでギャグがふんだんに盛り込まれたものだったが、今回はコメディーの要素はもちろん、松本が演じる俳優志望の若者・田中守の成長物語でもあり、守とアパートに住む売れない俳優たちとの群像劇の部分にもスポットを当て、いわば笑って笑って、ちょっとほろりとさせる物語に仕上がった。

 この日は公開稽古と会見が行われ、松本は「初日が楽しみでしかない。プレッシャーもありますが、それ以上に素晴らしい皆さんと一緒にできるという楽しさと、コメディーなので自分たちも楽しんで、それをいかに皆さんに伝えるかだと思っている」と話した。

NODA・MAP第23回公演 『Q』:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera

2019.10.01 Vol.722

 今年6月にこの第23回公演の上演が発表された時に「ん?」と思った人は多いだろう。野田秀樹がシェイクスピア作品を手掛けることについては想像の範疇ではあるが、そこに世界的ロックバンドQUEENが絡んでくると聞いてみんなが驚いた。

 2年前に野田のもとに「QUEENが愛する日本で、彼らの名盤『オペラ座の夜』の世界観を舞台にできないか?」というオファーが来て、2年の構想期間を経て出来上がったのがこの『Q』。QはもちろんQUEENのQ。だからといってお話はQUEENにまつわる話ではなくシェイクスピア不朽の名作『ロミオとジュリエット』をベースにした“禁断の恋”を描いたもの。

 ロミオとジュリエットは悲劇の末にともに命を絶ってしまうのだが、野田は考えた「もし2人が本当は生きていたら…」と。

 ということで本作には2人のロミオと2人のジュリエットが登場。これまで広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと“その後の”ロミオとジュリエットが語られる。

 4人のロミジュリには松たか子に今回がNODA・MAP初参加の上川隆也、広瀬すず、志尊淳。広瀬は初舞台でもある。また竹中直人がNODA・MAPに初参加というのも興味深い。

 10月8日から東京芸術劇場で1週間の上演後、全国を回って再度東京に戻って来る。

熟女バーを舞台にしたおばさんたちのお話『こどものおばさん』ふくふくや

2019.09.20 Vol.722

「ふくふくや」は1999年に女優・山野海を中心に設立された劇団。

 座付き作家の「竹田新」というのは山野の別名なのだが、山野はこの間、ドラマや映画などで貴重なバイプレイヤーとして存在感を増していくなか、ほぼ年1ペースで公演を重ね、今回で20回目の公演となる。

 その作品は毎回、多様な客演を迎え、家族、親子、兄弟、夫婦、仲間、恋人の間に渦巻く「情」を竹田独特の感性でえぐりだす、いわゆる「人情喜劇」。しかしそのスタイルは「笑って泣く」といった人情喜劇ではなく、「笑いながら泣かされる、泣きながら笑わされる」といった独特のもの。

 今回は熟女バーを舞台にしたおばさんたちのお話。その熟女バーの控室では今日も着飾ったおばさんたちがお喋りに花を咲かせていた。しかしある日そこに若い男が現れたことから絡みに絡まりほぐしようのない悲喜劇が幕を開けるのだった。
 数々のドラマや映画、舞台で活躍する女優の熊谷真実が客演。タイトルの「こどものおばさん」というのはまさに熊谷そのもの? 人生観や恋愛観といったちょっと深いテーマに触りながらも、無邪気なおばさんたちの喋りと笑いと遊びが深刻さを吹き飛ばしていく。

 28、1、2日の14時の回にはアフタートークもある。

舞台版「はじめの一歩」キャスト発表! CM映像も公開

2019.09.18 Vol.Web Original

 舞台『リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!!(ザ・グロリアス・ステージ)』の詳細が明らかになった。18日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)で発表された。

時空を超え、ニューヨークの旅を味わえるかも。ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

2019.09.15 Vol.722

 先日開幕したミュージカルの代名詞となっている作品のひとつ「ウエスト・サイド・ストーリー(WSS)」が話題を集めている。これまでに数えきれないほど来日し、ミュージカルファンに指を鳴らさせてきた作品だが、今回はいつも以上に注目されている。というのも、ぐるりと360度客席が回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」で上演されているためだ。

 物語の舞台はニューヨークのウエスト・サイド。非行少年団のシャークスとジェッツが縄張り争いを繰り広げるなかで、元ジェッツのトニーとシャークスのリーダーの妹マリアに出会い、恋に落ちる。許されない恋だが、お互いの気持ちをぶつけあう。一方、シャークスとジェッツの戦いは過熱し、ついに決闘となってしまい……。

 誰でも一度は耳にしたことがあるであろう名曲の数々と一緒に綴られるドラマティックなストーリーは、この劇場ならではの臨場感たっぷりの映像やサウンド、生演奏によって、よりダイナミックかつエモーショナルになって、オーディエンスに迫ってくる。演出のデイヴィット・セイントによれば、「マンハッタン中を旅できる、体感型の作品になっている」という。

 時空を超え、ニューヨークの旅を味わえるかも。

スペイン語で歌舞伎? 浜中文一が近松門左衛門の空白の10年描く舞台

2019.09.14 Vol.Web Original

 舞台『THE BLANK!~近松門左衛門 空白の十年~』の最終通し稽古が13日、よみうり大手町ホールで公開され、稽古前に浜中文一、江田剛(宇宙Six / ジャニーズJr.)、内藤大希、ラサール石井の主要キャストと、演出の鈴木勝秀が取材に対応した。

のぞき見するような緻密な会話劇が展開される『あつい胸さわぎ』iaku

2019.09.09 Vol.722

 iakuは劇作家・横山拓也が2012年に大阪で立ち上げた演劇ユニット。

 作品は、暗黙のうちに差別的なものとして扱われる職業や場所、性的なマイノリティーといったアンタッチャブルな題材を多く扱っている。

 そのスタイルは徹底的にセリフ・会話にこだわったもの。ストレートプレイの中で他人の議論・口論・口喧嘩をのぞき見するような緻密な会話劇が展開される。

 横山のオリジナル作品を日本各地で発表していくこと、また各地域の演劇作品や情報を関西に呼び込む橋渡し役になることを目標としていることから、劇場公演はもとより、小さな座組でカフェやギャラリーなど場所を選ばずに全国を巡るミニマルなツアーなども積極的に行っている。

 今回の作品は二人暮らしの娘と母の物語。大学生の娘とその母はダイニングは散らかり、脱いだジーパンがそのまま放置されているようなだらしない生活をしていた。そんな中、2人には互いに意中の男性がいた。2人の暮らしを中心に彼女たちの生活圏内にある、恋愛、仕事、健康、将来などを持ち前の会話劇で描き出す。

『ハムレット』主演のSexy Zoneの菊池風磨「一筋縄でやらせてくれないのがハムレット」

2019.09.08 Vol.Web Original

初日が台風で中止に
 Sexy Zoneの菊池風磨の単独初主演作となる舞台『HAMLET −ハムレット−』が9月8日、初日を迎えるはずだったのだが、台風による観客の安全などを考慮して、この日の公演が中止された。

 開演に先駆けて行われたフォトコールと囲み会見で菊池はこの日の公演の開催について協議中であることを明かし「一筋縄でやらせてくれないのがハムレットなんだな、という感じ」などと話していた。

 菊池は約4年ぶりの舞台出演。ストレートプレイは初めてというなかで、これまで日本では市村正親、内野聖陽、藤原竜也といった名優たちが演じてきた難役に挑む。

 今回の出演について「伝達ミスだと思った。(中山)優馬と風磨を間違っているんだと思った。ずっと実感がわかなくて、立ち稽古に入ったくらいでもう逃げられないんだなと思った。それだけ重圧もあった。役者の先輩がよく“ハムレットをやってみたい”と言っているのは聞いていたので、もうちょっと経験を重ねてきたときに、やりたくなるものなんだな。やりたいと思うようになったらレベルアップしたのかなと思えるような指標としてみていた。なのに、まだやりたいと思う前だったから青天の霹靂でした」と出演が決まった時の心境を振り返った。

 演出の森新太郎氏は「初めてのストレートプレイでハムレットを演じるのは大変だと思っていたが、本当に大変だった。僕のひと夏を返してほしいくらい(笑)。でも彼は上に行くしかない。フォトコールの時もできなかったことができるようになっていたりした」などと菊池の成長を認めた。

 ただ第一印象はあまりよくなかったらしく「最初に会った時の印象がものすごく悪かった。僕の芝居を見にきたが、目が虚ろで、ボソボソ喋っていて芝居の感想も何にも言わない。“こいつとは絶対に無理だと思った”。後から差し入れがあると聞いて、それがすごく美味しいイチゴだったので、いい奴なんじゃないかと思った(笑)」などと冗談交じりに話す。

Sexy Zoneの菊池風磨が単独初主演作『HAMLET −ハムレット−』

2019.09.02 Vol.721

 Sexy Zoneの菊池風磨が単独初主演作でハムレットに挑むこととなった。

 ハムレットは言わずと知れたシェイクスピアの不朽の名作。主要な登場人物が最後は全員死んでしまうというシェイクスピア悲劇の最高峰と言われる作品だ。

 最初に戯曲が書かれてから400年余りが経つが世界中で毎年のように上演され、日本でもさまざまなカンパニーがさまざまな解釈で上演し続けている。

 菊池は約4年ぶりの舞台出演で、これまで日本では市村正親、内野聖陽、藤原竜也といった名優たちが演じてきた役に挑むのだが「とにかく驚いた。プレッシャーを感じていることは否めない」としながらも「この機会に全身全霊で向き合いたい。Sexy Zoneの可能性を広げるきっかけになれば」と固い決意を見せている。

 演出は数々の翻訳劇の演出を手掛け、高い評価を得る森新太郎。シェイクスピア作品は今回が4作目だが、ハムレットは初めて。

 共演もオフィーリア役に10代からジャンルを問わず幅広く活動する実力派の南沢奈央、ボローニアス役に大鷹明良、クローディアス役に大谷亮介、ガートルード役に安蘭けいと菊池にとっては心強い布陣となっている。

ダメっぷりを見事に表現する俳優に注目「オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典 没後10年記念公演 第4弾『さなぎの教室』」

2019.08.27 Vol.721

 オフィスコットーネでは2009年に不慮の事故により48歳の若さで亡くなった関西の劇作家・大竹野正典さんの作品を2012年から数々上演してきた。

 今年は大竹野さんの没後10年の年にあたることから、その集大成として「大竹野正典 没後10年記念公演」と銘打ちさまざまな企画のもと作品を上演している。

 その第4弾となる本作は大竹野さんの代表作である『夜、ナク、鳥』と同じく、2002年に実際に起きた4人の女性看護師による連続保険金殺人事件をモチーフに松本哲也が『夜、ナク、鳥』のオマージュとして新作を書き下ろす。

 松本は宮崎県出身でこれまで宮崎弁で芝居を作ってきたのだが、今回も舞台を宮崎に移し、より閉鎖的な人間関係から彼女たちが犯行に至るまで、またその後の心理描写を緻密に描き出す。

 4人の看護師を演じるのは佐藤みゆき、吉本菜穂子、森谷ふみ、今藤洋子。それぞれ早くから小劇場で活躍してきたが、「修羅の生きざま」を演じるにふさわしいキャリアを着実に重ねてきた。

 また本作ではそれぞれの夫役の俳優の存在感も大きなポイントとなるのだが、今回も絶妙なダメっぷりを見事に表現する俳優たちが揃った。

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