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NBA選手も絶賛するイラストアーティストの田村大が銀座で個展 ポルシェとコラボ

2023.09.04 Vol.Web Original

 

 イラストアーティストの田村大がポルシェとコラボレーションし個展を開催する。

 個展は、ポルシェスポーツカー生誕75周年を記念して国内最大のポルシェディーラー「EBI GROUP」が行う『THE FEST. -75th Anniversary-by EBI GROUP』の一環として行われるもので、田村が世界最高峰のレースの世界観とスピード感を描く。

 田村は本展覧会に展示する作品を描くために、5月28日に富士スピードウェイで開始された『ENEOS スーパー耐久シリーズ 2023 第2戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース』を観戦。超高速で駆け抜けるレーシングカーや1秒を争うピットの様子、レース後のチームが味わう感動を体験してきたという。

 

アーティストたちはいかに「光」に魅了されたか『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』

2023.08.26 Vol.755

 英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに約120点を厳選。18 世紀末から現代までの約200年間におよぶ、代表的作家たちの多様な作品が集結する注目の展覧会。

 会場には「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向ける。

 異なる時代、異なる地域で制作された絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行っているのも見どころ。さまざまなアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのか、たどっていくことができる。

上白石萌音と杉田智和が6月開幕の『古代メキシコ』音声ガイドに就任!「第二の故郷」と意気込み

2023.05.22 Vol.Web original

 女優の上白石萌音と声優の杉田智和が、東京国立博物館にて6月16日より開幕の特別展『古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオ ティワカン』の音声ガイドを務めることが発表された。

 本展は、東京国立博物館で1955年以来、約70年ぶりとなる古代メキシコ文明に関する展覧会。「マヤ」「アステカ」「テオ レイナ・ロハティワカン」という代表的な3つの文明に焦点をあて、メキシコ国内とアメリカ以外で初めて公開されるマヤの「赤の女王」の墓の出土品をはじめ、メキシコ国内の主要博物館から厳選した約140件を紹介する。

 音声ガイドでは上白石がナビゲーター、杉田が時に「雨の神」に扮してナレーションを務めることが決定。古代メキシコ文明の世界観へと誘う。

 上白石は「メキシコにはかつて3年間暮らしたことがあり、私にとって第二の故郷です。今回このお役目を仰せつかり本当に嬉しいです。市街地に急に史跡が現れたり、触れそうな距離に貴重な品があったりと、メキシコは歴史がとても身近にある国でした。また古代の品々には、ミステリアスな雰囲気の中にどこか愛嬌を感じて、私はそれがとても好きです。 今回、魅力と謎に満ちた古代文明に少しでも近づけるようで、そして久しぶりに里帰りができるようで、今からとてもワクワクしています。皆様を私の大好きな国へと楽しくご案内できますよう、心を込めて務めさせていただきます」と、コメントを寄せた。

『古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオ ティワカン』は同所にて、6月16日より開幕。現在、前売券が発売中。 6月15日までの間、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、展覧会公式サイト、アソビュー!、ローソンチケット、あさチケ、ぴあ、イープラスにて販売されている。

人気インスタ発!「ウェス・アンダーソンっぽい」旅写真が大集合

2023.04.15 Vol.754

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」 

 世界の実在する風景から、ウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所を撮影し投稿する人気Instagram コミュニティ「AWA(=Accidentally Wes Anderson)」の魅力を紹介する展覧会「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」が東京・天王洲で5日から開幕。

「AWA」は2017年にアメリカのブルックリンで、ワリーとアマンダ·コーヴァル夫妻が旅行計画のバケットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことから始まった人気のインスタコミュニティー。世界の投稿者が各地の旅先で偶然に出会った“ウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所”を投稿。今では170万人超のフォロワーを誇る。

“文スト”第5シーズンの冒頭映像も公開!アニメ「文豪ストレイドッグス」展覧会が開催中

2023.04.08 Vol.Web original

 アニメ『文豪ストレイドッグス』の大規模展覧会「文豪ストレイドッグス大博覧会 第二幕」が現在、埼玉県所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」EJアニメミュージアムで開催中だ。

 同作は2013年1月号の「ヤングエース」で漫画連載が始まった人気作で、2016年にTVアニメ化。“文スト”の愛称で親しまれ、2020年12月〜2023年2月には、東京、大阪、新潟、熊本、横浜、秋田で大規模展覧会が開催された。

 第二幕となる今回は、TVアニメ第4シーズンまでの複製原画を公開するほか、舞台『文豪ストレイドッグス STORM BRINGER』にもフィーチャーした衣裳などの展示、実在する文豪を作者の朝霧カフカ氏が紹介するコーナーなど、前回よりパワーアップした展示を披露する。さらに会場では、TVアニメ第5シーズンの冒頭シーンをいち早く見られる特別映像を公開。今年7月からの第5シーズン放送開始に先駆けて物語の続きを楽しむことができるほか、会場限定で第5シーズンPV第1弾も新規カットが追加されるなど、ファン必見の内容だ。

「文豪ストレイドッグス大博覧会 第二幕」は同所で5月7日まで。毎月第1・第3・第5火曜日は休館(祝日の場合は開館・翌日閉館)。

宮沢賢治の名作を描いた傑作漫画の原点に迫る「ますむらひろしの 銀河鉄道の夜―前編 」

2023.03.01 Vol.753

 銀河のお祭りの夜、孤独な少年ジョバンニはふと気がつくと、友人カムパネルラとともに銀河鉄道に乗っていた…。

 作家・宮沢賢治による数々の作品の中でも世代を問わず愛され続ける名作『銀河鉄道の夜』。1920年代に初稿が執筆され晩年まで推敲が繰り返されたが、賢治の死により未定稿のまま残されることとなった。第一次稿から八次稿まで、3度の改稿があったことが明らかとなっている。

 その謎めいた輝きは今なお多くの研究者や表現者をも引き付けている。漫画界の異才ますむらひろしもその一人。

 ますむらひろしは1952年、山形県米沢市生まれ。『ヨネザアド物語』『アタゴオル物語』などの代表作のほか、1983年からは宮沢賢治の作品を多数漫画化し、その功績により2001年に宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞している。1985年には杉井ギサブロー監督により『銀河鉄道の夜』がアニメ映画化。『銀河鉄道の夜』を語るうえで欠かせない存在となっている。

 そんなますむらが四次稿に挑んだ最新作『銀河鉄道の夜・四次稿編』(原作・宮沢賢治、作画・ますむらひろし)は全4巻・約600頁からなる大作。本展では、そのうち既刊の第1巻・第2巻の漫画生原稿と創作資料、メモ、ラフスケッチなどを展示。ますむらひろしによる「銀河鉄道の夜」の世界を紹介する。

 信仰と大地と共に生きた宮沢賢治と、独特のファンタジーと猫のキャラクターで知られる漫画家ますむらひろし。それぞれの世界観が交錯し、昇華された美しくも切ない物語が読者を銀河鉄道の旅へといざなってくれる。

わさお、ウニちゃん…木彫彫刻家はしもとみおの動物たちが集まる「時をかけるケモノたち」展

2023.02.04 Vol.Web Original

 三重県北部の古民家のアトリエで、実際この世界に生きる、または生きた動物をモデルにその子にもう一度会えるような彫刻を目指す木彫り彫刻家のはしもとみおさん。はしもとさんの個展「はしもとみお 木彫展 -時をかけるケモノたち-」が、中央区銀座の「ギンザタナカ」銀座本店 5階ホールにてスタートした。

国宝「聖徳太子絵伝」が原寸大パネル、8K映像に!東京国立博物館「デジタル法隆寺宝物館」

2023.01.31 Vol.Web Original

 奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物300点あまりを収蔵・展示する「東京国立博物館」の展示館のひとつ「法隆寺宝物館」(東京都台東区)。同館 中2階に31日、通年で鑑賞できる新たな展示室「デジタル法隆寺宝物館」がオープン。同日から7月30日まで展示される国宝「聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)」のグラフィックパネルをはじめとする展示が報道陣に公開された。

伊藤万理華の個展が2年ぶり3度目の開催『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』

2022.11.17 Vol.web Oiginal

 アイドルグループ乃木坂46を5年前に卒業し、ドラマ、映画などの女優活動を中心に活躍する伊藤万理華。
 写真やファッションなどのクリエイティブな活動も注目されている彼女は、2017年「伊藤万理華の脳内博覧会」、2020年「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」といった展覧会を開催し話題を集めた。

 そして、伊藤万理華による展覧会三部作の最終章として渋谷パルコで『LIKE A EXHIBITION LIKEA』(2022年12月2〜19日)を開催することが発表された。​

岡本太郎の史上最大のスケールの大規模回顧展! 貴重な“里帰り”作品も「展覧会 岡本太郎」

2022.10.17 Vol.752

 昭和を代表する芸術家・岡本太郎の最初期から晩年までの代表作・重要作を網羅する、史上最大のスケールの岡本太郎回顧展。岡本作品のほぼすべてを所蔵する川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館の全面協力のもと、主要な代表作・重要作が勢ぞろいするほか、国内各地の美術館からの出品作品を加え、岡本芸術の全容に迫る。

 18歳でパリにわたり、芸術家を目指した岡本太郎。そのパリ時代の作品を主に紹介する第一章では《空間》、《傷ましき腕》、《コントルポアン》(東京国立近代美術館蔵)という代表的初期作品4点を一挙展示。

 さらに、パリから帰国後、日本美術界の変革を掲げ「夜の会」を結成。前衛芸術運動にまい進した時代の代表作、《太陽の塔》につながる縄文時代や呪術的なエネルギーに触発された作品群、そして「芸術は大衆のもの」とした岡本太郎の既成を超越した想像力が、広く人々に大きなインパクトを与えたパブリックアートやオブジェなど、まさに岡本太郎芸術の真髄に迫る内容となっている。

 また、本展では、太郎の初期の表現にふれられる貴重な絵画のひとつ、《露店》(1937/49年、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館蔵)の出品も決定。岡本太郎が芸術家としての基盤を作った1930年代のパリ滞在期の作品は、戦災ですべて焼失し、当時の作品の内容は、1937年にパリで発刊された初めての画集『OKAMOTO』(G.L.m.社)に掲載のモノクロの図版と、戦後に太郎自身が再制作した4点からしか伺うことができない。今回展示される《露店》は、1983年に太郎本人によりグッゲンハイム美術館に寄贈されて以来、日本国内では実物を見ることができなかった貴重な作品に出合える機会をお見逃しなく。

現代アートの巨匠、ついに東京の美術館で大規模個展開催「ゲルハルト・リヒター展」

2022.07.29 Vol.751

 

“現代アートの最高峰”ゲルハルト・リヒター。日本では16年ぶり、東京の美術館としては初となる待望の大個展。

 ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、具象表現や抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組み続けてきた。

 本展では、近年の最重要作品とされている、4点の巨大な抽象画からなる作品、《ビルケナウ》(2014年)が日本初公開。同作は一見、抽象絵画に見えるが、その下層には、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で囚人が隠し撮りした写真を描き写したイメージが隠れている作品。1960年代以降、ホロコーストという主題に向き合おうと試みながらも断念してきたリヒターがついにたどり着いた達成点にして転換点ともなった作品。絵画と全く同寸の4点の複製写真と大きな横長の鏡の作品(グレイの鏡)などを伴って展示され、1枚の抽象画を鑑賞するというより、ある歴史と対面しているような感覚を覚える空間となっている。

 他にも、鏡やガラスを素材とした作品に他の作品が映り込むなど、見るたびに異なる様相が現れる展示構成となっており、改めて“ものを見る”とは何か問われる体験ができる。

 今年、90歳を迎えたリヒター。彼が手元に置いてきた初期作から最新のドローイングまでを含む約110点によって、一貫しつつも多岐にわたる60年の画業を紐解いていく。

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