“本との新しい出会い、はじまる。” をキャッチフレーズに、本に関わる人が一丸となって「読書」を盛り上げる秋の読書推進月間「BOOK MEETS NEXT」キャンペーンが10月27日、全国の書店にてスタートした。
【TOKYO HEADLINEの本棚】カテゴリーの記事一覧
マグロってどこからくるの?サカナブックスで『おさかな学』鈴木允さんトークイベント
新宿区愛住町の魚に特化した本屋「SAKANA BOOKS(サカナブックス)」にて20日、『いただきます!からはじめる おさかな学』(リトルモア)刊行記念イベント「夏休み!おさかな自由研究をしよう~君はこの夏、マグロ博士になる!?~」が開催された。
「本当の息苦しさも知らない癖に」主人公の心の声が突き刺さる『ハンチバック』
遺伝性の筋疾患により、右肺を押し潰すように背骨が極度に湾曲した主人公の井沢釈華。両親が遺したグループホームの十畳ほどの部屋で、コタツ記事ライターとして風俗体験記を書いてはバイト代を寄付し、SNSで〈妊娠と中絶がしてみたい〉などと呟く日々。ある日、ヘルパーの男に個人アカウントを特定され……。
自身も先天性ミオパチーを患う著者のデビュー作。 “<head>” で始まる出だしから一気に読ませ、自らを〈ハンチバック(せむし)の怪物〉と称す主人公の
〈息苦しい世の中になった、というヤフコメ民や文化人の嘆きを目にするたび私は「本当の息苦しさも知らない癖に」と思う〉
〈私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること、——5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズモを憎んでいた〉
〈生きれば生きるほど私の身体はいびつに壊れていく〉
という心の声が突き刺さる。第128回文學界新人賞、第169回芥川賞受賞。
“アニソンの神” 梶浦由記、初の全曲詩集に「こんなに言葉って人が出てしまうんだな」
音楽プロデューサーの梶浦由記が29日、都内で活動30周年記念歌詞集 『空色の椅子』(飛鳥新社)出版記念イベントを行い、囲み取材に応じた。
神田伯山、講談界への貢献度は「絶大」夢は「エロ講談 “大石主税の初夜” 残さないと」
新宿末廣亭にて21日、講談師・神田伯山の新刊『講談放浪記』(講談社)発売記念記者会見が行われた。2020年に真打に昇進し、六代目神田伯山を襲名した伯山は “今、最もチケットが取れない” 人気講談師。伯山襲名後初の書籍となる『講談放浪記』は、文芸誌「群像」にて2021年~1年間にわたった同名連載を大幅に加筆してまとめたもの。
Jr.EXILE集結の『BATTLE OF TOKYO』のwebtoon連載開始 『BATTLE OF TOKYO 覚醒のルプス』
Jr.EXILE世代のグループによる総合エンタテインメント・プロジェクト『BATTLE OF TOKYO』のwebtoon『BATTLE OF TOKYO 覚醒のルプス』の週間連載が26日からLINEマンガでスタートする。初回は8話までを一挙配信される予定だ。
壮大な『BATTLE OF TOKYO』の物語につながっていく完全書き下ろしの新作ストーリー。THE RAMPAGEを架空都市「超東京」でキャラクター化した「ROWDY SHOGUN」が誕生するまでを描いた熱い男たちの物語で、超東京の六本木を舞台にした壮絶なバトルアクションだ。超東京の地下深くにある世間から隔絶された違法の格闘技場に突じょ現れた若きファイター「ルプス」は、強敵を次々に撃破して勝ち上がっていく。次々とライバルたちが現れて……。
脚本は大ヒットアニメ『PSYCHO-PASS』シリーズや『バイオハザード:デスアイランド』を手掛けた深見真が担当。またwebtoon史上初、モーションキャプチャを活用した迫力あるバトルカットなどにも注目だ。
『BATTLE OF TOKYO』は、LDHが新たに創造する次世代総合エンタテインメントプロジェクト。架空の未来都市「超東京」を舞台に、GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZらJr.EXILE世代のメンバーが集結し、一人ひとりが自ら創造したキャラクターがバトルを繰り広げていく。
『BATTLE OF TOKYO 覚醒のルプス』は、LINEマンガ、ebookjapanにて7月26日連載開始。以後毎週水曜日更新予定。
もっふもふで人気!世界最古の猫「マヌルネコ」初のビジュアル図鑑『マヌルネコ 15の秘密』
ネコ科の動物で最も古い約600万年前から存在し、 “世界最古の猫” といわれる「マヌルネコ」。
「鬼滅の刃」「まどマギ」 “アニソンの神” 梶浦由記が全曲詩集『空色の椅子』発売!
「鬼滅の刃」「魔法少女まどか☆マギカ」など、数々の人気アニメで主題歌や劇伴を手掛ける音楽プロデューサーの梶浦由記。今年7月で活動30周年を迎える梶浦が7月18日、初の全曲詩集『空色の椅子』を飛鳥新社から出版することが発表された。
泉房穂前明石市長、岸田首相に「国民の生活の大変さを分かってますかと聞きたい」
前明石市長の泉房穂氏が27日、著書『政治はケンカだ! 明石市長の12年』(講談社)出版記念記者会見を「ブックファースト新宿店」にて行った。
【オススメBOOK】今すぐ読みたい話題の本!水野しず『親切人間論』
「ミスiD2015」グランプリを経て、現在はPOP思想家、イラストレーター、コンセプトクリエイターなどとして活動する水野しず。
【書評】「私の中のくもをさがす」高橋久美子、西加奈子の新刊『くもをさがす』を読む
直木賞受賞作『サラバ!』をはじめ『さくら』『i』『夜が明ける』などで知られる作家の西加奈子さん。新刊『くもをさがす』(河出書房新社)は2021年のコロナ禍、滞在先のカナダで乳がんを宣告されてからの約8カ月間を克明に描いた初のノンフィクション作品だ。
音楽活動を経て現在は作家・作詞家としてエッセイ、小説、絵本、歌詞などさまざまなジャンルで文章を紡ぐ高橋久美子さんは本書をどう読んだのか。